紙の本
レベルが下がれば下がるほど。
2017/04/23 08:18
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カンスト状態から順調に(?)世俗化を果たすミツエシロ。
個人的に一番好きなのは「正体を知らなくても恋愛はできる」。
神使だって、恋をする、というのがじつにいい。
ラ・ロシュフーコーの箴言ではないが、恋愛は錯覚や誤解や思い込みから発生するわけで。
それはつまり、神使だって思い込みをするってことなんじゃないかと考えると、史郎坊さん的分析と解釈をほどこしたらどうなるのか。
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シリーズ最新作。
『99』や『98』の頃に比べると、人間っぽさが増してきた……かな?
割とストレートに今時の流行やハマっているものを作中に出してくるタイプの著者だが、本作では刀剣乱舞。ゲームはやったことが無いのだが、バナー広告はちょくちょく見かける。面白いのかな〜。
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ついに付喪神の刀○男子まで出してきてどうなることかと思いきや、そういう片付け方をしましたか、と(笑)4編目の『貴方の人生は私のものではないのか』が、市子ちゃんと大雅さんとの親子関係が一歩進んでいく感じで良かったですね。3世代親子げんかの結果、自宅を家出する大雅さんがキュートだ。(ただの大雅さんファン……)
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おかっぱ頭で黒縁眼鏡、一見地味な中学生・出屋敷市子。しかし眼鏡を外せば、緑色の瞳をした美少女。そのうえ彼女神から遣わされた妖怪の類が80以上もついている、まったく平凡ではない14歳。人とは違う出自の彼女には、実は普通の経験がまったくないのだった。
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市子さんが絶叫マシンに初挑戦。だんだん普通の中学生に近づきつつある。馴染んできた友達二人のリアクションも面白くなってきた。
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88の妖怪を使役する黒縁眼鏡の中学生・出屋敷市子の物語第4弾。短編4つ。
『"地獄の釜の蓋が開く"とは"鬼だって盆は休む"という意味である』
市子とその友人たちが遊園地に行ってジェットコースターやコーヒーカップとかで楽しんで、最後にミラーハウスに入ったら別次元の空間に捕らわれてしまう。が、市子のおかげで無事脱出する。
『正体を知らなくても恋愛はできる』
双子白蛇·みずち♂が河辺で佇む少女·うららに一目惚れした。その少女は男子学生がイジメからの逃避目的で創造した使い魔で、彼が悪に落ちることで消えかかっていたところを市子が救う。
『大切なものは目に見えないと言うのは簡単だけど』
龍神の像の欠片と知らずに拾った市子の友人·芹香が、龍神に欠片を元に戻さないとさらう、と脅されるが何とか像の本体を見つけ欠片を元に戻し助かる。
『貴方の人生は私のものではないのか』
市子の父·大雅の父が登場し、市子を連れ回して無償で妖怪退治。それを知った大雅は激怒し家出する。
なぜ怒ったのかわからない市子だったが、後に市子のためを想ってのことだと気づき市子と大雅は仲直り。大雅の父とは2度と会わないことにした。
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和製魔法少女イッチーの短編シリーズ4作目。
「大切なものは~」
が結構好きかも。いっちゃんでてこないけども。
知り合ってまだ3ヶ月かそこらなんて読んでておどろく。
ボロボロ泣くシーンとその後の超強気なとこが凄く好き
芹香嬢はほんとにいい子だなー
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娯楽施設にいったら別世界、蛇の片方恋をする
嫁に乞われる、祖父登場。
娯楽施設にいて、何故あの世的な所に…。
そして振り返りをしてしまうのか。
昔話を知らなければ、こんなものでしょうか?
その場所で登場してしまった、知人。
会話がかみ合っているけれど、かみ合ってない状態。
注意事項をよく考えれば、分かる失敗(?)でした。
の前に、飛ばされたナンパ男達、どこへと
飛ばされたのでしょう?w
気持ちと想像力って大事、という教訓が
得られた気がする2話目。
金髪だろうと銀髪だろうと黒髪だろうと
すねて終了すると思うので、いいのでは?w
でも確かに言葉ぐらいは本人(?)に言わせましょう。
親切って大事ですけど、まさかの返し。
恩を仇で、というわけではないですけれど
人間側からしたら、まさにその状態。
そもそも落し物を拾うな?
いやでもそれも親切ですし、どうしたら…。
怪しげなものは拾わない??
父親がいれば、その上がいるのは当然の事。
すごい祖父です。
志は立派でしょう、確かに。
しかし父親の方が、これは正しい。
後ろにいる、犠牲になっている家族に気が付かず
他の人間の賞賛をあびるだけ、の存在はいりません。
しかも孫娘に対してのあの押し付け。
そこに気が付いた時点で、一歩大人になりました。
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相変わらずのやつ。
でも、この巻の最後の話はすこしばかり切なかった。所謂毒親的な話であるのだけれど、振り回された側の悲哀がかなしい。母親はエジプトに行ったのだと信じようとする心境が切なかった。
所謂毒親に育てられた大雅が、市子に対して口を酸っぱくして言っている金をとれ、普通の中学生をしなさいという心境がすこし垣間見える巻。そして振り回された市子が少し大人になり、また一歩人間に近づいた巻だと思う。
最初の人間離れしたチート少女はいつかいなくなってしまう。絶対に。我が儘を言い、親に秘密を持つ普通の少女になっていくのだなあ。
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シリーズ第4作目で4編収録。
今回はわかりやすい話ばかりで読みやすかった。
善意の塊である市子の祖父が登場し、市子と父の関係にも少し変化が訪れる。
市子が不在の中、芹香が天狗の助けを借りて降りかかった災難を退ける話が面白かった。