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お父さんの物語・・・かな。
そんな風な子育てに子育ち。
ついでに自分育ちもはいって。。。
私は卒業の崖っぷち。
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『岳物語』に続いて購入。
思春期に入りつつある岳少年と、シーナおとうの物語の後編。
親離れ・子離れがはっきりと始まっていく親子の、どこか甘く、何となく切ない雰囲気が、なかなかいい。
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内容(「BOOK」データベースより)
ご存知、シーナさんちの岳少年。男の自立の季節を迎えている。ローバイしつつ、ひとりうなずく父親シーナ。子と父のやさしい時代が終わり、新しい友情物語が始まる。大好評「岳物語」PART2。
岳くんが自立を始めて椎名さんサミシイの図です。返す返すも我が父のしょうも無さが思い出されます。こんな父親欲しかったですなあ。
犬ガクもまだまだ若くて元気で、ずっと見守っていた読者としては再読なのにホロリとします。
野田知佑さんも若いからはつらつとしてかっこよくて、こんな環境に居た岳くんの事がうらやましい。
この本が切っ掛けでこの親子長い断裂期に入ってしまうのですが、今は孫に囲まれて幸せそう。いい人生送ってますね。
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徐々に父親から離れていく岳の姿に、父の立場としての寂しさと、息子としての立場の切なさ、両方を感じた。
中学に入学するまでの残り10年弱、あれもしたいし、これもしたいし。ロードマップでも描いてみようかな。
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前作「岳物語」から立て続けに読了。岳くんが小学校高学年から中学生入学までのお話で、精神的に親から自立して少しずつオトナのオトコに成長していく様子が描かれている。男の子を育てている父親という立場の人が読むと、この岳物語シリーズは相当に感情移入できると思う。そして息子と共に旅に出たくなるだろう。自分がまさにそれだ。椎名家の子育ては一般的な家庭と比べるとかなり特殊ではあるが、そんな風に育てられた少年がどんな青年になり、そして現代社会でどのような生き方をするのかとても興味深い。
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そして小学生から中学生に変わろうとも,親と子の関係性は何も変わることがなく,お互いの精神的な依存関係が無く,一個の独立した大人として認め合う関係性が形成される.言うは易く行うは難し.大きくなるにつれ社会との関係が深くなったとき,岳青年はこの国を,そしてこの社会をどのように感じるだろうか.
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岳物語の続編。どのような時間を息子と過ごすか。関わり過ぎてもダメだし、関わり過ぎなくてもダメなんだろう。そのバランスを悩むのも、大事な時間なんだろうね。こんな時間もあと数年かなとしみじみ思う。。
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ちょっと親の干渉が鬱陶しくなる岳のものがたり。
すごく懐かしさもあるが、今っぽい感じもある(初版1989年!)。核家族構成だけど岳がたくましく育っていくのは周りの人とのつながりなんだろうなぁと思った。
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岳が小学生から中学生になり、成長していく姿。
とても新鮮で、逞しい、立派な少年・岳。
実話であるということにさらに引き込まれ、
野田さんのWikipediaの記事を見たときには
ただただカッコいいな、って思った。
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懐かしかった。久しぶりに実家に帰って本棚から持って帰った一冊。
当時は、社会人になったばかりで岳側の目線で物語を感じてた気がするが、一人息子の父親を20年やった今は、知らずうちにシーナさんの子育てに影響されてたかもと思ってしまった笑
良書はいつまでも良書なのだ!
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「椎名誠」の私小説『続・岳物語』を読みました。
『岳物語』に続き「椎名誠」作品です。
-----story-------------
「シーナ家」の長男「岳」少年。
オトコの自立の季節を迎えている。
父子の濃密でやさしい時代は終わろうとしていた。
ある日、エキサイティングなプロレスごっこで、ついに「岳」は父の体を持ち上げたのだ。
ローバイしつつも、息子の成長にひとりうなずく「シーナおとう」。
カゲキな親子に新しく始まった、キビシクも温かい男の友情物語。
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「シーナ家」の長男「岳」少年の成長を描いた第二弾… 小学校高学年から中学校入学までの成長が、以下の11篇のエピソードで描かれています。
■あかるい春です
■少年の五月
■盗聴作戦
■ガク物語
■ヨコチンの謎
■チャンピオン・ベルト
■冬の椿
■オバケ波
■骨と節分
■闇の匂い
■出発
■あとがき
■解説 野田知佑
『岳物語』を読んで、「シーナさん」と「岳」少年の距離感がイイよなぁ… と感じたのですが、、、
「岳」少年の成長とともに、その距離感が急激に変わってきましたね。
カヌーや釣りの腕前では親の抜く実力を発揮するところは『岳物語』でも予感されましたが、、、
運動会を見学に行ったことを非難されたり、ホンキの父子プロレスで持ち上げられたり、「野田知佑」の住む亀山湖畔キャンプには付いてくるなと言われたり… と、一気に大人びた感じです。
小学校高学年から中学校にかけて成長著しい息子と、その父親… 適度な距離感を保つのは難しいかもしれませんね。
『冬の椿』に描かれていたエピソードは、どこかで読んだ記憶があるんですよねねぇ… 別なエッセイ読んだのかな。
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思春期は自立の季節。岳少年の父母に接する態度はなんだか経験あるなーとしみじみ。うちの親も当時どんな気持ちだったのかななんてちょっと考えてみたけど、やめた。
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今日偶然野崎知佑さんが亡くなったというニュースをネットで見た。ちょうどこの本を読んでいたので不思議な感覚だった。岳がその後どうなったのかについて興味を持って少し調べてみた。岳は自分のことを小説にした父親に長く怒っていたそうだ。何をやっても椎名誠の息子であることが知られていてしばらくアメリカで暮らしたのだという。続編では岳の成長とともに次第に父から離れていく様子が書かれていて,親ならば必ず味わう寂しさであると私も知っている。ただ岳が父から離れたのはそれまで愛情深く育てられてきたという証だと思う。私は子供たちに勉強するように仕向けてしまったが,この本を読むとこんなのびのびとした、自由な育て方も素敵だなと思った。
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こうしてみると、岳は羨ましい環境で育ってるよな。野田氏の解説も良かった。しかし漁師でもなく格闘家でもなく、写真家とはねw
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昔、国語の問題集の本文で、岳物語や岳物語2が使われていたのを記憶している。
岳は、自分というものをちゃんと持っていて、自分で考えて、やってみて、どんどん進んでいける強くて楽しい子だ。
岳を取り巻く人たちもみんなユニークで、頭でっかちよりも自分で体験してつかみとっていく実力を大切にして生きている、という印象をもった。
人の魅力とは、その体験の厚みで輝きが磨かれていく。
そんな気がした。
親と子はすれ違って、距離が出来ていくけれど、そういうぶつかる経験があるから、他者の立場に思いをはせることのできる人間となるのだろう、と思う。
いつまでも時間や感情を共有することは難しい。
しかし、無邪気に笑いあえた時間というのは決して無駄ではなく、その人の人生を支える太い柱になるのだろう、と思う。
しかし、岳や椎名さんにとって、この現代はどういう風に見えるのだろう。
野田さんが生きていたら、なんというのだろう。
あまりにも幼稚な管理社会に成り下がり、すぐに「危ない」と様々なものを禁止し、縛りあい、安易に「ルール」を求め押し付けようとする。
岳のような生き方や育ち方と真逆の現代。
現代の方が進んでいる、とは私には思えず、本当の意味で人間の知性や能力を発揮できるのは、多少の危険も受け入れて体当たりしていく岳のような生き方・育ち方のように感じる。