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看護学生の苦悩と奮闘を綴った青春小説
いつまでも白く生きていくことは、とても難しいけれど、自分で決めた生き方に
前を向いて頑張っていきたいと思いました。
主人公の瑠美、親友の千夏は勿論のこと、他の脇役からも、胸に響く台詞がたくさん綴ってあり、とても素敵な小説だと思います!
遠野さんの結末とか、他にも幾つかとてもショックを受けた場面もあったけれど、綺麗事だけでない、現実的な話だからこそ小説を読みながら、たくさん考えさせられました。
出会えてよかったと思います♪
看護師さんだけではなく、これから社会に出て働く人たち全員に読んで欲しいな!
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不本意ながら看護学校へ進学した気の強い女性、木崎瑠美。
彼女の看護学校在学3年間の物語。
学生生活、同僚との別れ、意見の衝突、友達、恋愛、患者との出会い、医療の中での矛盾などナド。
主人公を含め、主に4人の女性看護学生に焦点が当てられている。
その4人とも性格や行動が大きく違うのだけど、誰も何か大切なものを持っている。
それゆえに・・・信じられない行動もされているのだけども。
特に実習中の話が大きい。あと、教師や指導者との対立。
僕も医療系専門学校の卒業なので、非常にリアルな感じで読むことができた。
所々に学生目線での疑問や行動などが、真摯に突き刺さってくる
また、物語はラストまで見逃せないので、ワクワク(ソワソワ)して読むことができる。。
看護師さんはもちろん、医療現場で働く人たちにお薦めの書。
学生の頃に持っていた思いなど、掘り起こされるだろうと思う。
ちなみに
著者は、報知新聞社を経て、その後にタンザニアの大学に留学、そして慈恵看護専門学校で学び卒業。つまり彼女自身も看護師(資格を持つ人)。
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内容(「BOOK」データベースより)
大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験を頑なな心を少しずつ変えていく…。揺れ動く青春の機微を通じて、人間にとっての本当の強さと優しさの形を真っ向から描いた感動のデビュー作。
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看護学校を舞台にした青春小説。
一言で言ってしまうと、そう。おもしろい。
女性の視点で語られることば、
自分が知らない看護(医療)の世界、
いろんな理由があると思うけれど。
やっぱり。
自分と向き合って人生を懸命に生きる4人の中心人物が描かれていること。
そこが一番かな、と。
エネルギーが湧いてくる。
彼らに負けてらんねーな、と思わせられる。
(そこがダメなんですけどね。改めてそう思わないくらい、普段からがんばっとけよ、と。)
あとは、解説を読んで知ったんですが、
著者のプロフィールがおもしろいな、と。
きっと、その都度いろんなことを考えて選択してる人で、会って話してもおもしろいんだろな。
あらためてタイトルを見ると、本の内容とすごく合っていて、しっくりくる。
そんな印象です。
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みずみずしいと感じる。
看護学校を舞台に描かれる物語りなんていうと月並みになってしまうんだけど、前へ前へと進んでいく力強さみたいな、勇気みたいなものをもらえる感じ。
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娘が貸してくれた本。
看護学生の日常が描かれていて、病院の天使になるには大変なんだなと改めて思った。
学べることの嬉しさ、働けることの喜びをまた思い出した。
主人公とその親友の今後の物語も読んでみたい。
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人生に挫折はつきものである。大切なのは、挫折を味わった後、どう考え、どう行動したかである。
不本意ながら看護学校に進学した瑠美。いつ辞めようと思いながらも、同級生との出会いや死に直面する患者の看護実習を経験して、人として本当の強さを身につけていく。
同じグループの千夏や遠野、佐伯もそれぞれの挫折を経験して、それぞれの新しい人生を歩んでいく。
人生に正解はない。しっかり前を向いて歩いていこう。そんなメッセージが伝わる作品だ。
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大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験が頑なな心を少しずつ変えていく…。揺れ動く青春の機微を通じて、人間にとっての本当の強さと優しさの形を真っ向から描いた感動のデビュー作。
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看護学校での三年間。主人公の周りの人物は、主人こう以外学校を辞める。(一緒に入学した人の6割が卒業したらしい)。千夏はもったいない。あと少しで卒業だったので世の中の汚い部分には目をつぶって、とりあえず看護師の資格をゲットしとけばいいのに。そうしたら世の中全然生きて行きやすくなるのに。やはり社会に出てないとそこらへんがよくわからないので誰か社会人でいってくれる人が身近にいたらよいかと思う。
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ヒロインが高校卒業したばかりの19歳、3年間の看護学校生活を通しての物語は甘酸っぱい青春時代を思い出した。瑠美と千夏の関係は羨ましい。お互いに自分のない性格に惹かれて相性はいいのだろう。恋愛は2人とも実ることはなかったけどまだまだ若い2人、今後も沢山の出会いがあるだろう。千夏が卒業できなかったことがなんともやるせない気持ちになったけど、きっと彼女はこの先の人生を真っ直ぐに行きていくのだろう。でも…2人で卒業して欲しかった
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読み始めてすぐに願いを抱く。でもその願いはもちろん叶わない。それぞれの選択、人生。
表紙の女性が主人公のイメージぴったり。
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評価は4。
内容(BOOKデーターベース)
大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験を頑なな心を少しずつ変えていく…。揺れ動く青春の機微を通じて、人間にとっての本当の強さと優しさの形を真っ向から描いた感動のデビュー作。
大学とは異り様々な事情のある人が目指す専門学校だがら尚更途中で辞めちゃう人、辞めなきゃならなくなる人が多いんだろう・・・看護師になるまでの頑張りが書かれていてほっこり読めるが、最後の最後に言いなりになれず辞めてしまう千夏には今ひとつ理解出来ず。
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主人公の瑠美が、大学に行けなくて滑り止めだった看護学校に通う、若かりし頃の自分に似ているところもあって瑠美の大学生に対する嫉妬と葛藤がすごく共感できた。
妹も看護学校に通っていたので内容がすごくリアルできっとこんな感じで看護師になったのだなと思った。
瑠美を取り巻く友だちはみんなそれぞれの目標で看護学校に入り、免れない現状にぶち当たりそれぞれ辞めていく。成長し続ける瑠美の強さは圧倒された。こんな風に強く行きたい。
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読み始めは、いけすかない主人公だなと思っていた。でも、それはどこか自分に重なる部分があったからなのかもしれない。この主人公、とっても不器用なのだ。そして、「歯に着せぬ物言い」をしてしまう人なのだ。ここまでハニキセヌモノイイはできないけれど、なんだか刺さる。本意ではないけれど、縁があったところでこんなはずじゃなかったと思いながらも日々の学びに真摯に向き合う姿は素晴らしいと思う。特に看護実習が始まってからのお話はいろいろ考えさせられた。
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大学受験に落ち、仕方なく通い始めた看護学校。その毎日は多忙で厳しい。いつ辞めようかと思いながらの日々の中で向き合う生と死。病院の中にある常識と正しいと思うことのズレ。現実を突きつけられるなかにあって支えになってくれる友人、仲間。その存在の大きさ。ひとりの生と死に向き合うことで感じるたくさんのこと。仕方なく通い始めた学び始めた看護のことが人と接することで変化していく様子がとてもよかった。病院内での描写にリアリティを感じられて緊張感があったりして引き込まれていた。
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大学受験に失敗し、看護学校に通うことになった瑠美。看護師を夢見る元気いっぱいの千夏や、何やらわけありの遠野、医学生の拓海やスポーツマンの瞬也と関わりながら次第に看護師になるべく成長して行きます。皆んなが皆んな決して順風満帆ではないけれど、それぞれの道に進んで行く姿に感動。