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電子書籍

「探す旅」

2022/09/24 19:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る

後書によると「旅」がテーマ。
「ロードムービー」(road movie)とは、
旅の途中で起こる様々な出来事で構成する物語。演劇でいう「道行」。

後書にも、西行の「桜」について触れていました。
道行というと、西鶴や近松門左衛門の悲恋を連想するけれど、この話は、ハピエンだった。

後書から、この作品に作者が込めたもの。
●高校生・未来:
母を探す旅が、自分を探す旅になる。

●整理屋・塔馬芳郎:
依頼を受けた旅が、愛しい人を得る旅になる。

・・・二人は、旅の後、支え合って生きていこうと決める。

ネグレクトされても、虐待された子は親を求めて止まない傾向がある。(母子分離不安)
この物語の未来もそう。
母を必死で追う、そんな不安症を持つ虐待児童が、母以外へ目を向け、恋を知って、多情な母を少し理解する。
それは、依存対象を変えただけかもしれないけれど、親離れの一歩。

私は、面白いと思ったけど、この作品のレビューは、ちるちるについた一件しかなかった。

何冊か水原先生の作品を読んで思うのは、水原先生は気の毒。
色々なバージョンの作品を描けるのに、
デビュー作の「夏陰」の凌辱場面があまりにも強烈で、作家イメージにスリコミが強く入ってしまったこと。

ヒューマン系の、心ほのぼの作品も上手なのに、
水原作品に、痛いものを期待する読者には ヒューマン系は物足りなくて、満足度が低いみたい。
観察眼が鋭い作家なので、人間愛を静かに描く作品も 味わい深いくて良いと思うけどな。
共感者が少なくて、寂しい。

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紙の本

主人公に耐えられるか・・・

2021/09/05 04:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

この作品は主人公の未来に耐えられるかどうかで
読み切れるかどうかが決まるような気がします。

未来は17才
文中であるように発育不良気味で14才くらいにしか見えない
でも身体的な幼さもそうなのですが、
何よりも精神的に17才まで成長していない。
14才よりもさらに低いです(10~12歳くらい・・・)
家庭環境のせいもあるのですが、
多分自分を守るため
(もっと言えば自分と母親の世界を守るため)に
成長をやめてしまったのだと思う。
「二人でこれからもずっと一緒に生きていこうね」
この世界を守るためには自分が成長してはいけないのだと
無意識下で思っています。
周囲が強度の依存と言っていますが
なので精神的には病んでいると言って良いのでしょう。
環境とその見た目と性格のせいで
悪い男が寄ってきてお金で身体を貪れれているので
さらに歪みが生じている少年です。
身体や見た目はともかく精神的に成長していない
(というよりも病んでいる)この主人公に耐えられるかというのが
読み進めていけるかどうかの分岐点のような気がします。
これがないと眠れないという自分の枕を抱えた時点で
私は自分この先が読めるかどうか瞬間考えましたし。
(探しに行くのに一緒に行こうとする際も枕は離さない
ある意味ライナスの毛布なのか・・・)

そして未来の叔母に未来を押しつけられたトーマも
彼女が言うとおり「ろくでなし」ではあるのです。
読者が未来に言いたい正論も確かに言うけれど
ろくでなしでもある。
叔母も叔母でちょっとぶっとんだ感はあるし。
(でなければ、トーマに未来を預けたりはしないかと)

母も母なりに考えた行動ではあるみたいだけど
(いや・・・だめだろうって感じもあるのですが)
共倒れになるよりは・・・ましな程度か。
いや、もっとやり方あっただろうと思ったり。

で結局この結末って
未来の依存が母→トーマに変わっただけではないかと。
少しは成長したみたいではあるけれど
自立したとは言いがたいなぁ・・・と溜息。
でも、まあ落としどころはここか・・・的に思いました。
トーマも飼い猫って言っているし。

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紙の本

中途半端

2016/04/13 13:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナイロンスカートさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

重くなりがちなストーリーだけど、結構サラッとした作品。
ドロドロしすぎてもいないし、濃いキャラ達でもないので、サラッと不遇な環境の受けと不遇だけど逞しく生きている攻めがサクッと愛し合った感じかな。

不器用だけど、ライトな不器用さ。

よく「あなただけしかいない」「最大級の依存」や「これ以上ない執着」みたいなのを演出するためにかなり絶望的なバックボーンとかの設定をして「いかに相手を愛しているか」「魅かれたか」を演出するけれど、こちらはそこがひどくないので、バックボーンはひどいですがライトに書かれていることと、受けが頭がよくないというか語彙力やら己の感情やらを表現できないし、それを書き手も説明するようにわざわざ書いていないのでそこまで絶望的な執着や愛とかではないですので読みやすいと思います。

読みやすいですが、その分重くもないし、ものすごく引き付けられる魅力みたいなのは少ないので読み返しとかはしないかもですね。

良くも悪くもサラッと読める、逞しい男と頭の弱いけどかわいい男ののお話です。

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2016/04/11 14:12

投稿元:ブクログ

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