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シリーズ中、抜けていた2冊の内の一冊。随分昔に読んでいたシリーズなので設定やらなにやら忘れてしまっていたが、このシリーズに関してはそれは問題ない。
トリックは大抵序盤で予想がつくものの、軽快な展開なので気にならない。面白く、楽しく読めた。
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大好きな烏賊川市シリーズ!
名探偵鵜飼さんとビルオーナー兼助手の朱美さん、時々流平くんの三人組が巻き起こすドタバタなゆるいミステリ。
お気に入りは『死に至る全力疾走の謎』。
ゆるいけど、謎は本格です。
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短編で一つ一つが読みやすかった。
流平くんの活躍の場があまりなかったけど、いつものトリオでしっかり謎解きがあって面白かった。
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烏賊川市シリーズ第7弾。流平の出番は少なかったが、レギュラーメンバーの朱美も加わり、前巻とは違い、いつもどおりの展開だ。短編5本それぞれのトリックも面白い。「死に至る全力疾走の謎」はかなり無理があるが、黎明ビルの壁に激突する状況が目の前に浮かぶから不思議。それらのトリックを見抜く鵜飼探偵はやはり名探偵なのではないだろうか(笑)
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烏賊川市に、親から引き継いだビルを持つ朱美。そのビルには、窓から乗り出すと転落してしまう、ドジで面倒な探偵、鵜飼が探偵事務所を構えていた。ある日、旦那が浮気しているかもしれないという依頼のため、鵜飼は旦那を監視するために雪の中カメラを構えていると…。
訳が読みにくい古典SF読破月間の息抜きにいいかなと持ってきたんだけど、ちょっと思ってたよりもコメディに触れすぎているし、そもそも探偵モノが読みたい気分でもなかったな。日本の小説家って、探偵モノ好きよね。江戸川乱歩や横溝正史よりも、ドイル的なやつ。
「烏賊川市」という時点で、コメディであることは覚悟したものの、後半で探偵小説自体のパロディをやるまでは、どうにも切れの悪いドジっぷりで話を展開しようとする。しかしね、雪だるまの中に隠れるとか、ちょっとまあ、子供だましというか、子供向けなやりすぎ感が漂っているのが、なかなかに鼻につく。エクトプラズムのオチがそれー?みたいな。
トリックや殺人の部分は、ライトに、ひらたく言えばいい加減に作られており、そこを見せたいというわけでなければ、鵜飼を中心としたコメディなんだろうな。そこが何ともキレてない。
ホームズのマネをして失敗したりし始めると、ようやくギャグなんだなとわかってくるのだが、そこまで長かった。
高校生くらいなら楽しめるかな。これだと同じ作家の他の作品を買ってみようという気にはならない。
ま、あらゐけいいちの表紙目的で買ってるので、文句はいえまい。
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烏賊川市シリーズ7冊目。今回は朱美の出番は多く、流平は少なめ。従って崖から落ちることはなかった。
相変わらずギャグ満載でドタバタしてるうちに、何故か名探偵が鮮やかに解決。…なのか? 前作の「はやく名探偵になりたい」という台詞がここで出てくる。タイトル、つけ間違ったんじゃマイカ?
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烏賊川市シリーズの第2短編集、です。今回の鵜飼探偵事務所は、鵜飼探偵と朱美さんがメインを務めています。いかにもドラマ原作です。観てないけど。それと、冗談のような奇天烈な始まり方の難事件を、鵜飼探偵がいつものようにボケながらも、ちゃんと最後には謎解きしているではありませんか! え? そこ感心するところじゃない?
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東川篤哉の連作ミステリ作品集『私の嫌いな探偵』を読みました。
『学ばない探偵たちの学園』、『中途半端な密室』に続き、東川篤哉の作品です。
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シリーズ最新作! 探偵事務所の根幹を揺るがす事件が勃発する! ?
二宮朱美はうら若き美貌をたたえたビルオーナーだ。
けれど、その日常は、間借りしている「鵜飼杜夫探偵事務所」のせいで、とんでもない事件やドタバタに巻き込まれてばかり。
今回はどんなトラブルが持ち込まれるのか! ?
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2011年(平成23年)から2012年(平成24年)に発表されたた作品を収録して、2013年(平成25年)に刊行された、架空の地方都市・烏賊川市を舞台に繰り広げられる本格ユーモア・ミステリ・烏賊川市シリーズの第7作です。
■死に至る全力疾走の謎
■探偵が撮ってしまった画
■烏賊神家の一族の殺人
■死者は溜め息を漏らさない
■204号室は燃えているか?
■解説 私の嫌いな東川篤哉 黒田研二
うら若き美貌のビルオーナー、二宮朱美。二十代半ばにして、ビルの最上階に住まい、家賃収入で優雅に日々を送っている… はずが、なぜか、気がつけば奇妙なトラブルに振り回されてばかり、、、
それもこれも、階下に入居している「鵜飼杜夫探偵事務所」がいけないのだ! 今日もまた、探偵事務所を根底から揺るがす大事件が巻き起こる。
本作は戸川流平の出番が控えめで、鵜飼杜夫と二宮朱美のコンビが大活躍… そこに、烏賊川市警察署の砂川警部と志木刑事が微妙に絡んでくるという展開、、、
迷探偵?鵜飼は、相変わらず頼りになるのかならないのか、はっきりしない存在ですが、二宮朱美を相棒に事件を解決していきます… テンポの良い展開とユーモアと本格のバランスが絶妙で愉しめました。
イチバン面白かったのは『烏賊神家の一族の殺人』かな、、、
殺人事件の死体が、一度消えたのに、その後、また戻ってくる… という謎解きと、パンチの効いたキャラの着ぐるみ探偵・剣先マイカちゃんが印象に残りましたねー タイトルも良いですね。
烏賊って、足のほうが上だなんて初めて知りました。
それ以外にも、
全力疾走で黎明ビルの壁に激突して自殺しようとした男の不可思議な謎を探る『死に至る全力疾走の謎』、
雪上に残った足跡から犯人を推理… 古典的なトリックを扱った『探偵が撮ってしまった画』、
死者の口から吐き出された明るい輝きを帯びた物体(エクトプラズム?)の謎を解く『死者は溜め息を漏らさない』、
殺害事件直後に放火のあった204号室から消えた赤いドレスの女性の謎を解く『204号室は燃えているか?』、
と、どの作品も面白かったなー 時折出てくるプロ野球ネタも愉しいですねー 次も東川篤哉の作品を読もうと思います。