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投稿者:なほ - この投稿者のレビュー一覧を見る
田辺聖子さんの小説の中で一番好きなシリーズです。3部作の1巻め。読んでいるうちにタイトルの言い寄るという一言がとっても響いてきます。携帯がなかったり、ハイミスとかところどころ時代を感じますが、何十年も前に書かれたと思えない。今読んでも主人公に共感できるのがとても面白いです。
狭い世界で絡まり合う人間関係がすごくリアル
2023/11/30 15:21
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きで好きでたまらない相手と一緒になれないだけでなく、自分の唯一の友人と結婚するなんてつらすぎる。そうかと思うと違う人からは言い寄られてと、なるほどです。
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投稿者:ひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
田辺聖子さんの恋愛もののなかで、このお話が一番好きです。ちょっと昔の大阪や神戸の(六甲)風景が思い浮かぶ。ちょっと、こんな時代に生きて見たかったです。
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集みたいだが、実際は恋愛奔放な主人公・乃里子のエピソード集。男女の関係を瑞々しく且つ明け透けに描いている。そして驚くことにこの作品は今から五十年近くも前に書かれているという事実。著者のセンスが如何に流行の先駆けになっていたかが伺える
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勝気でわがままで純情で面倒見のよい乃里子の魅力にノックアウトされました。大して好きでもないけど一緒にいて楽しい男とは、そいつが遊び人と分かっていても気軽に寝れる。なのにホンマに好きな男には長い片思いで何にも言われへん。片思いの相手に想いを伝えて関係が壊れるのを恐れる気持ち、そんだけ大事な人がよりによって親友に心を惹かれて結ばれるのをそばで見ていないといけない辛さ。恋の楽しさも苦さも全部描かれていて、何十年も前の作品とは思えない。20代・30代の女性におススメしたい1冊。
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私の方がもう少し先のことを考えてやってみれないことが多いけど・・、考える時の考慮事項がなんとも共感できる主人公。
剛みたいな人、知ってるなぁ。
大阪弁を(習えるものなら)習いたくなりました。ニュアンスが良くわからなかったんじゃなかろうか・・。
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どきゅん!!てする。
どきっ!の激しいやつね。
毒も泥も宝石も全部一緒に書いてしまうから田辺聖子は怖い。
大阪行きの新幹線で、大阪に着く前に読み終えて呆然とした。
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普段、恋愛小説はあまり読まないが、雑誌か何かに田辺聖子の本が面白いと書いてあり、そこで紹介されていた言い寄るを読んでみた。読んでみて、今まで読んだことない書き方の小説だなぁとおもった。会話中心で、描写も会話や気持ちの延長で書かれている感じがした。最初は不思議な感じがした。
乃里子の自由奔放な生き方は好き嫌いに別れそうだけど、私はキライじゃないなー。自由奔放なのに、大事なとこで、本音が言えないところとか可愛らしくて、しおらしい。乃里子が「この年になってもこんな気持ち(人を好きにる)になれる自分がかわいい」みたいなことを言っていたところがあったが、私もそんな風に年をとりたいとおもった。
2010/11/30読了
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幸せな恋愛小説を読みたいんだが、いまいち主人公が幸せになれないのはなぜなんだ
現実がそうだから仕方ないのか
どういう理由であれ、暴力を振るう人と一緒になるのはどうか
恋愛って自由で良いんだなぁと思った
でも自由のしっぺ返しもあると思うけど
自分の頭が堅すぎるのだなw
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この装丁やタイトル、乃里子三部作にずっと魅かれていた。
綿矢りささんがこの『言い寄る』を確か絶賛していたと記憶している。
登場人物の活き活きとした描写。
文章はさっぱりすがすがしいくらいの関西弁で簡単に書かれているような感じだけれど、無駄がない。テンポがよくて気取らない。
これがそんなに傑作なのか?と思って読み始めて、あ、なるほど傑作なわけだと納得しました。昭和49年にこんな今生きていてもカッコいい乃里子を描ける人がいるかしら。
あまり恋愛小説を読まないので比較が乏しくて相対的なことはいえないけれど、あまりに魅力的な登場人物で友だちみたいな親近感を感じる。乃里子を応援してしまう。映画など映像にも合いそう。
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久々に恋愛小説はどうだろうかと購入したものの、やはり好きになれず。確かに主人公の言動に共感できる部分もあったけど恋愛感情のみで読み応えがなかった。
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乃里子3部作の第一弾。
実は、続編の“私的生活”を何年か前に先に読んじゃってるっていう、、、。
ので、次に再読決定!!
古いのに古臭くない。
でも、やっぱり少し古い。
男の人には読んで欲しくない(笑)
てか男の人は読まない方が良いよ( ´艸`)
乃里子は「憎みたくても憎み切れない」って言葉がピッタリ。
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読んでいるとまるで自分が乃里子になった気分になる
五郎ちゃんに恋い焦がれたり、美々に嫉妬したり、剛と笑いあったり、作品を褒められてうれしくなったり…
読み終わった今は剛への苦い慕情で胸一杯
引き込まれました
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乃里子になって恋愛を楽しんだり、嫉妬したり、切なくなったりしました。言葉の柔らかさや、おもしろさが新鮮でした。
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3/15女性がかく女性の話だから嫌な部分がいっぱい書いてあるかとおもいきや共感できるのに新鮮。珍しい面白い