実話小説!訴える力が半端じゃない!
2016/03/09 16:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙を見て、タイトルを読んで、それから本文を読み始めて、やっぱり!って思いました。読んでからの記憶もまだ新しい、映画化もされまた注目をあびている「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」こちらの男子学生版みたいだなって。ビリギャルも読んで相当感激しましたが、こちらも実に良かった。実話小説、やはり訴える力が半端じゃない。
友だちがいなかった。
親が大嫌いだった。
そんな少年が中学でヤンキーになり、19歳でとび職になり、これでいいと思っていた。しかしとても嫌っていた父親の頑張る後ろ姿を見て、少年の心が動いた。その瞬間から、彼の人生は大きく変わった。
世界の名門校とは、カリフォルニア大学バークレー校のことです。
彼はここで学ぶために、それこそ「起きている時間はすべて机にむかう」と決めて、途中何度かくじけそうになろうとも、最後まで頑張りきりました。
数々のエピソードに笑い、泣き、驚き、最後まで一気読みでした。
一つ、印象深いエピソードを。
バークレーという街では、学生同士が「遊ぼうぜ」と言った時には、たいてい「一緒に勉強しようぜ」という意味になるそうです。ヘェ〜すごい。
鈴木君は言ってましたね。「環境は超大事」、バークレー、なんて素晴らしく環境なんでしょ。
思い込んだら暴走タイプ。なかなかいないよ、こんな人。
2017/12/27 18:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の印象と中身が違っているようだとの書評を読んで、
手に取るか考えた。
ネット検索をかけると著者のインタビュー記事がヒットした。
とても感じのいい人だった。どうやら、本当に違っているようだと気づく。
表紙に映っている人はただのモデルらしい。
ネットでは昔のヤンキー時代の写真もアップされていたが、
そこまでひどい写真ではない。充分な雰囲気を放っていたので、
読むことにした。
読了後に最初に浮かんだ感想は、迷い込んだ迷路から脱出し、
才能を開花させ、こちらの気持ちまで高揚させてくれる一冊と思った。
もう一つついでに。表紙と同じく、中表紙の印象もすこぶる悪かった。
生意気そうなガキが、すかしたりガンをつけている写真から、
アメリカの大学のゲートをはさみ、優等生然とした写真に
切り替わっていく。
内容はせっかくの好印象の本なのに、こうしないと売れないのかと思う
とちょっと悲しい。
先にマイナスポイントを述べたが、いずれも内容には関係のないこと。
文章はこなれているし、統一感やバランス感もある。
巻末には、STORYS.JPに紹介された文章を元に、
ポプラ社によって加筆、修正されたものですと、こっそり書いてある。
だからサポートがしっかり感じられるだけに、なんだかとても損をしている
気がするのである。
作品は率直にいって面白かった。
小学校で友だちができず、孤立感を深める。
中学で完全にグレて、金髪・タバコ・喧嘩のお決まりのコース。
高校もロクなものではないが、先輩の真似をしてバイトでバイクを
買ったあたりから徐々に社会性を学び始める。
そして就職した後、ある日、転機が訪れる。
完全に相手にしていなかった父が、会社で表彰されるから
出席しろという。家族全員が招待されており、行先はなんとハワイだ。
外資系保険会社、ど派手である。
このとき目が覚めたみたいだ。学びたいという気持ちが育ち始める。
退職して専門学校、IT系企業に再就職、そして留学。
とんとん拍子にみえて、とても努力している。
この人には二つの才能がある。
一つ目。ヒューマンスキルがとても高い。
写真を見れば、人を惹きつける能力のある人ということが分かるだろう。
二つ目。努力できる才能がある。
逆に言えば、努力を努力と思わず、やって当然と思っている。
この二つの才能がうまく結びつき、今があると思う。
思い込んだら暴走タイプだけに、読んでいて楽しかった。
ヤンキー時代の反発の話から、親への感謝に気持ちが
切り替わっていく様子は、読んでいて心が豊かになる。
バークレー入試時の提出文章は胸に詰まるものがある。
実のところ、サクセスストーリーよりも、心が入れ替わっていくさまに
惹きつけられた。ヒューマンドラマとして読んでしまったよ。
人生いくつからでもやり直せる
2016/01/17 22:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店でたまたま見つけて、何故かふっと惹かれて購入。
想像以上に面白かった!
友達作りが苦手だった鈴木さんが唯一見つけた居場所は、「不良」というつるみ方。
高校を卒業後に就職をし、充実感を見出していた鳶職の仕事からの転換。
きっかけとなった父親の授賞式。ゼロからの勉強での専門学校入学、転職。からの、再びの人生の大方向転換。死ぬ気の勉強からの留学。誰よりも努力と工夫をしての勉強、UCバークレーへの入学、様々な意識と意志の高い、強い人たちとの出会い。どんどん変わっていく鈴木さん。
家族との絆や関係性、死ぬ気で頑張る人の格好の良さ、本気でぶつかれる人々との質の高い時間の共有。
何度も何度も、ボロボロボロボロ泣きました。
私も、死ぬまで一生勉強、一生成長、一生挑戦!をしていこうと思った一冊です。
超超超オススメ!
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もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと。」の話
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勉強法を編み出せ!リスニング編
よい教材はないかなあと探していて、ついにうってつけのものを見つけた。TEDトークだ。
バークレーイムズ
「ともに学ぶこと」
「社会を変えるためなら無償で知識を公開すること」
「知ったら、話して、世界を変えろ!」
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家族とも上手くいかず、地元のヤンキー同士で連み、勉強を全くしてこなかった主人公のたくや。
中学を卒業し県内で一番低レベルな高校へ行きとび職になった。
その時、父が仕事で成功を収めハワイで表彰されることとなり家族で赴くこととなる。
そこでたくやは刺激を受け父やその仕事の仲間のイキイキした姿に憧れを持った。
このとき、勉強に興味を持ち始め専門学校にいくこととなり卒業してからは企業に勤めることとなった。
しかし、自分で学ぶ必要があると感じカルフォルニア大学バークレー校に入ることを決める。
英語力が全くなかったが必死に勉強する。
勉強の方法も記載されており、自分にも試せそうなものも多かった。
そしてたくやは1日12時間から13時間勉強をし、
本当に入学することが出来た!!
しかし、日本の大学とは違いアメリカの大学は入試より卒業する方が大変。
入学した者の中でも下の方だったたくやは初めはレベルがあまりにも違うことに驚く。
その中でも自分なりに勉強をし、卒業することが出来た。
読んで思ったことは本当の本当に天才はほんの一握りぐらいで何かを成し遂げる人は
とにかくとてつもない努力をしているんだということ。
自分がかわりたいとおもって努力を続けることでなりたい自分になれるのではないかと感じることができた。
自分も読んでいるうちに勉強をしたくなった。
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somethingもわからず、アメリカに行ってみたと。人間、死ぬ気でやれば何でもできる。
勉強方法についても書かれているので、勉強のやり方が分からない人は参考にしてみるといいかも。
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本人が書いたSTORY.JPの記事を基にした本。
本人がどんなところが転機となってバークレーに入学し卒業したかが書かれています。
たった5年で成果を出せる実例です。
見習うべきことはたくさんあります。
お父さんもすごい。見習わなくては。
是非、読んで自分も変わることが出来ると勇気づけられてください。勇気だけではだめですが。
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何だか圧倒されたわ〜〜。勉強は努力で出来るのかもしれないけど、このモチベーションを保つのは努力では出来ないかも。
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184)リスニング勉強法
TED(TechnologyEntertainmentDesign)
①トーク動画から使えるフレーズを選ぶ
その段落全体を書き出す
②知らない単語を調べる
③段落をシャドーイングで暗記
④1日30分ぶん位修得
204)カレンダーに勉強時間を色分け可視化
夕食後の勉強×英語ライティング◯数学
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ヤンキーがアメリカの名門大学のカルフォルニア大学に留学する話。
学生時代は警察に補導されていた人があるきっかけを通して、アメリカの大学を目指す。進学を通して、むちゃくちゃだった家庭が再生していく。
読んでいて私も頑張ろって思える本でした。1日10時間以上勉強していて、時間管理方法とかはためになって、マネしてみました。具体的にはグーグルカレンダーに自分がした勉強内容を30分単位で書き込んでいきます。後から見返したときにどれくらい勉強したかが明らかになります。ハードだったので、一時中断してしまいましたが、また続けていけたらと思いました。
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自分の生い立ちからすべてをさらけ出して書かれている真摯な姿勢にまず引き込まれる。
ひとつひとつ手探りで、遠回りをしていた道筋を修正していく。
その生き様は、まったく違うようでいて父親とそっくりだった。
勉強こそ遊びという環境に強く憧れる気持ちを再確認させてくれてありがとう!
私もこれから手探りで、あきらめず本当に自分が望む環境に少しでも近づけるよう努力しようと思います。
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[学校]
小学校の図書室でふと見つけた本。こんな本の存在、知らなかった!まぁ探せばいくらでもあるのかもしれないけど、恐らくビリギャルの男版だよな、表紙絵の作りと題名からして、もしかしたら同じ出版社??
とりあえず世界の名門大学がどこなのか、バカヤンキーがどれほどのものなのかとその場でめくってみると、どうやらビリギャルよりも下を、そして上に行った感じの本で同様の興味をもてそうだったので、借りてきて、その日のうちに一気読みした。
■筆者の経緯
24歳から5年、29歳で大学を卒業したいと考え、まずは東大を調べたが1年で入学は無理、留学すれば現地の2年制大学→3年次からUCバークレーに編入することで可能かも、と計画。春と秋に始まる2年制大学(コミカレ)には、6月に集中講座が始まる語学学校で、契約終了の2月中旬までに上から2番目のクラスに昇格できれば入学できるので、6月に渡米。けれども渡米1w前に"something"すら中学レベルの英単語がわかっていない、ひいては"形容詞"という日本語の意味も分からないような状況での最低レベル(2)→最高から2つめのレベル(5)まで昇級しなくてはならなかった。
■超初級からの英語学習法1<語学学校時代>
・英検3級レベルの単語を覚える。
・文法の基本を覚える。
※沢山例文を読むとか、浴びるように英単語を聞けばいいというのは、中学生レベルくらいの基本ができている人間だと思う。
↓
文法ドリルの例文が少しづつ読めるようになってきたら、下記の二冊で文法を学びながら、表現力と読解力もアップさせた。何より問題数がちょうど良いくらいの分量だったから、「一冊すべてやりきる」達成感がよかった。
・「スワンとウォルターのオックスフォード実用英文法」のパートA&パートB
↓
下地ができたころ、レベル5のクラスに到達し、勉強内容も文法や単語中心→リーディングやライティングが増え、用意していたTOEFLの教材も頭に入るようになった。
※最高のレベル6でもバークレーの授業は聞き取れない。当時TOEFL60/120点でも到底無理。
■超初級からの英語学習法2<コミカレ時代>
12科目の一般教養全てで高得点が必要だったが、最初のセメスターでは編入に必要なクラスは一つも受講できないレベルで、ESL(English as a second language)の最上級コースを二つ受講&数学講義も初歩レベルから、と言われた。
ネイティブによる授業での英語力の低さ、また日本と異なる授業でのフォローの少なさ(宿題採点すら成績に反映される)から苦労し、まずは英語力をさらに上げようと、語彙力アップを試みた。
・単語本の覚えるページを開いて、知っている単語に黄色のマーカーを引く。
・付属のCDを聴きながら、知らない単語の発音とスペルを一致させ、意味を想像しながら小声で音読し、暗記する。
・ページの8割くらい暗記できたら、次のページへ進む。
『TOEFLテスト単語3800(旺文社)』を、最低1ページ/日以上暗記し、20分、1時間後に復習する。その後も一日かけて複数回思い出す。
次にリスニングアップのために、聴くだけでOKな教材とか、ABCニュース���聴いたりしたが、TEDトーク(TED=Technology Entertainment Design という名前のNPO団体)という、独創的なアイディアを持つ人によるプレゼン動画のネット配信(動画再生できるクリック可能な字幕つき)に行きつき、下記のような勉強法を1日30分くらい行ったら2週間ぐらいで耳が変わった。
・使えそうなフレーズを選んでパラグラフ全体をかき出し、不明単語を調べて暗記する。
↓
・シャドーイングを繰り返してパラグラフ全体を暗記したら、音読の練習を数十回行う。
↓
・最後に登壇者になりきって、ここで初めて動画を見ながら音読をする。
ライティングは幸運なことに読み書きスキルの高い現地友人に毎週のように作文添削をしてもらえたことでスキルアップした。
勉強法としては、最低でも6時間はねないと自分の体がもたないとわかり、効率性を高めるために始めた逆カレンダー(行動記録)をとって可視化したら、勉強と関係ない「赤」の時間が多く、勉強している「黄色」の部分も時間帯によってはかどる勉強の種類があることがはっきりした。筆者の場合は、Max14H/日、実質12-13時間が勉強時間。但し残る2年間、勉強量が10時間を下回る日はなかったはず。
また、効率の良い勉強スタンスとしては、下記の3つが金字塔となった。
・すでに覚えたことの復習には、時間を割かない。
・人に教えるつもりで授業を聞く。
・テストが始まる寸前まで復習をする。
長期休みにはムークス(MOOCs)やカーンアカデミー(Khan Academy)のような、ネット配信型の無料公開講座を活用し、さらに課外活動として、日本からアメリカへの留学を希望する人たちへの情報発信をする学生団体(Off and On)も設立した。
リフレッシュには、笑いと5分間の超短時間昼寝。
最終的にバークレーに受かったのはコミカレ時代の右肩上がりの成績(序盤の成績の悪さから、GPAは合格ラインスレスレだった)と、こなしていた課外活動、そして、パーソナルステートメント(①自分自身の素質や才能、②これまでの人生での経験や成果、③願書で説明しきれなかった魅力)の内容。当初は元不良→とび職→IT企業での営業という経歴を面白おかしくアピールしようとしたが、最終的に「自分がなぜ頑張りたいのか」を突き詰め、家族への感謝とそれに対する返し、卒業後には家族を援助し、支えるために人生をささげたいと書いたこと(これは就活に通じると思う。際立つ自己紹介以上に、「何をしたいか」「何ができるか」を突き詰めて売り込むアピール文作成を思い出さされた。)がポイントとなった。
■バークレーでの授業
発音を気にしすぎて言い回しが拙くなっていたりして、発言に枷が生じた。授業では"プロのコンサルタントのつもりで、不明確な表現と日常会話っぽい単語は禁止"だった。同じ海外留学生である中国人などを参考に、気を引き締めた。けれども授業のスピード感についていけず、読書課題(週6-8冊)が多すぎて読み切れなかったためにディスカッションについていけなかったりした。地頭が無理とあきらめかけていた。
↓
ダイバーシティ環境に身をおいて自分の甘さを再度思い知り、「授業を理解しきる」力を養うために、下記の三点を意識した。
・予習の徹底として、事前にシラバスを参考にして、教授が講義で話しそうなことを具体的に予測し、ネットで調べて大量のリンクを読みながら予備知識を増やしてから授業に臨むようにした。
・「発信する」つもりで聞く。
・質問をする。
・ライティングでは「相手を見る」。「誰」に「何」を伝えるかを最初に考える。
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近頃自己啓発本は読まなくなったんだけれども、元々知っていたこともあり衝動買いで購入。勉強の休憩がてら読み終えてしまった。鳥肌が止まらない。
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ビリギャルも読んだことがあったがやはり著者の人生が凝縮されたような内容だった。
ビリギャルが彼女を教えていた教師が書いた本なのに対し、こちらは本人が著者となっている。
どれだけの時間を勉強に費やし、どんな心持ちでやって来たかがよくわかる本。
死ぬ気でやる、という言葉の重みを感じる一冊で、とてもよかった。