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先日、加藤秀行さんの「シェア」を読みました。
「ご本、出しときますね?」の中で、朝井リョウさんが紹介していたので、読んでみました。
新人の作家さんで、表題作は(2つ話が収録されています)、芥川賞の候補にもなってる作品なんですが、僕はいまいちピンと来ませんでした・・・(とはいえ、「出来が悪い小説」って意味ではないです)。
なんだろう、外資系の企業に勤めてる人や、IT系の企業に勤めてる人や、今時の仕事を個人でやってる人のほうが共感できるのかもしれません・・・。
ちなみに、「シェア」は、主人公の女性が、外国人女性ととあるビジネスをしてるんですが、最後は、そのビジネス・パートナーが邪魔になる、といった終わり方なんでしょうか・・・?
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著者略歴を見ると相当なエリートのようだが、見える世界は虚無的。一方で人のつながりに安息を求める。
「悟り世代」とは言い得て妙か。
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これは素晴らしい、現代を感じる。読み始めてすぐに、えらく聡明だなと思ったら…東大!そして社長だった。打ちのめされるなぁ。あ〜俺もガイシ、コンサル目指せばよかった!コリドー!笑。
それはさておき、次回作に多いに期待。2作とも悩みつつも、スッキリしていて、本当良かった。
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二つあった短編のどちらにも仕事に夢中になりすぎてて食べる、寝るというような生きるための根本的なことに執着してない人がいて驚いた。
それでも仕事で高い給料をもらってるのをみるとそうでない自分が悲しく感じてしまう。自分の方がよっぽど人間らしい生活を楽しんでるのに。
不思議。
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いずれこういう生活がしたいと思っている。血の繋がった家族を作れなくてもいいんじゃないか。結婚したいと思う相手もいないし、子どもを産み育てたいとも思わない。かといって、一人孤独になりたいわけでもない。核家族化、単身世帯が増えて、一端分かれたものが、新しい家族のかたちとしてまとまろうとしている感じがする。当人達が楽しいなら、それがいいと思う。
散々、言われ飽きたことだが、私という唯一無二のパーツが存在するわけではなく、人や物、環境など様々なものの寄せ集めだ。個として存在しているようで、群のようだ。SNSでシェアという言葉は、よく使われるようになった。個として存在しているようで、私は誰かにシェアされているし、誰かをシェアしているという捉え方もできる。
流れの中で様々な影響を受けながら、今のままでいいのか考え続け、形を変えていく。一人では生きていけない人間の、生存戦略だ。171110
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ちょっと前の世界のエグゼクティブの光景。
それもあって読みやすい。ブラックベリーとか。。。
地に足をつけるってなんだろうと思う。けど、成功、安心への執着は凄まじいからね。
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ご本紹介しておきますねで紹介されていたので読みました。
プログラミング言語のRubyと宝石のルビーを掛けているのが個人的にツボでした。
空気感が独特だと感じました。
両作ともに日常を切り取ったかのようだと感じました。
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『ご本出しときますね』で朝井リョウさんが紹介していた本だったので、この著者さんは初めましてで読んでみました。山も谷もなく、比較的平坦な文章ですが、つまらないという訳ではなく、不思議な感覚で読みました。私にはあまりハマりませんでしたが、きっと好きな人もいるでしょうという感じ。