0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半は好古、後半は真之と、ここに来て主人公達の物語が着々と進み始めた。
海でも陸でもロシアの長である彼らを、性格ごと無能呼ばわりしているのは、負けたから当然の事かもしれないけど、だからこそ日本が勝ったのは、ただのラッキーな話で、それに図に乗り後の戦争を行うべきではなかったと言われてるような気になった。
友好国にも見捨てられたロシア船。
この戦争は第0次世界大戦かもしれない。
日本とロシアだけが戦ったのではなく、他の国の思惑に踊らされてるだけのような気が読了して感じられた。
投稿元:
レビューを見る
枯渇し、戦争継続すら危うくなりつつある日本。奉天を中心に守りを固め、日本の疲弊を待とうとするロシア軍へ捨て身の包囲戦を展開する日本軍。地上戦クライマックス、奉天会戦を描く第七巻。
投稿元:
レビューを見る
坂の上の雲、クライマックスへ、第7巻。
物語も終盤になると、前半の登場人物はほとんど出なくなり、東郷もあまり登場することもなく、アメリカ軍が出てきたり、相変わらずロシア軍、ロシア国内の情勢が語られ、そして日本海軍全体もしくは一部の状況が記されます。
投稿元:
レビューを見る
言うまでも無い歴史小説です。
読み返す本ってそんなに無いものなのですが、この本はまた読むことになるでしょう。
投稿元:
レビューを見る
司馬遼太郎(1923-1996)
大阪府出身。本名は福田定一。大阪外語大学卒。仮卒業で学人出陣し、戦車隊の小隊長として中国東北(満州)へ赴いた。 第二次大戦後、産経新聞などの記者として15年間勤務、1959年(昭和34年)「梟の城」で直木賞を受賞し、翌年退職、文筆に専念する。 「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞を受賞。
戦国期・明治期などを舞台にした独自の「司馬史観」による多くの長編小説、「街道をゆく」などの紀行エッセイや、アジアに眼をすえた文明批判などの対談・随筆も多い。
芸術院会員。文化勲章受賞。
投稿元:
レビューを見る
さあ、いよいよ日露戦争の勝敗を決定する、奉天の会戦。第三軍(乃木軍)の電話線?が切れて戦場で迷子になったりします。児玉源太郎など司令部は「動作緩慢すぎ。さっさと北進してくんない?」と乃木軍を急かし続けます。乃木軍キレ気味鴨緑江軍を乃木軍と勘違いしたり、乃木軍が主力と勘違いしたり、秋山支隊に怯えたりでクロパトキンは右往左往。命令にも食い違いが出てきて軍の統率がとれず、結局ロシア軍は日本軍以上の戦力をもっていながら敗走せざるを得なくなります。でも、日本には追撃する余力も残ってなかった。一方、海軍のほうは…マダガスカルを出航したバルチック艦隊はウラジオストックむけて対馬海峡経由で東北へ進行。「朝鮮半島側か、太平洋側か?それが問題だ!」日本海軍内部では甲論乙駁、秋山真之がノイローゼになります(笑)
投稿元:
レビューを見る
奉天会戦から日本海海戦前日明治38年5月26日まで。奉天会戦はたぶんにクロパキンの性格とロシア帝国官僚の思考・体質による展開と退却により、日本軍は前進するが兵力消耗激しく、砲弾底を尽く。諸外国頼みの講和機会を逸し、日本海海戦の結果待ちとなる。陣を進めば勝ちという古来から日本の考えは報道機関をして戦勝気分に、まして国民は言うべくもがな。20日間を要してインド洋横断をした司令長官ロジェストウエンスキーのバルチック艦隊はマッラカ海峡を経て仏領ベトナムカムラン湾へ入るが、英、仏、独の思惑により苦渋な航海。日本艦隊の出没情報に怯え台湾、琉球諸島を過ぎ対馬海峡へ。何処を航行してくるかの推測に秋山真之は苦悶する。
投稿元:
レビューを見る
2007/08/02 thu
陸軍のクライマックス、いよいよ奉天会戦。
ロシア軍は何故退却したのか、民族性の違いなのか、
とにかくロシア軍の行動はどうにも理解しがたいものがある。
日本軍の、たとえ1人になっても攻めていく姿勢は
よく理解できるんだけど…。
やっぱり私は日本人??w
投稿元:
レビューを見る
東郷平八郎
「やるだけの準備をととのえた以上、ばたばたしても仕方あるまい」
かっこえぇー
投稿元:
レビューを見る
ロシアのバルチック艦隊が対馬、太平洋のどちらから来るのかを推測する日本。バルチック艦隊はどちらかを経由して、日本艦隊と遭遇した場合には戦闘をしながら、ウラジオストックへ向かおうとする。宮古島でのバルチック艦隊目撃談とその報告経緯には、古き日本の人間像がよく描かれている。
投稿元:
レビューを見る
日本陸軍は遂に奉天会戦に突入する。兵の数や火力および補給線などで、絶対的不利な状況のなか、奇跡的に勝利の形に持ち堪えた。何をもって勝利とするのか、線引きが不明だが、相手の陣地を占領したという部分においては勝った。これは露軍の大将の歴史上稀に見る、不可思議な撤退命令によるもので、日本は戦力で勝ったとは到底言えず、むしろ潰滅状態であった。力尽きている日本としては、この状態で講和に持ち込みたいためアメリカに仲介を打診するが、結局、来るバルチック艦隊との日本海海戦まで持ち越しとなる。このときの日本のメディア(新聞)は
自国の陸軍の本当の現状を知らずに、世論を圧勝ムードに導き、自らもそれにつられ高揚していまう。この魔のスパイラルがその後の日本を太平洋戦争まで成し遂げさせてしまった一つの原因でもある。
2008/01/24
投稿元:
レビューを見る
戦争を描くことで人間観、世界観を表現する。
司馬遼太郎の真骨頂。
この時代に生まれていれば、もっと自分にも生きる役割があったように感じてしまうのは後から振り返っているからなんだろうが。。。
投稿元:
レビューを見る
情報科教員MTのBlog(『坂の上の雲・7』を読了!!)
https://willpwr.blog.jp/archives/51093234.html
投稿元:
レビューを見る
いよいよ最終章へ突入していきます。
陸軍では兵力を終結し奉天会戦が行われます。
なぜボロボロの日本陸軍が強大なロシア陸軍に勝てたのか。。。完全に指導者の差のような気がします。
日本陸軍の大山&児玉コンビに対して、ロシア陸軍のクロパトキン。結局クロパトキンは軍人ではなく官僚だったのでしょうね。
そして、日本の最大の脅威、バルチック艦隊がついに日本海に現われます。迎え撃つは東郷&秋山コンビの連合艦隊。最終巻が待ち遠しいです!!
投稿元:
レビューを見る
陸戦、決着。
大激戦がつづいてた陸戦がどうにか一段落。
しかも日本に有利な状況で。
この描写を信じる限り、日本は相当にギリギリですね。
ロシアの戦術判断に助けられてる。
戦闘中の誤った指示なんかもそうですけど、ナポレオンのときみたいに
「撤退を繰り返して敵の戦線を延ばし、あるところで反転して一気に叩く」
という手段を使おうとしたためにそれぞれの戦場では退く事を知らない日本が勝っちゃう。と。
で、適当なところで講和に持ち込む。
うーん。ナイス作戦。
は、そうなんですけどこの状態ではまだ講和は成立しません。
なぜなら陸軍もまだ大半は健在だし、海軍の一大戦力バルチック艦隊が日本に向かっているからです。
と、いうわけでバルチック艦隊と戦うまでは戦争は続くのでしたー。
うーん。いよいよラストが近いですね。