紙の本
主人公と暖かな周りの人たちに感動
2024/01/30 23:34
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
葉室麟にしては少しユーモラスで、菜々のひたむきさと佐知との信頼関係をベースに、菜々を助ける人々や菜々を慕う子供達に心打たれる作品。
ちょっと都合よく物語りが進むきらいがあるが、最初の伏線が回収されつつ、それぞれのエピソードも繋がって一気に読み進めることができた。
従妹の宗太郎、だんご兵衛、おほね、駱駝の親分、死神先生、市井の人々の優しさにも涙した。
電子書籍
爽やかな読後感!
2022/11/28 15:41
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投稿者:もの - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代物だからとある程度難しさを覚悟していたのですが、なんのその、次どうなるのかと展開が楽しみで一気に読んでしまいました。
主人公に好感が持てるというのが一番の魅力だったように思いますが、その主人公の周りに集まってくる人がまた魅力的で。
仇討の話でこんなに爽やかな気持ちになれるとは思いませんでした。
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投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
露草は蛍草とも月草とも言われるそうですが、綺麗で果敢無げな花である。
この小説は先にNHKのテレビドラマを観たためあらすじは承知していました。
主人公の菜々は、亡き父の仇と女中奉公先の当主市之進の仇を討つことになるが、菜々の一途で健気な生き方に感動しました。
紙の本
葉室作品にハマりました。
2019/02/08 20:33
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
男女の恋心が描かれると、切ない場面にも温かい場面にも感動します。
市之進と菜々が結ばれると早くから想像できましたが、
記憶違いかもしれませんが、佐知の想いを重ねて市之進が菜々にプロポーズした後は、市之進の生の会話は作品中に見当たりません。
プロポーズは作品のほぼ中間にあります。
後半は思い切って市之進に喋らせないことで、二人の心の結びつきが強まるのを読者に感じさせているようで、こういうところにも感服しました。
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投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリー展開は簡単にすぐ読めます。でも感動します。分かっていても
感情移入しやすく、一気読みしてしまいます。今までの葉室さんの作品の中で
一番良かったと思います。酔うんで損はありません。
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都合良く展開しすぎる感はあるけど、わかりやすくてあっさり読むにはいい作品。
重たくなく、本当に軽い感じで読めてしあう。
最後も期待を裏切らないハッピーエンド。
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○菜々の父と当主への忠義。菜々らしい復讐劇は、一笑いも含めて痛快!
女中として風早家に仕えることになった菜々は、当主の市之進とその奥方の佐知、そして嫡男と娘、家僕の甚兵衛とともに暮らすこととなった。市之進は鏑木藩の中では上士で、藩主からの信頼もそれなりにあったが、誰かにねたまれているということもありうる世の中だ。
あるとき、轟平九郎という男が風早家に現れる。菜々に聞き覚えがあり、昔武士だった父上が差し違えた男だったのではないか、と思い出す。道で倒れている浪人・檀浦五兵衛を助けた経験から、剣術を相談しようと思い訪問するようになる。そんな中佐知の体調が思わしくなくなったり、市之進が鏑木藩に反旗を翻しているという雰囲気になったりなど、たくさんのピンチが待ち受ける。
菜々はこのピンチをどのようにして乗り越えるのか・・・!?
タイトル「蛍草」は、”露草ですね。この花を万葉集には月草(つきくさ)としるしてありますが、俳諧では蛍草(ほたるぐさ)と呼ぶそうです”(p10)”蛍はひと夏だけ輝いて生を終えます。だからこそ、けなげで美しいのでしょうが、ひとも同じかもしれませんね”(p11)と佐知も話し、この物語の中でも象徴的に語られる。
こんなに主人に忠義を尽くせる女中がいるだろうか。やはりそれは、信念を持ち続ける父上の姿を見たからだろうし忠義を尽くしたくなる当主だったのだろう。最後は、爽快感できっと読者は締めくくられる。
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奈々の年齢が私と同じだから、少し考えに疑問は覚えたけれど、エンターテイメント作品として読むとすごく良い…♡
もっと葉室麟読みたい!!!
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久々のヒット作!
江戸舞台の物語は独特の口調や雰囲気があんまり得意ではないが、気にならないくらい面白い!
敵討ち物です。ハラハラドキドキさせられました!!
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良かった~~~!
葉室さんは、こんな感じのお話も書くんだと思いました。
ちょっと、コメディっぽいような、漫画チックとでも申しましょうか。
色んな人に出会い、助けられ、成長していく様子と、奈々の一生懸命さがとてもさわやかでした。
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はかなく叶わぬ想いを秘めながら忠義を尽くす。忠義というものでは無いのかもしれない。自然と出てくる相手への想いが形になったのかもしれない。良い作品です。
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菜々がけなげで実に愛らしい!彼女はもちろん架空の人物ですが、そのまっすぐな人柄には、見習うべきところが多いと思いました。
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爽やかな読後感に浸れる一冊。
主人公の菜々も真っ直ぐで良い子ですし、何といっても風早家の夫妻が、それはもう心映えが美しく、二人のお子様方がマジ天使で、本当に素敵な家族なのです。
こんなに素晴らしい風早家に悲運が襲い、何とかしようと孤軍奮闘する菜々の姿が、健気すぎます。
そんな菜々を応援する周りの人々も、味わいがあって魅力的です(空耳アワーな呼び名も、逆にほっこりww)。
解説の方が、双葉社の葉室作品はエンターテイメント色が強い。と耳寄りな情報を仰っていたので、是非チェックしようと思いました。
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時代物だが、主人公が可愛らしいからか、軽く読みやすい感じ。
こんな風に明るく懸命に生きる姿を読んでいると、気持ちが前向きになります。
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テレビドラマを見始めて、原作が気になり、まだドラマは続くが読み始めると止まらなくて、出張の新幹線で読んでしまった。ドラマの役どころがあまりにとぴったりとハマってる気がして今後のテレビも楽しみが増えた。年齢とともに時代劇が面白くなるが、人間のやることは現代も同じだと思う。