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介護は楽しい、面白い。
2017/03/17 16:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
介護は楽しい、面白い。 >
「介護士」という言葉ができる前から職業にしている人が語る介護職の実際。いろいろなイメージがあるだろうが、介護職にはこんな面白さがある。それを伝えたかったのだそうだ。「介護は人を助ける仕事」というのも間違いではないけれど、する人にもいろいろと得るものがある仕事だ、とちょっと見方を変えてくれる本だった。
実際にどんなことを毎日やっているのか。どんなことを考えればよいのか。具体的な体験談が豊富であるので、介護職に就こうかと考えている若い人はもちろん、祖父母や親が「要介護」になって対応に戸惑っている人にも参考になることは多い。
例えば徘徊。しかし「なぜ徘徊するようになるのか」の心理を考えてみることで対応の仕方が違ってくるというものだろう。その老人一人ひとりに違う人生があるのだから、対応も違うはず。そう思って臨機応変ということも大事、という本書は教えてくれる。なにより、いろんな人と出会えるということを楽しめる職業だ、と著者自身が感じていることが良く伝わってきて読んでいて気持ちが良かった。
そういえば「患者を見ないで病気を見ている」ような医師にはなるなという、医学部の先生の「学生に言う言葉」を聞いたことを思い出した。介護もおなじ、いや人間関係全般も同じかもしれない。
「する人もされる人も一人の人間」として出会いを楽しむということができれば。著者のように、なにごとも「楽しい、面白い」と感じられるようになりたいものだ。
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