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殺人の描写が残酷で読者を選ぶだろうけどそれでも面白い。
ただ「その女アレックス」より先に翻訳してほしかった。
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こちらがシリーズ一作目だが、先に「アレックス」を読んでいるのでオチが分かってしまうのは辛い。
ただ、それを差し引いても練られたプロットは見事で、1章から(異常に短い)2章に移ったところで景色がガラッと変わる辺りは本当にうまい。
オチが分かっていても最後まで読ませる、この文章力は見事で、比喩・暗喩・例えがうまく文章が洗練されている。
もう一度「アレックス」を読み直そうかなぁ。
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最後の最後での,この仕掛けに脱帽.本作の精神的土台が各種文学作品であり,文学に対するある種のオマージュを成そうもする姿勢も確かに感じられる筆致である.衝撃のデビュー作という宣伝文句に偽りなし.あなたが,先に刊行された“その女アレックス”を未読であれば,本来の刊行順である本書から読まれることをお勧めする.
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◆◇◆読後感が最悪です◇◆◇
『悲しみのイレーヌ』 ピエール・ルメートル
『その女アレックス』において日本国内のミステリーランキングを総なめにしたピエール・ルメートルのカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ最新作。実際は母国フランスではこちらが先に出版され第1作になっています。
『~アレックス』の中で最後が語られていることもあり、どうなるのか…は理解しながら始めましたが、その展開の素晴らしさに悔しいですが読み進めずにはいられません。根底に流れる異常な悪意、読後感の悪さ、そして、圧巻のどんでん返しなど、間違いなく心に残る作品だと僕は思います。
引き続き上司ル・グエン、金持ちのルイなど個性的な仲間達も登場し展開を盛り上げてくれます。できれば先にこちらを読んだ方が主人公の苦悩などがよくわかっていいですね。
次回作が楽しみですが、なかなか覚悟のいる作品。早く、翻訳頑張ってほしいですね~。
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その女アレックスを読んだので購入した。
猟奇殺人の目的のために主人公の警部の身重の奥さんに
危険が迫る。
ストーリーは凝っていて犯人が判明したときそうかと思わせるが、比較してはいけないのだが、その女アレックスを読んだ後だと何か物足りない。
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読み応えがあり、面白かった。ただ、本の日本語タイトルはアカンような気がした。途中でなんとなくイレーヌの顛末が見えてしまった。
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『その女アレックス』で活躍したカミーユ・ヴェルーヴェン警部が登場するデビュー作。評価はやや甘めの星四つ。
アレックス既読者にとっては、登場人物がネタバレそのものになっているのだが、それでも面白い。二部構成の一部目が警察ミステリの王道のような展開で、犯行の異様さとチームワークの良さがそれに加わって、中断不可能なくらいハマってしまった。
見立て殺人だと判明してから事件は急展開するが、この元ネタにミステリファンならニヤニヤするのではなかろうか。そこまでほぼ完璧だっただけに、“掟破りの大逆転”には驚いた。いろいろ意見があると思うけど、私はマイナス評価に傾いた。破壊力はあるけど粗っぽいので、困惑した感が強い。こういう爆弾の処理は日本人作家の方が巧いようにも思えるが…。
なぜ次作のアレックスの方を先に刊行したんだと不満に思ったりしたけど、読後を考えるとアレックスが先で良かったのかなと。でもやっぱり凄い作者です。フレンチ・ミステリ、ブラボー。余談ですが、久々に犯人を当てられました☆
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内容紹介
『その女アレックス』の刑事たちのデビュー作
連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。事件は異様な見立て殺人だと判明する…掟破りの大逆転が待つ鬼才のデビュー作。
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素晴らしい。第1章を読み終わった後の衝撃と興奮!「その女、アレックス」の方が評価されているのが納得いかない。こっちの方がずっといい出来。
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その女アレックス
を読む前に出会いたかったー!
今回も名前がタイトルになってるけど
もう、イレーヌが
どうなってるかは
知っちゃってるんだもん。
ふたりの会話が
ただただ愛しく悲しく心に沁みました。
早速
その女アレックス
の再読になります。
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読み終わった!
長かったけど全然飽きずに読めた
「その女アレックス」を読んだ後だったから、
イレーヌが登場するたんびにヒヤヒヤした
けど、アレックスの時にはわからなかった
カミーユの過去を知れてスッキリした
アレックス読んでるときはイレーヌについて
ん?って感じだったから、
悲しみのイレーヌ読んだ後のアレックスは
また違った感覚で読めるんだろうな!
アレックスよりも、死のドレスよりも
残酷だし、グロい。でも犯人を追って、次々に事件の進展してくのは面白かったーー!
ルメトールの作品5作中3作しか翻訳されてないらしくて、他のも早く読みたい!
カミーユの続編翻訳待ってます!
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後半のどんでん返しにはビックリした。とても意外ですごかった。アレックスよりもかなり緻密だと思う。さすが、ルメートル…と。残虐さは、すごすぎる。
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殺し方の残忍さに一歩引くところはありますが,ストーリー展開と人物描写が巧みで,ページをめくる手を止められない感じでした.救いのないことが余韻としていつまでも残る,読後感の悪いミステリーでした.
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フランスのミステリというものは初めて読んだので、やっぱり服装の描写とか見た目の描写が多くてオシャレだな〜とか思いながら読んでいたらこの作品、それどころではなかったのである。
非常にテンポ良く話が進むので口当たりが良いというか、するする読めてしまう(描写はグロめだが)。
ネタバレせずにこの作品の感じを伝えるのは難しいので、解説から一文を拝借しておく。
「脳がざわざわするミステリー」
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ほとんどの人がそうだと思いますが、「アレックス」を先に読んだのでイレーヌがどうなるのか分かっていてもハラハラしました。
ラストに向かって畳み込むような感じはありますが十分面白かったです。
でもアレックスの方が好きかな。
それにしても小説の中に実在する小説がたくさん出てきて、しかもそんな内容のものが!と驚愕するようなものばかりで、それも巧みに操るルメートルという作家の発想と筆力は「凄い!」の一言です。
他の作品も読んでみたいです。