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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
大団円というにふさわしい最終巻。
各所での戦いは、意外とあっさり終わったものもあったが、ラストの金軍との戦いはまさに死闘。終わった先のシーンは清々しさを感じられ、気持ちよく本を閉じることができた。
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
水滸伝、楊令伝と続いた大水滸シリーズ最終巻。あの人とあの人が酒を酌み交わすラストシーンに感無量。「湖寨」という言葉が出た時は涙腺がもうだめだった。長い長い旅をしてきたような気持ちで読み終わったけど、この後更にチンギス紀があるというのだから北方先生は本当にすごい。そちらも読まなくては。
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この巻でシリーズ完結との事。
“水滸”“楊令”“岳飛”と、数多の漢(おとこ)達が登場し、去っていきました。
彼らと共に、中原や海原を疾駆してきた思いでいるので、これで最後なのか・・と寂しく感じます。
今後が気になるキャラもいるので、「外伝」のような感じで出して頂けたらなぁ。と期待します。
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『水滸伝シリーズ全51巻完結!』の腰帯のゴシックに15年間読み続けてきた自分の過去が走馬灯のように蘇ってきた。ラストはあっさり終わってしまったけど、胡土児を中心に新たなストーリーが始まりそうな終わり方だったように思う。
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本当にこれで終わり?
それって淋し過ぎる!?
まあ、歴史としては、この後50年くらいは、戦いなく落ち着くのでしゃあないんやろうなあ・・・
北方さん、長い間、ありがとうございました。素晴らしかったです!
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全51巻、17年間ずっと梁山泊の面々と一緒に中国全土を走り抜けてきたような不思議な気分。1行1行が大切で終わることが苦しく寂しくなる。岳飛の最後、史進の最後。自分もそうありたいと畑で草を抜きながら、そう思う。
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おっと九紋竜史進は死んでいなかった・表紙の人物は義手の岳飛~兀朮を討った史進は重傷を負いながらも死なず,赤騎隊を解散して子午山へ至った。岳飛が臨安府に迫り負傷した程雲と対峙する。小梁山では崔如が倒れ,岳都から子供らが来るのを待って死んだ。張朔は象の河から小梁山に向かう海峡を塞ぎ,南宋軍とぶつかった。岳飛軍と程雲のぶつかり合いに,成都から6万の義勇軍が駆けつけ,その中に秦容が含まれていて,程雲の副官を倒し,秦容は非常呼集された金軍に立ち向かうために北へ行くと,金軍の優勢は崩れて,梁山泊軍と20万の金軍は膠着状態に入った。程雲とのぶつかり合いは,岳飛が臑を斬られながら跳躍して首を落とした。臨安府に入城し,万波亭に秦檜を訪ね,地方軍を解散させ,岳家軍と入れ替えることを承諾させた。曰く・新しい躰に南宋という衣装を借りる。象の河に殺到した南宋水軍の上陸を許さず,上流の上陸地点を探っているところに,張朔は追いつき,大勝を得た。大理に展開していた許礼が南下し,岳都を襲うのを陽動だと見て取り,景曨に戻って凌ぎ,森の中の許礼軍に恐怖を与えながら,1万2千を捕虜とし,潘寛に促された荀浩に景曨を出撃させて,態と許礼に籠もらせ,秘密の経路を使って混乱・殲滅させた。兀朮亡き後の金軍を率いる沙歇が呼延凌と秦容を狙っているのは解るが,どのように指示を出しているのか分からず,位置が特定できない。偶然で合うと,光を見たのは秦容の従者で走って狼牙棍を持っている蒼翼だ。鏡が使われている。岳飛が長江を渡り,淮水を越えてからはゆっくり義勇兵を従えて来た。義勇兵は30万に達し,沙歇は必死を力に変えて対抗してくる。岳飛が沙歇の馬の轡を捕らえたと思った瞬間,岳飛の脇腹に矢が突き刺さり,非礼を詫びて右腕を返した沙歇は首から胸を断ち割られ,金軍の抵抗も止んだ。三千で進発した岳家軍は五百で戻り,岳都の軍営の自分の座る場所で眠るように岳飛は逝った。梁山泊は解散し,兵の四万が轟交賈へ一万五千が南方へ,呼延亮も南へ,王貴は西へ~終わったぁ~~~~記念の★4つ
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★2016年7月14日読了『岳飛伝17 星斗の章』北方謙三著 評価B+
水滸伝、楊令伝、岳飛伝と続いてきたこのシリーズもいよいよ終わり。一気に話をまとめにかかるのだが、話を広げすぎて少々綻びが目立つものの何とか無難にまとめたか?人によっては評価は分かれるところであろう。胡土児(コトウジ)という前シリーズの主人公の息子が、金国を逃れてモンゴルに移住していることから、まだ次のシリーズがチンギスハンへの流れで始まる予感を与えるもののまだ何とも言えないところで話は終了する。男たちの物語は一旦お休み?このシリーズは、人の名前にこだわったら、あまりに多くの登場人物が出てくるために、疲れてしまう。ただ、単に北方謙三氏が描きたいかっこいいオトコの物語と見れば、かなり楽しいシリーズである。終わってしまったのは残念。さて、北方氏は次の胡土児の物語は書くのか?注目ではある。
<備忘メモ>
いよいよ岳飛伝最終章。前章では、死んだと思われた九紋竜史進が、瀕死の重傷を負いながらも生きながらえていることが判明。金国は総帥のウジュが史進に討たれて死亡。
南宋、金国、梁山泊の三つ巴の戦いは、最終盤に入り、一気に緊迫の度を高めて決戦状態となる。南の水上戦では、梁山泊水軍が経験の差を活かして南宋水軍に競り勝つ。大理の南にある景コウ近くに陣取る南宋軍の許礼は、南宋水軍の援軍が望めなくなる。
そして、南宋に侵攻した岳飛軍は再び南宋軍の程雲らと雌雄を決することとなり、岳飛が程雲を討ちここでも梁山泊側が勝利する。
最後に残る梁山泊の七星鞭の呼延凌と北上した狼牙棍の秦容は、30万の金軍の沙歇と最終決戦に望む。死を覚悟した金軍は強く、さすがの呼延凌、秦容らも手を焼くが、南宋に勝利した岳飛らが、怒りに燃えて漢人の国を作ろうという義勇軍二十数万人を従えて北上することにより、最後には金軍の沙歇を討ち果たし、長年の宿敵の二大国を滅ぼすことに成功する。
そして、最後には南方の南宋軍の許礼も滅ぼし、物語は終わることとなる。
岳飛は、戦いを終えて南方の岳都に帰還してその人生を終える。
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ついに水滸伝、楊令伝、岳飛伝と続く壮大なストーリーがここに完結してしまいました!ようやく読み終えたという充実感がありますね!
最後は梁山泊&岳飛軍を中心に、南宋禁軍、南宋水軍、金軍との戦いが全て決着しました。
物語はここまでですが戦が終わり、物流中心の平和な世の中へ国のありようも変化していくのでしょうかね?
結末もすがすがしくて良かったと思います!
でも本当にこれで物語が終わったのか?ちょっと気になりますね。また続編があったりして。それもちょっと期待してしまうのでした!
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シリーズ15巻目、大水滸51巻目の最終巻。吸毛剣シリーズとしてなら55巻目。
楊令伝のようにメンバー虐殺、主人公突然死というラストを恐れていたが、さすがに今回はきれいにまとまった感じです。
ラストの二人の会話には、この長い物語を振り返って懐かしむことができ、余韻も感じる良いシーンでした。
対南宋、対金国という点では一段落がついているのですが、西遼や日本の話が収まっていないように思いますし、李立の最後も語られていなかったような気がします。
ということで、「楊家将」から続く吸毛剣を持った胡土児が蒙古に行ったので、もう少し時代が下った成吉思汗につながると思いますし、モンゴルによる西遼征服や日本の元寇ともつながると思いますので、期待したいです。
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南では岳都と小梁山を狙う南宋水軍と地方軍を梁山泊軍が殲滅。岳飛と秦容は程雲を撃破して南宋に勝利。さらに金国と戦闘を続ける呼延凌と合流して決戦へ。『大水滸伝』三部作全五十一巻の物語が終わる。漢達はどこへ行くのか。蒙古へ向かった胡土児の行方が気になる。
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水滸伝、楊令伝と読み続けた岳飛伝最終章。岳飛軍が南宋の程雲を破り南宋(秦檜)を滅ぼし、金国(沙蠍)率いる20万と激戦を繰り広げる、梁山泊軍呼延凌、先乗りした蓁容軍と合流して最後の戦いに挑み、勝利する。岳飛軍は解散し南の岳都に戻り静かに死す。最後は、致死軍を解散した侯侲が子牛山で暮らす史進を訪ね終える。
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20160918 とうとう終わり。水滸伝からなので何年経ったのか。自分も何かを忘れるほど酒を飲んで笑えるような生き方が出来たらと思った。良い物語を作ってくれた作者に感謝したい。
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長く続いた北方水滸もいよいよ終了。感慨深い。
これだけ長いシリーズ、もちろん言いたいこともたくさん
あるのだが、何はともあれご苦労様と言いたい。
とても楽しめて「好漢」を感じられる良い作品でした。
文庫本で出そろったら水滸伝の1から読み通す計画あり(笑)。
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ついに終わった。水滸伝から始まった壮大な物語が。終わりは、静かだった。これでいいと思う。
今度は水滸伝から文庫で読もうと思う。