電子書籍
お役立ちです。
2016/02/29 23:27
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投稿者:さてさて - この投稿者のレビュー一覧を見る
取っ付きにくい内容を、一からわかりやすく解きほぐして解説しています。
専門家には物足りないかも知れませんが、最初の本としてオススメです。
紙の本
現在のスーパーコンピューターを遥かに凌ぐ量子コンピューターについてわかりやすく解説された書です!
2020/01/27 10:02
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、専門知識も楽しく学べると人気の「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は「量子コンピューター」について書かれた非常に興味深い書です。同書は、量子力学というこれまでとは全く異なる新しい考え方に基づいて開発された、現在のスーパーコンピューターの威力をはるかにしのぐ量子コンピューターについて書かれた画期的な一冊です。例えば、量子ビットを使うと、なぜ超並列計算ができるのかなど、現在のコンピューター能力と対比させながら、量子コンピューターの機能、性能をわかりやすく解説していきます。
電子書籍
細かいことは分からなくても気付きがある、ブルーバックスらしい本
2017/11/15 08:00
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典力学から量子力学へのパラダイムシフトというのは、間違いなく衝撃的なものですよね。
「量子コンピュータ」という名前の通り、その考え方を計算機科学に応用するというのは、やはり凄いです。
それと、面白いと思うのは、少しだけですがセキュリティ面についても解説されていたことです。
計算速度が根本的に変わることで、これまで実質的に安全が保証されていた暗号化技術が安全でなくなる、「危殆化」という問題がありますよね。
それについては、「量子暗号」なる、原理的には盗聴を不可能にもできる暗号化手法もアイデアとしてはあって、本書を読んだ感じでは、学術レベルだと色々試みられているようです。
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量子コンピュータのほどよい入門書。数式はほとんど出てこないので、数学アレルギーがある人でも大丈夫ですが、量子回路や量子アルゴリズムの解説はそれなりに腰を据えて読む必要があるでしょう。入門書としては、歴史から応用まで多岐に渡る話題をひと通り取り込んだ良書だと思います。
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今までのコンピュータとはまったく異なる概念の量子コンピュータ。この入門書の内容だけでも、動作の仕組みや発想には驚くばかりです。学生時代の「学ぶ楽しさ」や「科学がもたらす未来や希望」を久しぶりに思い出しました。
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[ 内容 ]
「量子ビット」を使うと、なぜ「超並列計算」ができる?
莫大な計算結果の重ね合わせ状態から、答えを1つに確定できるのはなぜ?
まったく新しいしくみによって、現在のスーパーコンピュータをはるかに凌ぐ力を発揮する量子コンピュータ。
研究の最先端にいる著者が、従来のコンピュータのしくみと対比させながらその基礎と、実現にむけた試みを平易に解説。
[ 目次 ]
第1章 量子計算でできること
第2章 「量子」とはなにか
第3章 量子の不思議
第4章 「量子」を使った計算機
第5章 量子アルゴリズム
第6章 実現にむけた挑戦
第7章 量子コンピュータの周辺に広がる世界と量子暗号
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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今まで量子コンピュータなんてものを考えたこともなかったが、この本を読んで、少し身近に感じられた気がする。近い将来に量子コンピュータが本格的に活躍する時代がくるだろう。そうすれば、ますますわれわれの生活にとってプラスにもなることがいっぱいあるのだと知った。やはり、量子力学の原理である、量子ピットというものの凄さがわかった。すなわち、不確定性原理を利用することで、今では考えもつかない量子暗号や、シミュレーションも可能となるのだ。
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ドイチュージョサのアルゴリズムは、量子コンピュータで決定論的に解ける。
解が確率的であっても、どの解でも真偽が判定できれば、決定論的な解だと分かるとのこと。
最後に、もう一回演算が必要なのが気がかりだが、応用例はかんがえれるかもしれない。
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キーワード:EPRパラドックス、量子エンタングルメント‥・。「面白いって言うから読んだでみたけど、よく分からないから説明して?」とか言わないでください。読んだときは理解できたけど、もう忘れてしまったんです(笑)
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なんとなくどういうことが出来るのかはイメージはつかめてきたけど、
もう一冊今度はすぐ最近出た本も読んでみよう。
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量子コンピュータの仕組みについて理論的な基礎から実装に近いところまで一通り学べる。出版は2005年なので、本書の出版後商用化されたD-WAVEの情報も交えた最新情報を読んでみたい。量子暗号についてはマルウェアが幅を利かせている現状を見るに、通信路をいくらセキュアにしてもという気もする。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA70859653
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入門的な量子コンピュータの原理解説書。ブルーバックスなので対象読者は高校生あたりだと思われるが、さすがに高校生でもわかるように説明するのは大変なようです。量子論や不確定性原理を理解させるのは無理ということで、原理やアイデアが生まれたエピソード的な話で惹きつけようとしています。
肝心なところが説明抜きで結論だけ示してあったりするので、消化不良というか欲求不満みたいな感覚がしばしば残った。伝記は伝記として書いてほしい。かと言って本当に詳細な解説があっても眠くなるだけだと思うので、これで良かったかもしれない。
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やや難しいが、量子ゲート方式の量子コンピュータの解説としては非常に分かりやすい。
オススメ。
執筆当時は量子アニーリング方式はまだなかったんだなと思うと、近年の発展の著しいことに驚かされる
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自分が前に読んだ量子コンピュータの入門書と内容的に被るところが多かったが、キュービットの、1と0それぞれの重みと、位相を、(球座標の類比で)立体的に表す表現は知らなかった。
量子コンピュータは現在のコンピュータに完全に取って代わるものではなく、寧ろお互いの強み弱みを補い合う(というと言い過ぎ?)ものらしい。量子コンピュータを今のコンピュータを遥かに凌駕する夢のマシンのように考えていた、自分の考えを修正せねば。