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「クリーピー」がとても面白かったので読んでみたのだけれど・・・。
まず事件そのものの設定が安易すぎる。
同じ大学で女子学生が次々と惨殺されていく。
にも関わらず、教職員たちの見回りや警告を無視して学内に留まるものだろうか。
次は自分が被害者になるかもしれない。
そんなふうに不安になって、犯人が逮捕されるまでは少しでも危険な状況は避けるのが普通だと思うのだけれど。
真犯人が犯行におよんだ理由がまずわからない。
物語の展開上そこは掘り下げなくても仕方ない・・・としよう。
ではもうひとりの犯人はどうだろう。
人を殺すというのは大変なことだ。
犯人自身の心理描写があまりにも薄く、動機そのものも納得できるものではない。
用意周到に準備したわりには、決定的なミスをおかしている。
物語としても内容的に薄いものだったけれど、事件そのものもやけに薄っぺらなものだった。
かつて応募し最終候補作として残った物語のアイデアをもとに書かれたものだという。
全面的に改稿をしたらしいが、どうせならまったく違う物語を一から作り上げたほうが良かったのでは?と思ってしまった。
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前作が面白かったので読みました。
主人公が2人いるみたいな設定が残念だったのと、クリーピースクリーチにもっと意味を持たせてもらいたかったです。
でも、読みやすいミステリーでした。
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だよね…。でも、始終不穏な感じで、ついつい読み進めてしまった。
大きな展開はなかったがなかなかうまい手?笑ではあるか。
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続編が出ているなら読まないわけにはいかない性分で、勿論これも読むわけですが、1作目を超える続編がある事が少ないのは周知の事実な訳であり、それも納得の上読んでみた。
読み始めたら出てきた出てきた1作目の主人公の大学教授の高倉。映画のキャストででいう西島秀俊が早速出てきた!と、思いきや、あれあれ?主人公?犯人?被害者?と思われる島本龍也が主人公のようです。
今回は2時間ドラマ風な展開で、あっと驚く事も少なく、やはり続編の枠を出ませんでした。
プラスされた”スクリーチ”もね~~。というとネタバレするしな~言えね~~
そして何故か最後に出て来る高倉夫人の態度が私にはちょっと怖かったんです。殺人犯を目の前に落ち着いた態度、慈悲の心?なんでか仮面をつけた人間の様で恐ろしい。前回のスクリーチの時も思ったけどなんだか違和感ありありなんですよね~~。
物語と全然関係ないところに注目したりして自分なりの楽しみを見つけつつ読み進めるという邪道な読者です。そして読み終わったことにだけ満足して書評まで書いちゃうという。
読んだ本全てが面白いなんて事ある訳ございません。
でも続編が出たら読んじゃう本読みの皆様!是非読んでくださいませ(笑)
何処でどんな楽しみがあるかは本人次第ですから!!
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琉北大学の職員・島本龍也は、学生の御園百合菜から指導教授のセクハラの相談を受けた。だが百合菜は、大学内の女子トイレで惨殺死体となって発見される。しかも事件は、獣のような金切り声を現場に残す女子学生連続殺人へと発展していった。かつて猟奇殺人事件を解決した琉北大学教授の高倉孝一もまた、事件の渦中に巻き込まれていく。日常に潜む闇の恐怖が忍び寄る!
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琉北大学文学部事務課主任の島本龍也は学生部の職員・柳瀬唯から、女子生徒と教授の間でハラスメントの相談がきていることを聞かされる。しかし解決のため、当該生徒を高倉孝一のゼミに移動させられないかと水面下で動いていたところ、その生徒が女子トイレで何者かに刺殺されているのが発見される。
なんというか…違う意味で斬新な展開で、先が気になって仕方がなかった(苦笑)。何をもって突然ここまで変容したのかわからないある人物。しかしここまで連続殺人が起きているのに、いつまで学校内の有志で見回りを続けているのか。「クリーピー」(映画版?)の続編という話だったけど、高倉先生ともう一人刑事さんが共通していただけだったような…?
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「クリーピー」の映画化を機会に続編が書かれたとのことであるが、出来の悪かった映画の終わり方では続編は無理だったであろう。続編といっても、前作の高倉教授は脇役になってしまっており大学の事務職員島本の物語になっているが、肝心の大学での美人女子大生殺人事件の謎解きは放ったらかしにされてしまい島本がいかにして殺人を犯すことになるかの物語になっている。島本あこがれの唯は金に汚い女に描かれているが、悪質な奨学金という学生ローンの返済にあくせくすれば多少人間も悪くなりそうで唯が哀れであった。
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「クリーピー スクリーチ」
クリーピーの続編。
前作では、主人公の高倉の隣人が得体の知れない闇を孕んでいる誰の身にも降りかかってくる可能性がある恐怖をテーマにしていました。
その続編に当たる本書は、ある大学で起きる連続殺人事件、それも犯人が獣のような金切りを現場に残すという猟奇的さを含んだものに高倉が巻き込まれていく・・・と言ったものではありません!厳密に言えば、実際には巻き込まれてはいるものの、前作のようにすぐ側に狂気や殺意が潜んでいて、それに高倉が苦しめられるCREEPYではないのです。
今回の事件では高倉は冒頭からこれ見よがしな主人公感で登場するものの、脇役。前作からまさかのジョブチェンジ。続編扱いでこの変化球は、予想してなかったですね。続編だから主人公は同じというバイアスはいけないなと痛感。
因みに、高倉は前作では東洛大学教授職を辞し、福岡の大学特任教授に再就職しましたが、今回では再び東京に戻ってきており、琉北大学教授となっていて、時系列的には前作事件から10年以上は経っている模様。そして前作では明かされなかった高倉のフルネームが、今回孝一と明かされる小さなサプライズ付。
高倉の代わりに主人公となるのが島本龍也。琉北大学の職員です。ある日学生部職員の柳瀬から相談を受けたことから、猟奇的連続殺人事件が発生し、島本も巻き込まれるのですが、その話が本筋になる訳ではなく、島本オリジナルストーリーに派生していく。あれ?て意表をつく変化球。獣のような金切り声を発するような犯人が大学内をうろついているかもしれないのに、本筋が結構放ったらかしになります。あ、新しい(*´◒`*)。
本筋も予想外の着地点。犯人の動機や事件の背景の叩き込みたるや否や。びっくりだ。そもそも島本に近づいたあの人の動機もさっぱり分からない。普通にリスク高いし、ただ嫌な奴なんですけど、この理解で良いんだろうか。謎だ。。。
そして、高倉と奥さんとある人物の三者会議も変化球な落とし所です。高倉はまだしも奥さん、なんでそんな落ち着けるんだと。ケーキの件は回収されていい感じなんですがw
ストーリーも高倉の扱いも変化球揃い。スクリーチの意味はどこまであったのだろうか。つまらなくはないですが、良くも悪くも前作とは別物です。
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ストーリー自体は前作とは一切関係ありません。
前作と比べるといまいち面白みに欠けますね。島本の小物っぷりよ……。
ただ高倉は前作より魅力的に映る。たぶん前作の燐子とのちょっと浮ついた描写が高倉の印象を悪くしてたからかな。
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読み始めて知ったのだけど…
この小説って「クリーピー」という
大層おもしろい小説の続編なんですと!?
それも知らずに読み始めちゃったよ。
犯罪心理学専攻の高倉教授
赴任先の琉北大学でまたも事件に遭遇
女子トイレで行われた連続殺人事件
発見時に聞こえる金切り声
果たして犯人は…?
な~んていう単純な流れじゃなくて
なんか途中から犯人でもない人が主人公になって
連続殺人犯にまぎれちまえ~的な流れになって、
あらら…
で、ラストに連続殺人犯の正体がわかるんだけど
これまたあらま~的なやっつけ感が…
いやいや
私はこの小説の読み方を間違えている!
これは主人公の心理を楽しむもので…
…とは思えんのがツライ
とりあえず「クリーピー」を読んでみるか…
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日野市郊外 容姿端麗 慶應大学の出身 思わぬ僥倖ぎょうこう アカデミック・ハラスメント 金切り声 尾関の世間知のなさにも呆れてた 煌々と灯った明かり 胸骨近辺を疼痛が走った 犯罪心理学 机上の空論 山狩りで射殺された猿 和歌山県の新宮しんぐう バランタインのウイスキー 幾分饒舌になって 赤い醜塊しゅうかい 濃い闇が浸潤し 六本木 アマンド 阿佐ケ谷駅 自宅が荻窪 死のダンス 北口のサンモール商店街 言質げんち さいえん才媛 生理的嫌悪感が露骨に見えていた のらりくらりと躱すロープ・ア・ドープ 我儘で喜怒哀楽が激しい 任意の事情聴取など 母親と愛人の邪淫に対する憎しみであったかもしれない 彼は母親の淫蕩の血を憎んでいた 島本の改悛の情を信じていた 西島秀俊 竹内結子 香川照之 藤野涼子 笹野高史 川口春奈 東出昌大 実は薄氷の上にあるのだという底無しに恐ろしい感覚に
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続編なのに、前作に比べて同じ人が書いてるんだろうか?ってくらい話の進み方、雰囲気が違って感じた。読みやすくて面白かった。
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続編的だけど、
視点が少し違っていて新鮮。
2作目ってだいたい外れる。
こんなに先の読めるミステリーは
深入りし辛いので苦手。
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クリーピーシリーズの第二弾
前回の主人公が今回は脇
今回の主人公は大学の事務職員
女子大生の連続惨殺事件が起こる
事務職員の語りでストーリーはすすむ
終盤で脇だった前回の主人公が!
語りの主人公が連続殺人犯ではないとは思っていたけど
まさかの・・・
第一弾に続いて楽しめました
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クリーピーよりは確実につまらなかったと思う。興味の持てるキャラクター設定がされている人物も登場しないし。なんとなく読み終わってしまった。