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投稿者:きゅうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
初マハ。残念。表紙の感じと簡単な紹介文、立ち読みで序文を読んだ感じで決めたのに、失敗しました。これって政治家か誰かの要望で書かされたの?って思うくらい美化された選挙演説やら国会質疑やらが長々と続きます。現実日々政治家の不倫や汚職のニュースがあふれてるので、きれいごと並べられても正直シラけます。
紙の本
政治はこんな簡単じゃない、、
2015/11/26 15:02
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
【ネタバレ】テーマと切り込み方は良かった。スピーチライターに興味持てたし。しかし、超現実の政治を題材にしたのはあまり面白くなかった。あたかもスピーチで政権交代を成し得たようになってしまっている。ここで現実的なのか非現実的なのか溝が産まれてしまったように感じる。言葉で世界を変えられる、という指針は間違ってないとは思うが、もっとミニマムなところでのお話の方が共感できたな。主人公こと葉のセンス?が買われ、伝説のスピーチライターの弟子になり、若手立候補者の専属スピーチライターになって成功するってのも安易で興ざめしてしまった。
紙の本
期待外れ
2021/11/23 17:53
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投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原田マハさんの小説初挑戦。
泣けるというので買ってみたが、期待外れ。
語り手が「こと葉」という登場人物なのだが、語り口がすこぶる軽く、それがどうにも安っぽく感じられた。
他にも、こと葉の祖母が高名な俳人だとか、代議士の家族と親戚同様の付き合いをしているいうのもリアリティを感じられなかった。
オバマとかヒラリーとかアメリカのことについては実名なのに、日本のことだけ架空の名前、しかも郵政民営化とか後期高齢者というイシューそのものは実在のものというのも、なんかちぐはぐで、中途半端なリアリティしか感じられなかった。(ついでに言えば、政権交代というテーマも古い。)
ファンタジーとか漫画の世界でさえ強いリアリティを感じるものがあるのに、このつまらなさは何なんだろう。
確かにドラマの原作としてなら面白いかもしれないが、文芸として楽しむことは、私にはできなかった。
とは言え、原田マハさんの作品は評判も高いので、これに懲りず、他の作品を読んでみたい。
電子書籍
テーマ多い
2017/01/30 07:38
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治、仕事、スピーチなど、、、テーマの多い、かなり長編の小説という印象。面白かったが、ちょっと盛り込み過ぎな感じがした。
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何度も電車の中で、胸の内から溢れ出てくる、熱いあつい涙を流してしまわないように必死でこらえた。こと葉と同じように、結婚式のスピーチに最初から心を奪われた。
結婚式でこんなスピーチを耳にすれば、マスカラ落とすくらいなんでもないことのように思えるくらい泣いてしまうに決まっている。
スピーチライターという仕事があることすら知らなかったこの本を読む前の自分。そしてこの本を読み終わった今の自分。
私の世界もまた確かにこの作品の言葉によって“変わった”のだと思う。
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なにこのさわやか暖かい読了感は。
最初はある意味でお仕事小説なのかと思いきや、なんと深い良い話なのだろう。
言葉がスピーチがどれだけ人の心を揺さぶり寄り添いまっすぐなものなのか。
泣きそうになった。
ラストもとてもよく、気持ちの良い本だった。
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何の予備知識もなく読み始めたので初めは
披露宴のスピーチを入れつつもいろんな家庭の
ほんわかする短編集的な作品かと思って
読み始め、途中でおやっと思い裏表紙の作品
内容を読んでからは一気に読み終えました。
スピーチライターやコピーライターなど
聞いたころはあったけど実際どんな
お仕事なのかは知らなかったんですが、
読み終えた今、あぁ~なんて素敵な
仕事なんだと思いました。「言葉」って
話す人や作る人によってすごい力になるん
ですね。本編に出てくるある人が言った一節に
「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、
と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。
二十四時間後の君、涙は乾いている。
二日後の君、顔を上げている。
三日後の君、歩き出している。」
なんていい言葉なんだろうと思いました。
もし自分が困難に直面した時にこんな言葉を
かけられたらなんて心強いことだろう。
そしてもう一つ心に残った一節は
「愛せよ。人生において、
よきものはそれだけである。
本日は、お日柄もよく、
心温かな人々に見守られ、
二つの人生をひとつに重ねて、
いまからふたりで歩んでいってください。
たったひとつの、よきもののために。」
これも実際言われたら心にしみるだろうなぁ
たまたま手にして読んだ作品で「言葉」って
ほんとにすごい力を持っているんだと
改めて思いました。あぁ~いい作品だった。
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結婚スピーチの話ばかりと思って読み始めたけど、結婚スピーチは冒頭だけで、後半は選挙スピーチ。
現実とリンクする部分も多く、面白かった。スピーチ十ヶ条、参考にしてみよ。
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楽園のカンヴァスの著者によるスマッシュヒット。余り知らないスピーチライターの世界を題材にしていて見事に引き込まれてしまった。現実の政治動向をかなり参照していたけど。
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スピーチライターって、本当にいるんですね。いや、いそうだな〜ということは分かるけど、あまり馴染みがないので。。
でも、私も人前に立ったり、みんなに注目されることが大の苦手なので、スピーチがうまい人って尊敬します。言葉の力ってあるよな〜、大切だよな〜ということを再認識。
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わりと最初にがつんとやられたので、最後の師匠がいなくなってからの展開は急すぎて無理にまとめた感じになってしまったのが少し残念。
結局最後はこと葉はフリーで仕事してたのかな?
ワガタマとの成り行きとかももう少し細かく感動的に書いて欲しかっった気がしたが、スピーチライターという仕事にスポットを当てたお仕事小説だと思うことにした。
これはスピーチが好きになる、特に自分がスピーチをするのに参考になる事は結構あった。
3つの理由を述べるテクも何度も出てきたので、それもスピーチが映えるコツの一つみたいだね。
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スピーチによって人の心が動かされる。思っていることを言葉にする事は本当に難しいことだけど、相手に伝わるように気持ちを伝えようとする気持ちが一番大切なんだと実感した。
[困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。]
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スピーチライターとして成長していく、こと葉。
言葉によって
誰かの心を動かすということは、難しく、そしてなんと強烈なことであろうか。
最近、心を鷲掴みにされ、揺さぶられたことがないなあという人にもオススメの一冊でした。
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原田マハさん、得意の美術関連以外はなんだか少女漫画みたいに軽すぎて苦手です。残念。途中から飛ばし読み。
スピーチの構成って音楽に通じるものがあるかなとちょっと思った。盛り上げ方の問題。
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これといって取り柄もない普通のOL、こと葉が主人公。
密かに想いを寄せていた幼馴染の結婚式に出席している際、
あまりにも退屈なお祝いの挨拶を聞いているうちに居眠りをし
すでにテーブルに配られていたスープ皿に顔を突っ込んでしまう
という大失態を演じてしまったこと葉。。。
そんな彼女だったが、その後の別の人のスピーチにとても感銘を受け、
その人のところに弟子入りすることに。
久遠久美。彼女の師匠は業界ではよく知られたスピーチライターだった。
「言葉」の持つ可能性にどんどん興味を惹かれ、勉強していくこと葉。
そんな彼女にまた大きな転機が訪れて・・・というお話。
「言葉」の力については、いつもその強さを感じているし、
普段から言葉そのものや言葉の使い方操り方に気を配っているつもりなので
とっても興味を持って物語を読み進めた。
だけど、ちょっと残念だったのは中盤以降、政治の話が中心になること。
それも民主党が政権交代する直前の状況をそのまま描写したかのような内容。
やっぱり・・・つまんないね。政治って。あ、いや、政治の話って。
それに、政治が絡んでいる箇所、なんだか中途半端に感じた。
もっと深く描くか、あるいは政治の話なんて全く持ち込まずに、
結婚式や企業代表の挨拶に特化した内容にした方がよかったのでは?
と思ってしまった。