紙の本
ダメにみせても通じないぞ!
2016/11/08 07:14
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投稿者:こけさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
周りとのズレを抱えて生きることって本当はタイヘンナことじゃないのか!それをなんておもしろくあわれに書けるんだろう!少なくとも、自分のそんなズレをあっけらかんと広げることはできないなぁと思うのだ。それを知らせることが、生きやすさにつながるとも思えないのだけれど。
紙の本
生き方下手の心の叫びを聞け
2021/04/25 22:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
詩人には2タイプの人間がいると思う。ピュアすぎて儚げなタイプ。そして捻くれてたりこだわりが強くてちょっと狂ってるタイプ。
穂村弘さんはまさに後者。スーパーの半額寿司に人生の機微感じて顔を覆ってしまう、彼女と野球観戦に行った話が始まったのに実際は野球観戦はしていないしそもそも彼女も本当いなかった。会社へ遅刻しそうなのに買ったあんぱんをつい開封してしまい結局投げ捨てるハメに。
どこか狂気を孕んだ面白エピソードが多すぎる。
だけどタイトルに「世界音痴」とあるように、上手く世の中を生きられない感覚に不思議と共感してしまう。(いや、僕は多分だいぶ常識的なのだけれど…)
この著者ぐらい振り切れてたら、逆に生きるの楽しいだろうなぁ。笑
ちなみに著者は高名な歌人らしく。恥ずかしながら存じ上げなかったのだけれどひとつだけ知ってる短歌があった。
サバンナのうんこへ気持ちを吐きだす。誰かに聞いてほしいけれど誰にも聞かれたくないホントの気持ち。
サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい
電子書籍
おすすめです
2024/02/12 03:29
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投稿者:樋口悟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
穂村弘さんのエッセイ。ダメ人間のようですが、ものを見る目は独特で鋭く、また興味深いです。共感する部分もありますが驚きもあります。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鶴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界音痴に共感するからって、私とこの人は同じじゃないのね。
私は恋愛をする力もなく、歌を詠む日もなく、ろくでもなし。
でも少しくらい、感情移入させてよ。
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面白いけど、
なんじゃこいつ。
15年以上自室の窓を開けたことがないとか。
パラサイトシングル……。
にょっ記の方がすきかな。
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にょっ記よりスキです(でも期待していたよりは…だったかも??)。
不気味で現実との境目が分からなくなるあたりとか…。
ちなみに表紙のお寿司屋さんの場所が見当つくので、今度行ってみようか
なぁ?
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ホムラーに必ず
「世界音痴は読んだ?」と言われます。
これが基本なんですかね。
菓子パンを食べるおじさん・・・いいじゃないですか!
好きな作家を聞かれたら
この人の名を言うことにします!
妄想・・・すごいです。
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ひとは誰しもが世界音痴なんだわ、きっと。
だって、これ読んだら、たいていの人が「自分にも思い当たるふしがある」って思うでしょう?
その節々を「自然に」繕える人と、違和を感じてまったくだめな人。
穂村氏は完全に後者で、自分が世界音痴たるゆえんを赤裸々に書いてくれています。執拗かつ具体的に!
文才があってあこがれちゃう。
真面目な顔しておもしろいこというタイプだと思う。
それをねらってやってるんだろうから、すごいなあ。
そう、だから散々自虐的なこと書いてるけど、絶対にモテるはず。穂村さん。
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たぶん、アタシは妙にイキイキとした人が苦手だ。
そういう人の言葉は間違いが無さ過ぎてツラくて受け止めきれない。
穂村氏の言葉は緩くて好きだ。
妄想族チックなところはついていけない部分もあるが(笑)
独りぼっちの週末に、ゆったり読むのにオススメ…かな?
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この人の感性はハマりましたね。ほむほむ(作者の愛称)の世界の見え方、感じ方は特別なのか。それとも、みんな感じているけどそれを表現できていないのか。妄想話の中に、ジャムとマーガリンを足して、ジャムガリンなるものを考えた研究員達の葛藤話がある。ジャムガリン誕生に対して、博士は、「神をも恐れぬ発明」とまるで、原子爆弾でも発明したかのような面持ち。そして、永久に封印する事になったのだが、研究員いわく、この発明には名前がいる。ジャムでもなく、マーガリンでもない…。ジャムガリン…。
博士「なんてまがまがしい名じゃ」
最後の台詞で吹いてしまいました。ホントくだらない事を考えているんだな~って、なんだか嬉しくなりましたね。
後、ペットショップの保証期間の話が最高だった。「このオウムは6カ月間は不死身でございます」はシュールです。
是非みんなも、ほむほむを読んでみてください!ほんと、お薦めです!
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なんってダメな人なのかしら…けれどそのダメさは、自分の中にもある。http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-169.html
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確か一番最初に読んだ穂村さんのエッセイ。
原田宗典さんともちょっと違うしょんぼり感が漂う、読んでいると「ちょっと位ダメ人間でも、まぁいいかな」という気楽な気持ちになれる1冊。
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初めての穂村弘はこの作品。短歌を読まずに最初にエッセイを読むのは抵抗あったけど、さすがに歌人という言葉遊びは、うむむと唸るものばかり。なんか偉そうな感想だな。かなりかわった人だと思うけど、穂村弘の人間性がでていてとてもおもしろい。素敵
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1話が2~3ページで終わる短いエッセイ集。おもしろい。まぎれなく私も世界音痴。でもきっと誰もが共感あるいは同情してしまう現象がある。些細なことにも気付いて文章にできるのは流石歌人。本当に「普通」の人って自分たちのイメージの中にしかいないのかな。
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3ページ程度の短いエッセイ集。
こういうの、読みやすくて気楽だから大好き。
「小生物語」より不思議感覚で
「のはなし」より高尚な雰囲気だけど
「あ、あるある」って思いながら読める本です。