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投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
長野まゆみ作品をよまなくなって久しい。久々に読んだら、なんだか覚えていた長野まゆみのイメージとちょっと違っていた。しかし、透明感があり、どこか不思議なところへ連れていってくれる感覚は健在だった。
上澄みの下の世界
2017/09/07 15:23
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
長野まゆみさんが以前書いていた作品群は純粋で透明な世界だったが この短編集は上澄みの下の白く濁った世界。その中で戸惑っている男たちのエピソード集かな。
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投稿者:ももいろくじら - この投稿者のレビュー一覧を見る
思春期に少年アリスに出逢い、長野まゆみさんの作品にはまりました。その後、ブランクがあって、久々に手にした作品でした。初期とは違った作風ながら、異空間に迷い込むような錯覚を覚える点では、共通するモノがありました。現実にはあり得ないというか、おそらく縁がない世界ですが、その妖しく、不思議な感覚が心地良く思えました。
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数冊しか読んでいないので情報を持っていないということで長野まゆみについてググッてみると、作風がかなり変遷しているということ。この「よろづ春夏冬中」は何処かノスタルジーを感じさせる不思議な味わいを持った短編集で、響きの良い固有名詞、物語毎にキーとなる小道具、創り込まれているだろうにも関わらず多くは語られない設定が日常的であるにも関わらず耽美。全ての根底に流れる肯定されきった少年愛をそんな美しさが包んでいて、意外にも同性愛ありきの世界観にすんなり浸らせてもらえる。とは言っても、バリバリの男の子がこの本を読んだらどう思うのかは保障できないので、友達にでも読んでもらって感想を聞いてみたいと思う。
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短編の厚さしかないのに、14の短編が収録されているので、普段あまり本を読まない人でも読めるのではないかと思う。
時代設定は現代だが、非日常な不思議だらけの内容。
ただ、すべてにBL(ボーイズラブ。男性同士の恋愛)が含まれるので、BLがダメな人は読まない方がいいと思われる。
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14の短編。
すべてにおいてBL要素が入ってます。
この人の本はなんだか切ない気持ちでいっぱいになるのよね。読んだあと。
だから大好きです。
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読みきり小作品集。一遍だけ「あめふらし」とリンクしてるものがあります。BL、に分類されるであろう小作品集ですがリーマンから中高大学生と多種多様の男の子が独特の文体で描かれております。とりあえず全俺が泣いた。
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今では触れることが少なくなったものが沢山あり、惹かれます。BLなので読者が限定されてくるとは思いますが・・・。
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うぐー。「あめふらし」みたいな短編集かと思っていたらとんだ見当違い。全編通してファンタジックな感もあるBLでした。ボーイズ●ラブでした。なんなんだ…。そこ期待してなかったのに。少年同士の麗しき友愛でもなかった。恋愛だった。この路線はいい・・・
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長野作品、方向性を変えてきたなと感じました。
昔の雲母のような透明さと危うさは形を潜め、明瞭に設定された現在に曖昧さを持ち込むような話の運び。
こちらも厭ではないけれど、若干BLじみて仕舞ったのが、
少々口惜しい。
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短編集。初期に比べて文章が読みやすいんですが、その分幻想的な雰囲気はなかったです。舞台が現代社会ということもありますが。他の長編よりも薄味で、ちょっと物足りない感じもしました。(2008/04/18読了)
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希いを叶える貝殻細工の小箱から…置き薬屋が残した試供品の酔い止めから…朝顔市で買った夕顔の鉢植えから…和泉屋の苺のショートケーキから…骨董商で見つけた蓋つきの飯茶碗から…思いがけないことから、彼らの運命は動きはじめる。或るときは異界と交じり、或るときは時空を超え、妖しく煌く14の極上短篇集。
正直覚えてない。そのくらいの作品だったってことか。
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短編集。かるくササっと読めました。その分ちょっと物足りないような。。ノスタルジーでなんとなく可笑しい。
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これはなんとも。震える様なこころがそのしるし。短篇集だけれど、漂う空気感は気に入りのあの作品とかなり近しい。
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「よろづ春夏冬中」と書いて、「よろづあきないちゅう」と読みます。
なーるほど!四季に秋がないから、「あきない」ね!!
面白い題名と可愛い表紙ですが、中身はホ●小説短編集。。。
なかなかツボです。生物の先生とその生徒の話が好きです。