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この私が(笑)、一気に読みました!
2017/11/02 07:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プラティ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実用書なら読むけれど…という程度の家族一読書量の少ない私ですが、電子bookをダウンロードしたスマホを離せないほどに熱中しました。
きっかけは、題材になった『あの事故』。
実際の報道の範囲でも忘れられない事故でしたから。
巨大な組織力に立ち向かう一見無謀なストーリーですが、実話を題材にしているだけに、迫力に圧倒されました。
池井戸潤さんの作品を、ここから入るのは珍しいのかもしれませんが、私には合っていたようです。
テレビを観ない生活なので、ドラマからの影響は無く、偶然の出会いでした。
非常に面白く読みました。
2017/08/15 15:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:豊田 武 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつか読みたいと思っていましたが、夏期休暇を利用して読み上げました
非常に面白く引き込まれ拝読しました。
誰もが知る殺人企業・三菱自工の顛末
2020/02/14 22:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
発刊から十年以上過ぎての再読。
当時としては巨大企業だった三菱自工のリコール隠しを中心に据えたお話し。
時系列は、神奈川でのハブ脱落による殺人事件、ヤミ改修指示と欠陥部品改善の書類のありかのタレコミ、経営破たんして日産に救済合併されるあたりまで。
ルポルタージュでもノンフィクションでもないので、現実の事件とは事実関係も含めて関係はない。
もっともリコール隠しが発覚した当時、私の印象は「何度目だ?」とあきれるばかりだった。
その後も燃費・排ガス検査不正、無車検車の出荷、不正そのものがルーチンワークと化しており具体名を想起するのは難くない。
本書の見どころは、あえてフィクションとすることで中核をなす人物達の思い上がりを存分に書いているところだ。
改めて読んでも当時思い起こした怒りは変わらない(製造職だから余計に増強されるのだが)。作者の怒りも実に分かりやすい。
旧財閥だから、重厚長大からの分派、名門だから、歴史がある、だからなんだというのか?
名門たる努力や研鑽は積んでいるか、売上も技術水準も後発メーカーの背中すら見えないほど離されていて"これで名門なのか?"そんな問いかけはない。
唯一救われるのは、整備工として職人として己の職責を全うしようとする人々だ。
元銀行マンだった作者らしく、自グループへの救済的つなぎ融資、弱い相手を銀行が貸し剥す手法、う回融資と顧客そっちのけの社内政治の構成も実に上手い。
単純な事実だが、大手も中小も金策なしではやっていけない、しかし大と小では金策のやり方が異なる。この対照的な構成は実に見事。
細かいが社内文書にいちいち独特の文言がつくところもうまい。
…と、これが本当にフィクションだったら良いのだけれど。
現実には亡くなった方も重傷を負われた方もいらして取り返しはつかない。
今も犯罪企業は生き永らえている通り、現実は辛辣で残酷である。
読み出したら止まらない
2018/06/10 21:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまばやし - この投稿者のレビュー一覧を見る
先が気になってどんどん読めます。
話の進め方に意外性というよりお約束的な点が多く、「こうなるぞ、こうなるぞ、ほら、やっぱり!」となるのですが、それがまた読みたくなる理由なんだと思います。
それぞれの思惑が渦巻く中、社長として、親として必死で争う赤松社長と、周りで支える人たちの姿には胸を打たれます。
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