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紙の本
譲れない戦いの犠牲
2015/02/03 08:47
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校三年生の孝一郎は悩んでいた。進路といえば進路だが大学受験のことではない。幼馴染にして横浜の女子高生の双璧と目される、桜月神社の桜月弥生と天都教会の天都水貴の二人が最近ビジネスで張り合っているのは、どちらが孝一郎と将来添い遂げるかを争うためだということを知ってしまったからだ。
しかし、自分が二人から好意を寄せられるほど大したものだとは思えないし、自分の生活がリア充だとは思えない。ネット上の質問掲示板に相談しては妄想乙といわれ、友人や果ては取引相手に相談しては相手に再起不能の傷を与え、ようやく、自分の状況がとてつもなく恵まれたものであることを理解できるようになった。それゆえに、大切な二人が自分のために相争うなど許容できない。
何度となく弥生と水貴をいさめ、仲良くするように訴えるのだが、この勝負に負ければ孝一郎を失うと思いこんでいる二人は必死で、孝一郎の諌める声など聞かず、焦燥に後押しされるように、一発逆転の策に打って出る。
今回のビジネスネタは、弥生が神道式の格安葬儀サービスの開発、水貴が負債を抱えた優良専門学校法人の買収だ。その結末は読んでいただければ良いのだが、たった一人の男を賭けて二人の美少女が坂道を転げ落ちていく様な展開はドキドキもの。
しかし作者のシリーズで、女の子が素直に助けを求めるなんて、とてつもなくレアな展開じゃないか?
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