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仕事において「考える」ことの大切さ、難しさを痛感し、「考える」ことが題材の本を読んでいる。
本書はストーリー仕立てで考える方法をいくつか紹介している。内容は少ないが、議論、意思決定、発想、問題解決といった個々のテーマに対して具体的にどのような考える方法が適しているかが書かれており、非常に分かりやすい。
普段思うことは、「考える」ことは誰でも当たり前にやっていて、出来て当たり前のことであるが、それを常に一定のレベルで出来ている人間は少ない。これは「考える方法」が自身の中で確立されておらず、その場その場で一定の考え方を行える人が少ないからではないか(自分も含めて)。仕事において「考える」ことは最も大切なことであり、本書以外にも「考える方法」を身につけていきたい。
・「考える癖」を作るために、より具体的な内容にフォーカスする(漫然と考えない)。
・頭の整理に表を作る(図でまとめる)。
・「裏を返せば」を考える時のキーワードにする。
という3つは生活に取り入れていきたい。
内容を整理すると以下の通り。
■前提
・考えるということは具体的なテーマ(スタートとゴール)があるから出来る。そのため、何について考えるか、所謂スタートとゴールをきめることが大事。
・スタートとゴールを決めたら、ゴールから考える。そうすることで、余計に考えることをしなくて済む。
・仕事の中心となる問題解決における「考え方」は①論理的に考える②発想するという2つの組み合わせ。
■①論理的に考える
・論理的に考える方法は(1)演繹法(線をつなげる)(2)帰納法(線を増やし、複数の根拠を作る)の2つ。
・整理とは「表を作ること」。表を作ることで頭が整理され、議論の時に話がすぐに出来る(自分の頭の中のどこに何があるが分かる)。
<議論>
・議論で使える考え方は(1)反例の提示(レバニラ議論におけるネギトロ)(2)背理法(主張を正しいと仮定して矛盾を見つける)の2つ。
<意思決定>
・意思決定で使える考え方は(1)重みづけ(選択を無理にでも数値化し、定量化する)(2)消去法(他に選択しがない」というのは説得力がある。
<発想>
・発想を広げる、所謂100人いたら99人はしない考え方をするには、盲点を見つける。盲点を見つけるには、(1)逆に行く(「裏を返せば」を口癖にする)(2)常識を疑う(思い込みを捨てる)という2つが大切。賢い人は盲点(=ずるいこと)を考えられる人。
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なんでも感覚的に行動して失敗続きのサオリ。上司からは考えて行動しろと叱られる日々。そして仕事で大失敗をしてしまったばかりのあるとき、数学科大学院生と新幹線の車内で出会います。そして数学研究という論理的思考のプロとも言える院生に、「論理的に考える」ということはどういうことかということを教えを乞うことを思いつきます。そんな思考パターンが正反対の二人が会話する形で、読者は論理的思考を学んでいくという本です。本編はほとんど会話文なので読みやすいと思います。
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ストーリー仕立てで、論理的に考えるための方法を学べます。数学的な考え方をするわけですが、データの整理の仕方や、決断力、アイデアを生むための考え方など、数学を知らなくてもクイズ形式で楽しめました。考える力が弱い、根拠のある言い回しがしたい、そう言った人にオススメ。
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「論理的に考える」ことに苦手意識を持ってる方に、オススメできる内容。
ストーリー仕立てで、問題形式にされているので読みやすい。また、とっつきやすいレベルで説明されている。
ビジネスにおいて、特に重要なのは、なによりもゴールを決めること。自分がどうしたいかで考えることは変わる。
重要ことを理解しやすく説明がされているので、読みやすいので、オススメできる。
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対話形式で非常にわかりやすかった。
実際本書の内容を使いこなせるかどうかは別として、理論的に考え話すをことを目指す上でいい取っ掛かりになったと思う。
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本屋の平積みから手に取って軽く立ち読み。
会話形式で、順をおって説明している。
ちょっと気になった本。
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教育担当になったので。
会話形式は確かにとっつきやすきけど、結局メタ的に捉えることができないから、実地に活かせないってことになりそうかな。
基礎的な流れがまとまっている本をベースに、フィードバックするのがよいのかな。
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ロジカルシンキングの初歩の初歩を教えてくれる本。
いろいろ手法を学んだけど、いまいち使いこなせていないと感じる人は一度読んでみても良いのでは。
この本に出てくるのは、仕事で伸び悩むサオリ(好きな言葉はDon't think.Feel!!)と数学専攻の大学院生の優斗。
そもそも「考える」とはどういうことなのかから、ストーリー仕立てで説明する形式になっている。
優斗が例となる問題を出し、サオリと一緒に自分も考えながら読み進めることで、自分自身できていなかったことが分かる。
実際に生かせるか分からずとりあえず覚えておこうくらいに思った手法もあるが、実際に試してみようと思うものもあった。
今自分ができていなくて、取り入れようと思ったことは以下。
・考えるためには、まず何を考えるのかをできるだけ具体的にする。(ゴールを決める)
・整理するとは、表を作ること。(切り口が複数ある場合それを明確にする)
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小説を通して、ロジカルシンキングの初歩を教えてくれる本。
この本を読んだからと言って、ただちに論理的な人間になれるわけではないが、
論理的になるための最初の一歩にはなるはずである。
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この本は、非常に大事なことがたくさん書いてあって、ものすごくためになった。
何度も読み返したくなるような本である。
・何かを考えるときは、まず具体的にテーマを設定するからスタートできる。
・逆から考えると、余計な考えをしなくて済むから
・論理的とは、三段論法で伝えること。
・整理するとは、表を作ること
切り口が複数ある時、整理するためには必ず上にする必要がある。
整理できていれば質問に答えることができるが、整理できていなければ質問に答えることができない。
・相手の主張を簡単に否定できるコツは、その主張に当てはまらない例を1つあげること。つまり、判例を上げること。
また、相手の主張を一旦正しいと仮定して、矛盾を見つけること。
・ 1つに選べないのは、選ぶルールが1つじゃないから。
つまり、何かの判断基準を決めないと、選ぶことはできない。
・判断基準の中で、大切なものの順に重み付けを行うことで、評価ができるようになる。
・消去法で考えれば、結論が分かりやすい。
自社と他者の中で、同じ考えを持つと、おのずと消去法として回答が見えてくる。
・アイデアを出すためには、逆の発想が大事。
・発想力を身に付けるコツは、常識を疑うこと。つまり、裏を返せばを口癖にすること。
・無意識に決めつけている事を壊すことがアイディアを生む
・ずる賢い人って、盲点を見つけるのが上手い人の事
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論理思考の基礎を会話形式でわかりやすく説明してくれる。
数学的な考え方に基づいていて、わかりやすい。
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"逆から考える"、"常識を疑う"ことが大切であると改めて感じた次第。しかし、内容が薄いのが残念、、、、。
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ビジネス(や趣味)において、感覚勢を卒業して筋道を立てて考えることについてどうすれば具体的によいのか悩んでいる人におすすめな本である。登場人物の対談形式の構成なのでとっつきやすさも良い。
特に前半部分は「論理的に考える」ことを具体的に言語化してあるので、なんとなく論理的を理解している人にとってもカチッと論理的とは何かを定義しやすい。後半は著者の専門分野であるビジネス数学をベースに話を進めているため、時折「数学の確率論ではそれが正解なのかもしれないが、実際のビジネスでは他の回答があるのではないか?」という場面もある。
論理的以前の「考える」から掘り下げているのが良い。「何かを考えるときって、まず具体的にテーマを設定するからスタートできるのではないかと思うんですよ。そして、それって実は同時にゴールも設定することになり」という逆算思考から、「’’ちゃんと考える〟ためにはまず何について考えるのかをできるだけ具体的にする」というそもそも論まで、考えるということ自体にフォーカスしている。論理的以前の問題から定義しているので考えることを深めたい人にとって有用性が高まる。
考えることで大切なことの一つである常識を覆すということも「自分が無意識に決めつけてしまっているものをあえて破壊するのがミソ。そのためには〝裏を返せば〟が突破口になることも」と言語化し、どうくつがえせばよいのかを噛み砕かれている。「裏を返せ」と口では簡単に言えるがこのように具体的な前提条件からどうすればよいのかを記載しているのが良い。
最後のコラムに書いてある「論理的に考えるだけではダメで、かといって気ままに斬新なアイデアばかり求めていてもダメです。双方のバランスで、問題解決は実現するのです」にはハッとした。この本では論理的に考えることについて焦点を当てているが、これから感覚や共感の時代になると言われて久しいこのご時世に追いて、両方のアプローチで思考できる人が勝つのではないかと感じた次第だ。
この本で学んだ「ちゃんと考えるためには、まず何について考えるのかを具体的にする(そして定義した後は思考がぶれないことも)」「考えるとは線でつなぐイメージを持つ(これが筋道の招待)」「決める局面では強引にでも数値化して、定量的な議論にする」「自分が無意識に決めつけてしまっているものをあえて破壊する」「発送と論理のバランスの良い組み合わせによる問題解決」ことを見に付けていく。
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外資系コンサルへの転職を考えてたときに読んだ。
ケーススタディの基礎を理解する上では役に立つけど
本格的に論理的思考を身につけるには物足りないと思う。
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p69 整理するとは表を作ること
もしかしてこれってDBの正規化と同じ!!!
p89- 相手の主張を簡単に否定できるコツは、反例(当てはまらない例を1つ挙げる)と背理法(いったん正しいと仮定して、矛盾を見つける)
p113 何かを選択する場面では、評価方法(選ぶルール)を1つに決める。
p116 重み付け評価
p130 説得力ある決め方=消去法
p132 ゲーム理論とは、戦略的意思決定に関する行動を数学的にとらえる理論
p143 一番説得力あるそれを選んだ理由は、それしか選択肢がないという理由。
p165 簡単に発想力が身につくコツは、常識を疑うために、裏を返せばを口癖にする。