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宮本常一の傑作『山に生きる人びと』と対をなす、日本人の祖先・海人たちの移動と定着の歴史と民俗。海の民の漁撈、航海、村作り、信仰の記録。
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宮本常一『海に生きる人びと』読了。
これを電子書籍で買ったことが大きな間違い。
ただなんとなく漠然と読んでいると眠くなってしまいましたが、
目的をもって読めば学術的にとても意義深い書籍だと思います。
特に、江戸時代前後の人々の活発な動きが描かれていて、司馬遼太郎『菜の花の沖』を読んでも思うところですが、当時の人々の交易の豊富さが描かれて、
一般的に言われている「鎖国=停滞」という歴史観に風穴をあける書籍だと思います。
が、電子書籍ではなく、紙で読むべき一冊。
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陸に住む者に比して、異質な文化、生活体系を持っている(持っていた)海に生きる人びと・・・。宮本常一 著「海に生きる人びと」、1964.8刊行、2015.7文庫化です。造船、海運、漁業の歴史ではなく、船をつくり、船を乗りまわし、魚をとった人たちの歴史を明らかにしたものです。瀬戸内海沿岸で育った私ですが、確かに、船を家にして学校に通ってた生徒がいました。瀬戸内海が穏やかで一年中漁稼ぎができるからでしょうね。時に海賊(水上水軍)としても出没したようですが~。九州北西、志摩、房総半島など海人漁村も詳しい記述が。
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面白かった……。日本に暮らしてて普段意識しなかったこともこの本を読んでようやく認知できた。入れ墨についての話がすごく興味深かった。
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あとがきに書かれているように日本人の多くが海に関して無関心だという、そのせいか、散文的に感じて読みづらくずいぶん時間がかかってしまった。
エビス神が漂着神としての性格をもつというのは興味深い。
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海人の歴史、日本人と海の関わりが歴史とともにどう変わってきたか、今治や泉州など海人の多かった地域に繊維業が賑わった経緯など興味深い内容だった
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海を生計の糧として、ときには船の上に住まった人々は、どこからきてどこに行ったのか。「海に生きる人びと」の歴史をたどった著作。