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相変わらず難解だと思う。
ただ、解説にも書いてあったのだが、第4部は、比較的とっつきやすい物語形式で何となく理解できたような気がする。
まぁ、気がする。 だけですが。
僕の中では、ベッドの中で読むと、間違いなくソッコーで睡魔に襲われる本です。
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第一部、第二部(上巻)の方が分かりやすいと感じた。またの機会に全体を読み返してみよう。
個人的に好きなのは第一部。簡潔で力強く、心に響く。
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もう20年以上まえに、この本を初めて手に取ったのだがなんのことだかちんぷんかんぷん、さっぱり分からなかったことを記憶している。
今回読んでみて、まあ、分かったという言い方はたぶんおかしいのだけれど、実に腑に落ちる文章だった。一文、一文、いちいちうなずける。僕の言いたいことを全部代弁してくれているような気分になった。わが意を得たり、というのはこういうときに使う言葉なのだろう。
これは、丘沢静也氏の素晴らしい訳のせいかもしれない。これまでのニーチェは、文体がぜんぜんニーチェっぽくなかったから。「がんばりすぎ」の訳が多かったから。あるいは、単なる偽善者だった10代の僕が、偽善者であることに自覚的な偽善者である中年になったせいかもしれない。偽善者であることに自覚的な偽善者が、偽善者であることに自覚的でない偽善者に取り囲まれているせいかもしれない。
連想されるものがたくさんある。文体は立川談志を想起させる。「からだ」の話はメルロ・ポンティや内田樹先生を想起させる。ダンスや影からは村上春樹を想起させる(もちろん、影は「あの」影である)。ノー!、ノー!、もう一度、ノー!みたいな表現はジョジョを連想させる。いろいろ染みついてきたんだろう。
いやいや、次のページをめくるのが楽しくて楽しくて、ついつい一気よみしてしまった。
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壮大で大げさな茶番劇。
著者の名誉に掛けて★1つが相応しい。
と思うが、翻訳は良いと思うので★2つ。
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読んだのは読んだけど。。。
全然わからん。
まず自分ありき。
過去よりも未来よりも、今、ここ、現在が一番大事。
創造せよ。
嘆き、ねたみ、恨み、あらゆるマイナスの感情は、プラスの感情の中に含まれている。笑いの中には悲しみも含まれている。
笑いなさい。ダンスしなさい。
考える、故に我ありって誰がいったんだっけ?
そういうことも書いてあるんでしょ?
いや、わからんもんなぁ。
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当時のキリスト教権威や教徒に対する批判と思いますが、現代のそれぞれの宗教観にも当てはまる気がします。ボクの持ってる道徳観も刺激を受けました。というより読んでると清々しい気持ちになります。何度も読み返したいです。
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上巻に収められている第Ⅰ部・第二部と比べてテクストのスタイルがより詩的になっているが、アンダーラインを引く箇所の数自体は減ったように感じられた。肝心の≪永劫回帰≫の思想もいまいち要領を得ない。巻末の解説・あとがきも深みに欠ける。
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訳がカジュアルで読みやすいのは良いことなのでしょう。
面白かった。相変わらず善人とか道徳とか聖人とかの批判は刺さります。
今度は道徳の系譜学へ〜
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機会があったので読んでみた。上巻から読んだが、なかなか表現や比喩が難しく、もし他人にこの本について、またはとある1文について説明を求められても正しい解釈によった説明ができる自信が無い。ただその中でも妙に腑に落ちる文章があったり、わくわくするところがあったりと味のある本。個人的には、音読すると3倍楽しいと思う。
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正直理解出来たかと問われるとさっぱり!と答えざるおえない。
難しい!
これで分かりやすい訳とは…。
でもニーチェはすごいパワーを使って文章を書き上げたんじゃないかという気はする。
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神は与えられるものではない、神は見出すものであ る。同様に、生きる意味は与えられるものではな い、見出すものである。
無神論者ツァラストラは叫ぶ
「お前の道化の言葉 は、この俺には迷惑なんだよ!」
そんなハードな展開も一変、訳者・丘沢静也氏が寄 せられた解説のうち「気楽に読むには」が秀逸 で"nowhere"とは何処でもないとも訳せます が"NOW"と"HERE"にも分解できるんです、という話 がササった。ツァラトゥストラ
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〝読書する怠け者を、俺は憎む〟 どこまでもシニカル。文体は読み易いが、やはり難解。シュトラウスの楽曲の力を借りて、上下巻をなんとか読了。
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やっと上下巻読み終わり。上巻は本当に何を言っているのか
難解すぎて意味不明でしたが。
下巻も意味不明なのは変わりないのですが。読んでいて
面白いと感じてしまう内容(というか文体)でした。
読んでいて気持ちがよくなってくるという感じでも
あります。非常に不思議な内容でした。
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上巻に引き続き、さっぱり分からず。
ただ、「自分は評価されていない!」と思った夜に読んだときは、どこか共感する文面があった気がして、探してみたが分からなくなっていた。
「お前の隣人を大事にするな!」(新しい石版と古い石版について 4)→「バカとは付き合うな!」に似てる??
「夢遊病者の歌」の節が大事。
次は『善悪の彼岸』、『道徳の系譜』、まんが版『ツァラトゥストラ』を読もうか。
訳者あとがきから引用
「偉大なものは単純である」フルトヴェングラー
「人生を重く考えることは、かんたんだ。人生を軽く考えることは、むずかしい」ケストナー
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自らの生きにくさの中で、心の中に湧き上がってくる様々な自分(思考)と格闘する様を、物語仕立てで象徴的に、しかしまた結構赤裸々に語っているように思う。全体的な印象は、なんだか痛々しい。というか、イタい。けれど、だからこそ生きるのに不器用な人々を力づけ続けてきたのだろう。