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ニヤリ
2017/02/24 19:51
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投稿者:mancha18 - この投稿者のレビュー一覧を見る
エピローグの会話が、何て言うか…自然と顔がニヤけてしまう。
こういった感覚を味わいたくて、森博嗣の作品を読んでいると言っても過言ではない…かもね。
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一回でさらっと読めない深みがある。疑問が投げかけられ考えるのに立ち止まり戻ってから進む。その繰り返しだ。
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シリーズ物なので、ついつい読みたくなってしまいますね。しかし、毎回期待を裏切らない面白さです。
今回はウォーカロンの住む町に行って事件が起こるという話。
VR的(マトリックス的?)な話とか、不老不死の新たな形とか(ネタバレになるので詳しく書けない)、こんな未来もあるのかなあ、と想像しながら読めるのがこのWシリーズの魅力です。まあ、それらが仮に実現する頃には、自分は生きてないでしょうが。
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シリーズ最新作。
『私たちは生きているのか?』というタイトル通りの内容。果たして『生』とは何か? 人間の定義とは?
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富の谷と呼ばれる村に脱走したウォーカロン達が潜伏しているという情報を得たハギリ、ウグイ、アネバネは、ローリィという案内人を伴いその村に潜入する。
そこでは禁忌とされてきた研究が行われており、それを体験した3人は囚われてしまう。
トランスファとハギリの問答が愉快。
ハギリに振り回されるウグイも読んでいて微笑ましい。
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Wシリーズ5作目。
今までで一番、哲学的な感じがする。
何をもって「生きている」と言えるのか。命があれば、と言えば、命とは?という疑問が出る。命は見えないし観測出来る事象じゃない。脳死を死と判断するか、という話とも似ている議論だ。
今作は劇的に進展するわけでもないし、何か事件が(あると言えばあるが)あるわけではない。だけど、何というか、じわりじわりと押し寄せる、そんなストーリィ。という印象。
最後のハギリ博士とデボラの会話が面白かった。
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今回の展開は少し物足りなさを感じますが…ほぼ前4作の延長線からの希望的観測まんまですね…かと言ってもバーチャル世界の「生」論は相変わらず心に泌みます!最後の会話も中々微笑ましい!引用はエドモンド・ハミルトンの「フェッセンデンの宇宙」最初からも「あっ」てました!(笑。それに、装幀イラストは綺麗すぎで、目が離せません!
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4ヶ月ごとくらいの刊行ペースを守り安定したストーリ展開。この巻はこれまでのWシリーズの中でも、映像化するとちょっと衝撃的で面白いと思う。
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シリーズ5作目。
今度はアフリカへ。冒険小説のような印象も。
2章から面白くなったと感じる。まさに、未来のサスペンスという感じ。
タイトル通り、「生」についての議論が興味深い。
何気に、エピローグのハギリとデボラの会話がベストシーンかも。デボラ可愛い。
引用のエドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』、読んだ気がして調べたら、赤木かん子編集のアンソロジー『科学者たちの陰謀』で「人口宇宙の恐怖」の題で既読だった。
今作のタイトルと内容にマッチした名チョイス。
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面白すぎた。凄いシリーズだ。毎巻、人類が新しい段階へステップアップしていくというか。新しい概念が導入されるというか。ネタが豊富だ。ついでに主人公パーティーは毎巻、大冒険しすぎである。研究者なのに。
羊パラダイス。
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2017/2/24読了。Wシリーズの5作目はタイトル通り、生きているとはどういうことか、が主題。
バーチャルとリアルの垣根が限りなく無に近づいた場合、何をもって現実を定義するのか。Wシリーズを通じて描かれる、人間とウォーカロンの境界についての議論と交わり、少しずつ核心に迫っていっているように感じる。
今から続編が楽しみで仕方がない。
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Wシリーズの第5作目。
このシリーズも森作品独特の温度感があって良い。タイトルの通り、「生きているとは何か」が大きな主題で、人間とウォーカロンそれぞれにあり方について考えさせられる内容。少しずつ話が展開してきており、次の巻が待ち遠しい。
しかし森作品に出てくる女性は強い。ウグイの精神の強さとか、時々見られるハギリへのあたりの強さとか…。こういうそれぞれのキャラにも魅力があるから、この人の本は読まずにはいられないんだろうな、と思う。
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互いに干渉し、影響を与え合う。
複雑に絡み合う生命の成り立ち。
そのリンクから解き放たれた独立したリアリティは現実足り得るのか。
生きる為の『食事』が、楽しむ為のものになり
いつか『食事』から生命維持の概念が消え去る。
総ての存在が娯楽になる。
意匠になる。
それは豊かさなのか欠落なのか。
ハギリが知見する未来の社会、Wシリーズ五作目。
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SFミステリーではあるんだけど、このWシリーズでも百年シリーズでも森先生は生きるということの意味を問うていると思う。
生命の生い立ちは、結局有機反応の複雑さにある。
ここまで複雑になる必要があったのか?。
自分の存在を意識できる能力、その複雑性が、すなわち生きているという意味だ。
しばらく前に読んだ哲学入門に我々の視覚も脳内の電気信号処理だとあった。皮膚の神経から信号、聴覚、味覚、三半規管からの信号、臭覚からの信号。過去の記憶、脳内神経間の無駄な信号。そんなものがごちゃごちゃになって生きているという幻想が生まれるのかな。ならば、電脳空間に電気信号を写し取れば我々はずっと生きられるのか。
しかし、この小説で描かれる仮想空間に魅力を感じないんだな。
僕たちは、もともと、そういうゴミに満ちた世界に生まれてのだ。
この言葉に納得しつつ、「人間は、いつか人間に決別することになるだろう。」という予言にも首肯する。
小説自体も面白かったけど、色々な示唆に考えることが多くかった。ハギリ先生とトランスファのデボラの会話はまだまだ続くかな。期待しよう。
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Wシリーズ、第五作。今まで見たこともない、閉じ込められ方をしたいつもの三人組。プラス羊攻撃。シリーズも佳境?に入り、だいぶ複雑になってきたけど——いったいどうなることやら?楽しみで仕方ない(^^ 最後のハギリ博士がデボラに嬉しいプレゼントは何か?という問いの答えにトランス・ファのとてつもない知能の高さを感じました。