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投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
生徒ではなく、逆に先生が問題児という珍しい作品です。高校生活らしい爽やかさ、すがすがしさが感じれら、自分の高校生活を思い出しました。
感じるよ、「本当」
2019/03/23 00:57
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投稿者:たまお - この投稿者のレビュー一覧を見る
問題児ばかりの吹部にきた、ノーテンキな先生。グチャグチャの部だと思いませんか。これが、違うんです。
ノーテンキな先生は、音楽が大好きで音楽に関しては完璧。丁寧で教え方もわかりやすい完璧顧問に変身するんですね。でも、問題児は?ってなる。ここがこの本の魅力です。ノーテンキに見えて本当は奥深い先生が、主人公を含む沢山の部員の「本当」に向き合い、触れ合い、惹きこむ。不器用な先生が紡ぐ、がたがただけど優しく温かい言葉の数々。
ハラハラする場面も多いけど、ほんわかする場面もとても多い本でした。主人公と一緒に悩み、考えさせられました。まったく、この部は悩みまで多いんです。だからでしょうか。主人公と一緒に、まわりの小さな変化や思いやり、温かさまで感じられました。
テンポが良く面白かったです
2024/06/20 22:52
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
崩壊寸前の吹奏楽部に変人顧問が赴任してきて…?
青春!て感じでした。
テンポやミタセンの変人っぷりが面白く、文章も読みやすいので最後まで一気に読めました。
所々に覗くユーモアも好きです。終盤は結構真面目になってしまってコメディっぽさが薄れたのが少し残念でしたが。
主人公の1人である鏑木沙耶が最初憂鬱そうで、部の楽器を乱暴に扱われても強く文句も言えないし、同族嫌悪で読むのを止めそうになりましたが
ミタセン登場からはポンポンポンと話が進んで良かったです。
個人的にはヤンキーの蘭先輩と元部長の長渕先輩の友情エピソードが良かったです。
西大寺くんはスンとしてるわりに沙耶の泣き顔で落ちるなんてチョロいなぁ。
ひとつツッコミどころは、ミタセン、実家があんなお金持ちなら働かなくても良いのでは?
私設楽団とか普通に作れそうですけど。
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吹奏楽部をやってた人なら共感モノ。フィクションと吹部あるあるがマッチした物語。時おり笑える描写もあって電車のなかで笑いそうになりました。一気読み
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すごいよミタセン!すごいよ!かなり笑いながら読みました。ハルチカも同じ吹奏楽部を題材にしてるけど、あちらは部活動が主軸でないことも多いから、こちらの方がより吹奏楽部の内情がわかる感じでした。ミタセンのキャラがおかしいので、かなりギャグっぽいところもありますが、部員の心情の変化や対立もリアルだなと思いました。受動的だった部員が最後は能動的に変化していって、若者の吸収力や成長力に感動しました。この世代ならではだなとうらやましく、まぶしく思いました。
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この本で主に中心人物となる人は三田村先生、通称ミタセンという人物だ。この先生は、先生なのに登校拒否をするという、よく分からない行動をするのだが、ミタセンの本当の気持ちに気づいて、吹部がまとまっていくのがとても面白かったし心に残った。自分が吹部に入部していることもあって、読書感想文にはこの本を選んだ。とても書きやすくて楽しく書けたのでよかった。この続きの本はないけど、もしあったら続きが気になると思う。
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廃部寸前の吹奏楽部に、エキセントリックな顧問教師が赴任する。
このヘンな顧問のペースに巻き込まれ、振り回されつつも、その熱に影響され、生徒たちは少しずつ変わっていく。
そんなお話。
楽しくは読めるかな。
個性豊かな吹部メンバーも、ミタセンの強烈さの前にかすんでしまう感があるが。
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ミタセンのやり方は、強引な感じもしますが、
中々上手くまとめ上げる。
指導教育本とも言える一冊。
青春グラフィティー。
楽器に携わったことのない方も、
楽しく一気読み。
皆様も是非!
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顧問のミタセンに食らいついていくようになるまでの過程も見物だったが、そこから自分たちで音楽を作っていくように変わっていく姿はなるほどという気持ちだった。部活に限らず、仕事に対する取り組み方にも通じるものがあり、何かに本気で打ち込むとはこういうことか、と思った。
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都立浅川高校の吹奏楽部のお話。
吹奏楽を通しての思春期の成長・葛藤が描かれている。
登場人物のキャラクターがわかりやすい。ミタセンはチームバチスタの栄光に出てくる白鳥圭輔が重なった。
終わりにかけて早足に進んでしまったのがちょっと残念。
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高校の吹奏楽部の群像劇
言ってしまえば「響け!ユーフォニアム」なんだけど、ユーフォよりこっちの方が刊行が早い?
ユーフォはリアル路線で、こっちはさらに破天荒さというかドタバタ要素をドバドバ入れた感じ
まぁ、主に顧問の三田村が原因なんだけどね
こんなキャラどっかでいたな~ と思って記憶を思い返してみたら、奥田英朗の伊良部シリーズだった
自分のやりたいことをやりたいままに相手を動かすところとか
もっとも、あっちはもっとハチャメチャだし、他の人のことをそんなに見てないように思える
いや、それでいて結果的に患者さんのためになってるからやはり似てるなぁ
ストーリーとしては物語のテンプレート満載なんだけど、なぜか途中で感動してしまう 悔しい……
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読書中、元吹奏楽部員の私の頭の中には浅川高校吹奏楽部の風景が鮮明に描かれていた。私が抱く吹部の風景よりも破茶滅茶で賑やかだけど、それが本作品の魅力。
吹奏楽部の顧問と言って思い描くような人物にミタセンはまるで当てはまらない。風変わりでヘンテコな、教師らしくない教師。部を掻き乱しているのに、気が付けば部員たちは一つの「本気の夢」に向かっている。
熱血指導の中に音楽へ懸ける本気の想いが見えるところは、丸谷明夫先生のような熱いパッションの塊のような存在に通ずるところがある(……と思ったら企画協力のところに丸谷先生のお名前が!)。
会話文の割合の多さや各キャラの性格により、テンポよく読み進められる一作。続きが気になる終わりなので第二楽章の購入決定。
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吹奏楽部時代を思い出しながら読んでいました。
ミタセンみたいな先生だったら…ついていけないだろうなぁ(^-^;)
指揮に関しては天才的だけど。
いろいろなことを乗り越えながら成長していく主人公や仲間たちの姿が良かったです。
個人的にはトランペットの八幡太一がお気に入り。
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弱小チーム、どたばたで最後にハッピー。
たまにはこう言う単純明快がいいね笑。
ゴリゴリのよくある熱血先生ではなくて、無責任でお金持ちのお坊ちゃまってのは面白い設定。
お母様も素敵な人♡
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とにかくミタセンが面白い。
大人だけど子供…という顧問のミタセンに何とか付いていく生徒たちから、段々 生徒たちの方から自主的に吹部を作り上げていくように変わっていくところがカッコ良かった。続編も気になってしまう。