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右翼と左翼、何となくイメージはあっても何となく理解していなかった。この本を読んで理解は深まったが、ぐるっと回って結局現在の右翼と左翼って一体どう考えればよいの?って感じ。と言うのも、右も左も、つまるところ相対的なものでしかなくて、その時代や政治情勢等々に影響され、絶対的な価値基準じゃないということ。フランス革命当時は絶対王政に対する立場から左右が決まり、それ以降マルクス主義が進歩的と考えられてた時代は、それが一つの価値判断基準になり左右が決まったのだろうけど、冷戦終結とソ連解体等々社会主義国家の衰退を見てきた現在、一体何が左なのか。またそれに対する右とは一体何なのか。現在の主義主張は、もはや左右という一直線上では分類不可能で、4次元・5次元でしか表せないのではないか。ってことで、結局左翼って何?右翼って何?ってさらによく分からなくなった。まあそれはさておき、筆者は左右どちらの側につくでもなく、等距離で解説しているので読後は悪くない。
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(2008/4/12読了)なんとなく使ってる右と左というコトバについて。結局分かったよーなより混乱したような(爆)
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右翼と左翼の思想の変遷をフランス革命から現在まで、近代史に沿って分かりやすく解説。
福祉も充実して、格差社会とは言われてるが、そこそこ裕福な時代。
右と左の思想はぼやけてきおり、俺にしたって読売新聞を読みながら、リベラルな雑誌も「へー」なんて感心しながら読んでたりする。
そういや昔は組合の歌みたいな歌詞の曲が多かったけど、最近はどうなんやろ。。
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結局、あの学生運動っていうのは何だっただろう。もうそういうものを許容する余裕のない社会になっちゃったということなんだろうか。左翼という言葉自体が死語みたいになって久しいし…。
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分かりやすく説明しようとしてるんだろうけど、書き手が賢すぎるせいかどうにも理解しづらい…。
要は、始まりはフランス革命だ。「左翼」の反動として「右翼」がある。判断する軸は政治、経済、文化、軍事、外交と今や多岐に渡る。現代日本においては「右」も「左」も歩み寄って似たり寄ったりで損得勘定だけだ。
そんなところか?よく分からん…。
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友達が貸してくれた。私なら読みそうだと思って、ていわれたのが面白かったです笑。
思っていた以上に面白かった!
疑問に思っていた点の指摘もされていた。
が、疑問の解決にまではいたらなかった。
というより、
右翼、左翼が、ウヨクサヨクとある種ファッション性を帯び、
現実感が失われている。
主義主張のみでその後のことは考えていないのに発言されることも多くなっている。
なるほど・・
私が思っていたのは、
右:保守的・ナショナリスト
左;みんな平等・いきすぎると社会主義、全体主義
という感じです。
バランスが大事。
日本の場合、戦争は二度としない、という平和が論点であった、
というのが、日本の健全性かと。
つれづれと書いてみた。
Jan, 2009
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眠り眠りしながら読んだためか、結局よくわからずじまい。。。
新書ってなんでこんなに眠くなるんだろう???
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2009年の34冊目です。「右翼」と「左翼」という思想観点から、世界史と日本史を解説していきます。また、図表も多用して、権力の立場によって「左翼」だった勢力が「右翼」になったり、「右翼」が「左翼」になったりする経緯が描かれております。
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浪漫、理念、平等、自由…
フランス革命の話が興味深かったな。
新書にしては、入門書にしては、十分すぎるくらいの内容。
中立に書いてあるようだけど、ちょっとばかしあちらに厳しいきもしないでもないような。そもそも中立に書くって難しいと思うけど。
彼はなんだか右左をもっとエネルギッシュにしたいみたい、違うかな?
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右翼、左翼とは何なのかを、歴史的な観点から明らかにしています。右傾化していると言われる現在の日本についても考察しており、欧米とは異なる日本独特の状況について述べています。結局著者は右翼でも左翼でもない新しい「宗教」を作るべきとしている・・・のか?
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何が右翼で何が左翼なのか。
ある程度イメージできても、この問いに対して正確に答えるのは極めて難しい。
本書は、フランス革命から現代に至る右翼・左翼という言葉の使われ方および両者の考え方が、
絶対的なものではなく相対的なものであると論じている。
わかりやすさ・入門書であることを意識しすぎたためか、中途半端な記述も存在するので本格的に政治学をやりたい人には向かないが、
飲みの席で中途半端な政治論・経済論を語り出すヤツを論破したいという人にはオススメ。
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右翼って言えば街宣カーに乗ってる人、左翼・・・日本赤軍とか?と漠然と思ってきた。政治にも右、左、そして中道があるけど定義が良くわからない。
それでこの本を紐解いて、ほほぉーとうなった。
この本は、授業とは違った政治的な切り口で世界史と日本史を学べるところがよいところ。世界史は履修しておいたほうがよくわかるかも。 また、例を豊富に挙げて説明したり、細かく章立てしているので、負担無く読みこなせると思う。
個人的には、右翼・左翼の定義説明よりも、誕生から現代までの世界的な流れが記載された章と、日本近代史の章が特に面白かった。
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結局、理念とか現状への不満がなければ、右翼も左翼もパッとしないってことか。
フランス革命を起源とする、右翼左翼の由来、日本における変遷はとてもわかりやすかった。
特に、フランス革命での、右左のゆらぎというか、思想の移り変わりは納得させられた。
欧米のそういう思想を見たときに、戦後日本の右左がいかに空っぽなものか、っていうのも妙に納得してしまった。
右なら、欧米からの軍事独立をして、独自の軍事哲学を展開して、日本を日本たらしめるだけの理論武装をする。
左なら、ドイツのように、中国、朝鮮に対して今後数百年にわたって賠償金を税金で払い続けるなり、国土や主権を国連に委託して完全な領土とされる。
どちらにしてもそれぐらいの理念や、目標をもって行動すべき、っていう意見は面白かった。
結局、飢えとか現体制への深い不満でもない限り、両派とも半端思想や、現実的な着地点を探すだけで終わるんじゃなかろうか。
ちょっとした自尊心とか、優越感のために、ネトウヨ、ネトサヨなんて言う、感情的な類のものは言うまでもないしw
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そういう世代だからか、小さい時から右翼と左翼を知らなかった。コレを読んでようやく知った。右左なんて常識だから読んどいてよかった。
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普段なにげなくイメージとして使われる、「右」や「左」といったイデオロギーの分け方。実はその定義は相対的なものであり、それぞれの思想は常に流動的なものである。
本書はこうしたイデオロギー分類の起源となったフランス革命の時代に遡って、現代に至るまでの「右」、「左」の思想の変遷について、だれにでもわかるように噛み砕いて説明している。
当然、読み手がほしい知識はそうした一般論ではなく、日本の近代思想についてである。これについては、本書の後半、半分近くの紙幅を割いて説明がなされている。しかし、特に戦後の日本の思想は複雑に入り乱れていたこともあるため、記述も詳細に掘り下げられている部分もあり、私にとってはやや難解な箇所も見られた。
読み進むにつれだんだんとこの二項対立について理解が難しくなってくるのであるが、終盤に田中愛治教授による思想の三次元モデルを紹介し、さらに著者が注釈を加えることによって、それまでの議論がきわめて効率的に整理される。
イデオロギー論としてはごくごく基本的な事柄が書かれているのであろうが、日本の思想史に私のような素人でも触れることができ、そのアウトラインを理解できた点について、非常に価値のある一冊となっている。
折に触れ、読み返したい本である。