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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリーピーは、少しジーンとくるところもあったけれど、こちらは、おぞましい殺人描写が続く。
でも、ページをめくる手が止まらなかった。映画の高倉は、最後に殺人を犯したので、あの時点で終わりだが、小説はまた続いてほしい。
ミステリーとしては平凡だった
2016/06/28 14:47
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台が大学の中だけに限られたということでそんなに大したミステリーでもなかった感じだ。だいたい学生たちの連続殺人というのは、ちょっとミステリーとしては幼い感じがして不足感がある。
むしろ、私としては島本と唯の関係に注目していた。要するにこれは美女と野獣の物語。2人がいろんな障害を乗り越えてうまくいくストーリーを望んでいた。唯の最期の言葉はそれに近いものではなかったか。だから島本が唯を単純な発想で殺害するストーリーはまったくの唐突感があり、現実的ではないと思う。
一気に読めました
2019/01/15 18:48
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「クリーピー」程ではないが、文章の間から不気味さが漂ってくる。すぐ先で何かが起こりそうな気配。
毎日を希望なく淡々と過ごしていた島本が、連続殺人事件と恋愛感情のねじれから、常軌を逸していく様も、怖かった。
高倉が脇役だったのは残念。というか、高倉が登場しなくても、成り立ったかも、
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『クリーピー』の続編、しかも文庫書き下ろしということで期待したのだが…
続編という意味では『クリーピー』の主人公だった犯罪心理学教授の高倉孝一が脇役のような何とも言えぬ微妙な立場で登場するだけで、直接的なつながりは無い。
大学で発生した女子学生連続殺人事件を描いたサスペンスなのだが、いきなり意外な人物が犯人として名乗り出たり、伏線も何も無く急展開があったりと、かなりのトンデモなストーリーである。
これまで前川裕の作品は『クリーピー』、『アトロシティー』、本作と読んでいるが、次第にレベルダウンしているように思う。
もしかしたら『クリーピー』の映画化に合わせ、別なプロットを慌てて続編に仕立て上げたのではなかろうか。
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前作を読んだのが、かなり前なのでちょっと想像していたのと違う感じがした。
思ったより、おとなしく読める話だった。
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前作『クリーピー』の続編として書かれていますが、これだけでも面白いです。共通の登場人物がいるだけで特に続いた事件ではないので。続きが気になり夢中で読みました。殺人が起こる場面はドキドキしながら読み進め、緊張感がありました。実際にも起こりそうに思わせられる描写で怖かったです。
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『クリーピー』と題名に入っているものの、前作の気味悪さには遠く及ばなかったな。島本のこじれ具合はストーカーの心理を見せつけられているようで不快だったけど。
高倉がまた主役かと見せかけて予想以上に空気な扱い。解説を読んで取って付けた感も納得。
続編なら前作登場の矢島の家族支配に至る経緯や心理を掘り下げてほしかった。
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『クリーピー 偽りの隣人』の続編ということなので
作り込んだ展開になると思い手に取り楽しみにしていました。
けれど前作とは全然違い伏線や交錯されたトリックなどのようなものが
あまり無く手が込んでいなくてあっけなく終わってしまったという印象でした。
高倉教授がメインではなく脇役に来ているという点で
少し物足りなさが感じたのかもしれないです。
犯人の動機が斬作では割とはっきりと描かれいて納得が出来ましたが、
今回はあまり犯人の動機が分からずうやむやになってしまっていたのでそれも残念です。
ただ犯人が徐々に明らかになってきた頃には意外性があり、
誰にでも何処にでも日常に潜む人の心の闇の恐怖だなと思わされました。
前作と同等の作品とは思わず、
違う作品のサスペンスだと思って読めばそれなりに面白いかと思います。
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前作「クリーピー」より読みやすかったという印象。特に続編という感じもなく、別作品として読んでた。
ただ、主人公の島本に共感できず、どうもイライラしながら読んでた模様。もうちょっと魅力的な登場人物がいても良かったかなと。
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「クリーピー」続編。でも直接の繋がりもネタバレもないので、前作が未読でも大丈夫かも。
恐れるべき連続猟奇殺人と、現場から聴こえた奇妙な叫び声、というとホラーっぽい雰囲気なのですが。至って現実的なサイコミステリ。だけどこれ、犯人が誰かとか動機が何だとかはかなりさらっと流されています。だってそっちはメインじゃないのだもの。
事件の謎が気になりながら読んでいたのだけれど、途中からの流れには驚き。え、まさかそういう話になっちゃうの? いったいどうなっちゃうのかどきどきさせられるサスペンスフルな作品でした。
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201606/結構露骨に伏線あって意外性には欠けたけど、面白かったし、スイスイ読んでしまった。前作もだけど、キャラ達の魅力がなく…特に女性キャラ達は事件展開的にそうじゃないと進まないからとはいえ、好感度低。島本の豹変が唐突だったり、前作より雑さがあって惜しい。
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前作『クリーピー』が面白く、その続篇ということで購入したが、期待しすぎたか…
前作との繋がりは一部の登場人物だけ。
繋がりを期待してただけに、ちょっと期待はずれ。
2016.7.10
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最後まで勿体ぶられていた真犯人の正体も想像通り。合間に挟まる女性事務員との関係描写は主人公の目線がただただ気持ち悪い。何よりも文章が稚拙すぎて読んでて何度も舌打ちをしたくなった。
もちろん文体には好き嫌いというものがあるから自分が合わなかっただけと割り切るべきだしそういう小説は今までにもあったが、明らかに文章の繋がりや言葉選びに違和感があるものは受け付けない。出版物として世に出されていることに腹が立つ。
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映画化に合わせた続編の刊行…だが、こちらは映画そのままの続編不可能そう。そもそも主人公の職業やラストも全然違うのでそりゃそうだけど、前作や映画の、ぞくぞく追いつめられる感じが好きだったので、この続編はちょっと期待とは違っていたかも。
主人公も、今作ではほぼ脇役。でも、あんな事件のその後もちゃんと平穏が戻ってきていたようで安心した。
こういった小説はどうしても犯人捜しをしてしまうけど、登場人物が少ないこともあって、謎解きでの驚きは無かった。身近な人の悪意が顕在化する時の恐怖と、主人公の感情変化が丁寧に追えるところは良かった。
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前作を知らなくても問題なし。
最初普通のミステリーかと思ったら、途中から思ってもない方向に進み始め、そっちがむしろ本筋に。
どうなることかとドキドキしたが、終わり方は割とあっさり。
ミステリー部分が物足りない&消化不良なのはちょっと残念。