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表紙買いしたヤツです。
でも短編が多くて読みやすいが、関西弁になれていない自分はちょこっと読みにくかったイメージ。
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短編小説で構成されていて、全部で八題あります。
テンポのいい作品ばかりで、思わずクスリとしてしまう場面もちらほらあります。
舞台が関西の作品が多く、生まれてから関東にいる自分にはなぜか関西弁が新鮮に感じました。
そんななかで一番印象に残ったのは東京が舞台で表題作でもあるNOTHINGです。
「男は強くなくてはならない。大きくて優しくて逞しい。」と思って日々筋トレに勤しんでいる会社員の五島純。
そんな彼はとある日、駅のホームで喧嘩を売られた若者にボコボコにされてしまい、その出来事を境に人生がくるっていく。。。
とまあ、裏表紙の力を半分借りつつ紹介みたいなものを書いてみました。
読めば分かると思いますが、最後にはなんともいえない五島への同情がわいてきます。
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2004年刊行の文庫化。チュンバさん上手すぎ。「シックス・ポケッツ・チルドレン」で目鱗的に「こんな上手くなってたのか」と思ったんですが、それ以前から、これは「シックス・ポケッツ・チルドレン」以上の良作。私が短編より長編の方が好きなのは、一通り物語りが立ち上がったところで終わってしまって「続きが読みたい」って思うことが多いのですが、見事に短編として完結している。それでいて、余韻があって「その後の物語」に思いは飛ぶんですがそれを「文字で読みたい」というよりは思いを馳せるところで終わらせる感じがします。普通なら説明するところをバッツバッツそぎ落として起承転結で言えば「結」を最小限までそぎ落としているのがすごい。「大阪チマチョゴリ」の最後の一行はもう、そごいすごい。
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・8つの話が入っている短編小説集。おかしかったり、さびしかったり、とても涙が出そうになったりしました。人のこころの微妙な触れ合いが描かれていて、心に染みました。
・8つの短編が収録された短編集。どの話しも普通に生きている人々のモヤモヤがよく描かれている。
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なんかなんとも言えない読後感です。
微妙なバットエンドにどーにもこうにもならない気持ちが後を引きづります。なんかこう、、、ホントなんとも言えないんだよなぁ。なんだかなぁ。っていうね。
すごく辛くないし、すごく悲しくもなく、すごく腹たつこともない、なんかこうなんというか普段感じる細かなストレスが凝縮したようなストレスのたまる短編集です。笑笑
お見事。
モヤモヤが晴れません。笑笑
ストレスフルな毎日にさらに追い討ちをかけてくる一冊。
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単純に好きです、この短編集。
クズなりの純粋さや真っ直ぐさ、
ありますよね。
気持ちがほんわかしました。