パスカル『パンセ』を楽しむ 名句案内４０章 みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、パスカルが著した余りにも有名な大著『パンセ』のエッセンスを抽出し、読み易くまとめ直した、非常に分かり易い一冊です。実は、『パンセ』の記述は、断片的なものが多く、読者によっては理解が非常に難しく、また大著であるため、それを全部読むには膨大な時間が必要となります。そこで、同書は、原著『パンセ』の中から気にある40の章を厳選し、それぞれの章でパスカルが伝えようとしている内容を、著者が分かり易く、簡潔に纏めています。ぜひ、この機会に、これまで何度も挑戦しながら、途中で読むのを諦めたという人も含めて、改めて『パンセ』に触れてみてください。きっと、パスカルが言いたかったことが、ついに分かるようになります！

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投稿者：せきた　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

パスカルは説得がしたかったのか。人間のもつ自己愛の国は太陽の沈まぬ大帝国であり、今日も気晴らしのために時間と労力を浪費する。そして好奇心はうぬぼれに外ならず、なんと罪深いことか。
知れば知るほど、パスカルの人間理解には同意するしかないではないか。
パスカルの入門書として最適と思います。