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グイっと一気に物語に引き込んでいくのはさすが。
物語に浸かりながらも、自分ならば…と考えてしまうのも
同世代の重松作品ならではか。
下巻に期待大
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重松清さんの作品は登場人物を通した気持ちの描写が素晴らしいです。「ゆるしたい相手を決してゆるせずに生きていくひとと、ゆるされたい相手に決してゆるしてもらえずに生きていくひとは、どちらが悲しいのだろう。」僕はきっとどちらも同じだけ悲しい事なんだと思います...。
もし自分がある日突然余命を宣告されたらどういう風に限りある日々を過ごすのか、何を考えるのか、そろそろ人生を振り返る事も必要なのかも知れません...。
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大好きな重松作品の中でも「my Best」作品!!
いろんな事を考えさせられたけど、数年後にもう一回じっくり読んで見る。
素敵な作品に出会えた事にただ感謝!
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内容は暗め。あまり希望が見えない。それは上巻だからかな??通ってる大学が出てくるのは嬉しい!!上巻だからか謎が多い。分からないまま進むのがもどかしい。希望があることを祈って下巻読みます。
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上下巻の感想。
友情、愛情、過去、将来、死、家族、希望、夢、故郷、葛藤…が散りばめられた作品。
死を宣告されたら自分はどうするだろうか?、死を宣告された家族や友人に対して自分はどうするだろうか?と想像しながら引き込まれていく。
いつも重松さんの作品を読むと思うことだが、こうもうまく人の気持ちを丁寧に表現できるものなのかと感心する。だから重松作品はやめられない。
名作。
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かつて炭鉱で栄えた北海道の街、北都。夜中に家を抜け出し星を見に行った4人の少年少女は、この丘をカシオペアの丘と名付け、将来遊園地を建てることを約束する。
そして少年たちは大人になった。
う~ん、泣ける。特にラストちょい前の誕生パーティのシーンはたまらない。
やっぱりこの人の連載モノはいいねぇ。
いい作品に巡り合えた勢いでちょっと重松論を書いてみる。
実はこの著者、長編が苦手というか長いものを書くと必ず中盤がダレる。
そのせいもあってデビュー後しばらくはまったく評価されていなかった。個人的にはビフォア・ランはもっと評価されてもよかったと思うけど。
その後「見張り塔から、ずっと」等の短編集を発表して、キレのある短編を書く筆力の高い作家として認知されはじめたが、長編はというと「舞姫通信」や「四十回目のまばたき」等のやっぱり中盤がダレる作品。
とはいえ短編のクオリティの高さと圧倒的な筆力で評価は着実に上がっていった。当時の書評や解説では、上手い上手いばっかり言われていて、内容に踏み込んだものは少なかったように思う。
そんな中、著者が連載を持つことになる。連載時の作品名は「マジカル・ミステリー・ワゴン」。これが見事にはまる。
連載という性質上、次回へのヒキを作らなければならず、そのヒキにより中盤がダレることがなくなった。
元々ストーリーや設定には人を引きつけるものがあったし、ストーリーテリングでは当代随一の作家。中だるみさえしなければ面白くないはずがない。この作品は加筆、改題の後単行本化され、著者の出世作となる。改題後のタイトルは「流星ワゴン」。
個人的には関根勤がTV番組で紹介していたことが印象深い。女子アナの好きな作家を聞かれた時の回答が、村上春樹から重松清に変わっていったのもこの頃。
女子アナはさておき、実はいまでも重松清は長編の苦手な作家だと思っている。映画になった「疾走」も中盤はダレてしまっている。
やはり連載→改稿→単行本化がこの人にとってはベストじゃないだろうか。
話をカシオペアの丘に戻す。
上手・下手で言えば本作は改稿は流星ワゴンより上手い。相当丁寧に加筆、改稿をしたのだろう、連載モノのぶつ切り感をあまり感じさせない。またストーリーの面白さ、筆力の高さについては前述の通り当代随一。
ただしプロットに関しては流星ワゴンとの類似性を感じる、というか非常に悪い言い方をすれば二番煎じ。そのため評価は星4つ。
いや、それでも充分面白いんだけどね。
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心に刺さったのは↓です。
絶望とは(中略)希望をなくすことじゃない。もう、誰ともつながれなくなることなんだ。誰かのためにとか、誰かと一緒にとか、そういうのをぜんぶ奪われちゃうことなんだ。p294
かつて好きだったもの同士がそれぞれの人生を歩みつつ、心のなかに後悔や未練などを持っている……この手の話が好きなので読んでて楽しかったです。
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今日が土曜日でよかった。
ラスト100ページぐらい嗚咽がもれるほど泣きどおしで、朝おきたら妖怪人間みたいな目になってる( ̄□ ̄;)
ガンで余命告知をされた39才のシュンは、ふるさとに帰れない理由があった。その地の王として君臨する自分の家族のしたことをゆるせない。自分が親友トシを車椅子の生活にしてしまったことがゆるせない。幼なじみのミッチョと東京で恋をするがひどい仕打ちをしてしまう。
許されないとすべてを背負うシュンが、20年ぶりに帰ったふるさとで、幼なじみや息子、妻に支えられて、少しづつ過去の痛みと向き合い始める。
息子にいう。
「哲生。そらをみてみろよ。星は見えないよな、昼間は。でも、星はあるんだよ、ずっと、そらに。朝でも、昼でも、夕方でも、晴れた日も、雨の日も、雪の日も」「会えなくてもいるから、ずっと、見てるから」
抜粋すると臭いけど、この小4の息子がいいんだよなー。
重松さんの本はだいたい泣ける。
今回も何回、電車の中ですすり泣き、会社で鏡みたら目の周り真っ黒になったことか。
思いっきり泣きたいときは、ぜひ重松本を。
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大切な人を許したい、大切な人に許されたい人たちのお話。
今までの重松作品の中でもたぶん一番長い話だけど、読み始めると止まらなくて全然長く感じなかった。
読み進めていく上で、どうしようもないほどの息苦しさや痛みはないけれど、かすかな苦味を伴う。
それはじたばたしたくてもできなくなった大人たちの話だからかもしれない。
しかしゆっくりと、遠回りしながらも現実を受け入れ、許していく。
ストーリー展開や文章はやはり良くも悪くも「シゲマツ」っぽいけれど、これまでの集大成という感じがする。
改めてすごい作家さんだと思った。
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重松氏に筆力があり、一気に読める。
ふつう、女子ならば、おそらく、ミッチョという女子を自分に置き換えて読むのかもしれないが・・・
なんか、子供っぽいヤツで好かない。
全体的に青い。40歳そこそこではこんなものか。
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家族のことをどう思い、どう毎日向き合っているのか、そんなことを問いかけてくる。何も考えていなかったと実感するのが本音。己の現在に改めて感謝した。
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タイトルにつられて買った。
そしたら、その後に買ったポルノのアルバムに
カシオペアの後悔があった。
素敵な偶然、そして必然。
友情と恋愛と病気と事件と。
色んなものが要り混ざってる。
一番思ったのは、
死を受け入れる難しさ。
何で自分が、は
特に強いだろうなって思う。
まあクリスチャンのわたしは
早く受け入れられそうだけど。
一気に読んじゃった。
劇的な展開じゃあないけど、
それを楽しく読めるから
大人になったなあって思う。
下巻を読んだらまたかわるだろうなあ。
たのしみ。
今日買って帰ろうっと。
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泣いてしまった。
本を読みながら泣いてしまった。
感動とか、そういう類の涙ではなくて、自分がまだまだやりたい事がありながら、大切な人を残して先に逝かねばならない、それも、「寿命以外の逃げられない病で死ぬ。それも近いうちに」という状況の中で、刻々と迫る命のリミットの身近さと、やりたい事の多さ、見たい未来の叶わない願いに・・・。
初めはなかなか入って行かなくて、ぼち・・・ぼ・・・ち・・・読んでいて、本によってすっと入れる時と、中々入れない時とがあって、すっと入れない時はたいがい途中で読むのを止める私なのに、何故か読んでしまって。
そしたら入り込みすぎて、出てこれなくなるぐらい・・・。
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よかったなー。
何度も泣いたなー。新幹線の中でもないちゃったし^ ^
中盤少し間延びした感じもあったけど読み終ってみると、ああ又、重松さんにやられちゃったよ(;_;)って感想しかないのがすごい‼
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評価は読了まで保留。
しかしこの作家、反則技的な設定が多い気がするなぁ。
ただそれなりに上手くまとめていることも多いところから見るに、力量あるエンターテインメント作家という位置付けが妥当なのかも。