紙の本
ちょっと悲しい
2018/11/06 12:49
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投稿者:ちひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
刀根里衣さんの絵と色が大好きです。ふんわりしたやさしい感じの鳥と、ちょっと切ない表紙が印象的でした。
みんなは上手にできるのに、自分だけできない。
ぼくだけできないことが、たくさんある。ちょっと工夫したら、ぼくにもできるかしら。それでもみんなみたいにはできない。
どうしてぼくだけ、上手にできないんだろう。
でもこんなぼくでも、できることがある。
きっととりさんにはハッピーな終わりなんだろうけれど、ちょっと悲しい気持ちも残りました。
紙の本
自分にもできることがきっとある。
2016/11/27 21:57
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
殻を割ることも、木の実を取ることも、飛ぶことも、歌う事も何もできない鳥がいました。
何もできないことを悩んでいましたが、ある日自分にもできることを見つけます。
他の人が出来ることが自分は出来なくても、きっと何かがある。
そんな希望にあふれた絵本です。ラストはちょっと悲しいけど。
絵はとっても美しい、とってもメルヘンな絵本です。
紙の本
別の結末もあったのでは?
2016/10/19 23:20
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投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の方の、あれこれが「できない」というところ、
そして道具を使ってどうにかしようとするところは、
可愛らしい絵も手伝ってほっこりします。
特に風船を体にくくりつけて飛ぶ姿なんか最高です。
それだけに物語の閉じ方が悲しすぎる気がします。
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みんなは何でも上手くできるのにぼくには何にもできない。みんなと同じようになろうといろいろ努力するけれど、うまくいかないとり。でも彼にも誰かの役に立てることがあった…。繰り返される自己否定の先にあった強烈な自己肯定。きょうだいの中で彼だけ尾っぽの先が花になってるのが意味深。
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つられている鳥が可愛くて手に取りました。なんにもできないと思い込んでいる鳥がようやく役目を与えられ、自分に出来ることを見つけます。けれど結末は何だか自己犠牲のようで受け入れられにくいものでした。人により受け取り方が変わるのでしょうが...。どちらかというと大人向けの絵本に感じました。
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とにかく絵が美しい!
絵を眺めるだけでもいいくらい。
しかし内容も良くて切ない。
他の絵本も制覇したい!
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やわらかいタッチで描かれる、「なにもできないとり」のお話が、あたたかくて、やさしくて、残酷で。いわぬるメリーバッドエンドだなあと思いますが、きっと、あのとりにとっては幸運なのでしょう。
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「ぴっぽのたび」の作者である刀根里衣さんの作品です。
何をやっても上手くいかない不器用なとり…実はこれは自分のことだったそうです。でも何も出来なくても必ず誰かの役に立てるはず〜とひたむきに頑張る姿が、とてもけなげで心をふるわせます。
この本を手にしたイタリア人編集者がページを閉じたとたんに出版を決めたという感動作です。
優しいタッチの絵が後半にとても力強く感じたのは私だけでしょうか?
生きるとは何か、幸せとは何かをもう一度考えさせてくれる本です!
#なんにもできなかったとり
#刀根里衣
#ぴっぽのたび#絵本K
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何もできない不器用なとり。
努力をするも実を結ばず…
そんな不器用さんでも、人の役に立てること、輝ける場所はあるんだよ!と。
切なくもほっこりとやさしい絵と文体ながら、力強いメッセージを感じました。
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絵本。
何をやっても自分は他のとりみたいにできない。
何もできないと思っていた一羽のとり。
でも花を守ることはできた。
この本から自分ができないことを努力してできるようになることも大切なことだけれど
できることに目を向けて生きることで、自信もつくし幸せを感じられると思った。
イラストのタッチもふんわりしていて優しく心温まる作品。
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イラストがかわいい
でもどこかやるせない気持ちになるお話
木になるのはいいこと?
ダメな子はそのままではずっとだめな子で
おわるのかな
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最後のラストがなんと言っていいのか分からない気持ちになってしまった。
子ども達もちょっと困惑気味で。
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5羽のきょうだいがみんなできるのに、頑張っても、道具とか工夫しても、どうしてもうまくできない「とり」。「みにくいアヒルの子」のような悲しみと無力感が、切ないです。可愛い無表情に近い絵ですが、「とり」の気持ちが滲み出ています。
置き去りにされて、「なんにも上手にできない」ことを逆にとらえると、ただそこにいることが「できる」ということが分かりましたね。
「ただそこにいる」、そのことって、意外と誰かの役に立つ可能性があるものなのですね。生きる意味とか価値もそこにあるのでしょう。