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ヒロインが不知の病に侵されている純愛ストーリーは王道すぎてよくあるお話だろうけど、この病というのが月の光を浴びると体が光る「発光病」という架空の病気というところが新しい。中高一貫校で中学の時から発行病でずっと入院したままの渡良瀬まみずのもとに高校で同じクラスになった岡田卓也がクラスメートの寄せ書きを代表して届けるところから交流が始まる。彼女が死ぬまでにやっておきたいことリストを卓也が代行することになって…。
始終死を見つめながらの重いストーリーであるにもかかわらずコミカルに読めて意外とよく笑えました。(ロミオとジュリエット最高でした!)だからと言って軽いというのでもないし、ねちねちしてなくて普通に読みやすくて読後感もいい。ヒロインが亡くなる似たようなお話しをいくつか読みなれていたせいか(君の膵臓を~、とか四月は君の~、とか世界の中心で~、とかetc…)泣けはしなかったけど、どうせ死んだら無になるとしてもそれでも生きていくことの意味はある─とか真剣にまじめに考えられてなかなか良い作品だと思いました。今どきの若い方々はぜひご一読を。もちろん若くない方々も…(私も)。
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とても感動できる話だった!
不治の病のまみずの願いを叶える岡田くん
それを叶えていくうちにだんだん仲が深まって…とても熱くなる感動ストーリー
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ライトノベルなども読まないので始めは文体が気になってしまいましたが、読むと素直に感動できました。
ホントシンプルに青春ですね!
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前評判が良かっただけに、期待しすぎてしまったのかもしれない。君膵でボロ泣きしてしまった身としては、二番煎じ感が否めなかった。しかもセカチューなどの王道とは異なる展開なのがキミスイの魅力だった一方、この作品は君膵にもなれないし、かつての名作を超える感動もなかった。
ただ、あとがきからも分かるように、この作品に込められた作者のメッセージは伝わってくる。だが、「ご都合主義」から抜け出せず、序盤から中盤にかけては何度か本を閉じたくなった。
なぜ、この主人公は時間や手間、自らのアルバイトのお給料もすべて彼女に捧げているのだろう。「いい人だから」や「恋心があるから」で片付けるにはあまりにも不自然すぎるのだ。特に前半。
ここで、姉の存在が理由として出てくるが、姉とヒロインを重ねる理由がなさすぎる。同じ歳だから?たったそれだけで、ここまでやるのか?
結局、「美少女だから」になってしまう。だから私はライトノベルが嫌いなんだ。メディアワークス文庫でその理論はひどいんじゃないか?
ビブリアの前例もあるが、あれは栞子さんの佇まいだけでなく、多くの知識量をもって物語や本について語る姿に魅力を感じるからいいのだ。この作品には、外見と病弱以外の魅力が彼女から伝わってこない。むしろあそこまで使われて、コーラまで頭からかけられて、それでも従う主人公は発光病よりファンタジーだ。
そうそう、君膵を読んでいるときは思い出さなかったけど、「最後の夏に見上げた空は」を思い出した。ラストに語られる、自殺と死についての話はこの作者のまさに思いが込められているシーンだけど、それ以外は最後の夏〜のほうが色々考えさせられるかな。長いのが難点だけど。
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2018/09/16読了
謎の病気 発光病にかかった、死期の近い少女と
姉の死から生きることに投げやりな少年のお話。
少年は取り残される人の苦しみ、少女は死にゆく人の苦しみに苛まれる。それでも、二人はその苦しみをお互いに受け入れていくっていうのがいいなぁ。
少女が憧れていた、同じ病に侵されながらもカッコいい死に方、墓に無、と掘ってしまうような小説家とは別に、ありのまま、この世に生きていたいと思いながら死んでいった少女の墓には名前が彫られていたっていうのが、いい描写だなぁ。
今際の言葉の、愛してる。愛してる
が、少し悲しい終わり方。
文面が少し軽かった(ムカついた、ヘビーすぎるんじゃないか、お前らカイジかよとツッコミたくなるくらいざわついた、)のと、キミスイが話題の中このテーマか…と思ったけど、話としては普通によかったなぁ。イラストが素敵。
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電撃小説大賞≪大賞≫の文句に引かれて購入。
非常に読みやすく、主人公の高校生特有の無気力感や無鉄砲な情熱、辛い過去と向き合い前を向く様や、確定している苦難に必死に足掻く様に
こそばゆくも感じ、心苦しくも思いながらも一気に読み進めてしまった。
登場人物達も魅力的で、あざといぐらいに可愛らしいヒロインと不器用で浮いてるけれどやたらハイスペックな悪友。
現代の日本が舞台だけれど、どこかファンタジーな雰囲気な為。
さすがは数ある作品の中から大賞を勝ち取った
ラノベらしい王道のラノベだと思います。
ただ、どうしても所々どこかで見たことのある内容に思えてしまったのが残念。
もし中高生の時に読んでいたら、また印象は変わって、大切な一冊になっていたかも。
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評判良かった「君は月夜に光り輝く」を読み終わる。定番の難病物で、先の展開もわかるし、文章もそれほど上手いとは思わないが、かなり楽しめた。また、「あとがき」も「熱くて」良かった
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大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…(e-hon)より
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実際にはない病名の設定にはじめは???てなったけど、それ以外は純粋な高校生の恋愛を描いたお話でした。
読みやすかったです。
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「君の膵臓をたべたい」や「四月は君の嘘」と同じ系譜ながら、一歩深く死生観を描いている点は評価できる。
単に卓也とまみずの恋愛の話ではなく、卓也がまみずとの交流によって、姉の夢子の死を乗り越えられたことや、友達の香山などの他人との接点を取り戻したり、人間として一歩成長したことが描かれており読み応えはあった。
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切なくも、美しく、綺麗な物語。
もし、自分が主人公だったら。。。
もし、自分が病気の彼女だったら。。。
それを考えずにはいられなかった。
お互いの互いに思う気持ちに涙が出ました。
ホントに美しい物語です。
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前半は割とスラスラ読めたが、後半は読むのがしんどかった。
主人公たちの性格によるものだろうか。作者があとがきでも書いているが、卓也は投げやりで少し変。香山は、快楽主義のようだが屈折している。これがなかなか共感できなかった。まみずの言動も、近いものがある。今時の若い子の考え方が共感できないのかなぁ。
映画は、レンタル始まったら、観ようと思います。
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夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳せと言ったという逸話に僕は懐疑的だ。
ただ、まみずは発光病で、月夜に月光に照らされると肌が輝く。だから、その様子を見て〈僕〉が「綺麗だよ」と言うのは、殊更に「愛してる」を重ねるよりもずっと意味のある愛の告白だった。
ラカン言うところの「転移」が彼らを結びつけるのだろうみたいな真面目くさった話は置いておいて、これからの未来を夢想させる恋人たちの語らいが「死ぬこと」というテーマに置き換えられた彼らの交流は、「光」が消えてあった形跡すら見えないほのかな虚しさと相まって、短調の不穏さを奏でるが、その曲を聴き続けたいと思うのは、ひとえに作者の筆力。圧巻。
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2019年3月に実写映画が公開される佐野徹夜氏による原作小説。第23回電撃小説大賞で大賞に選出されたデビュー作です。発光病という不治の病にかかった余命0の女の子まみずと同級生の男の子卓也の物語です。大きなどんでん返しも突拍子もないキャラも登場せず、こういった作品のお約束の展開をしているので、期待を大きく外さない安心感はあります。実写映画の他にも、本作の続編やコミカライズなどメディアミックス展開しているので、色々とチェックしてみたい。
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病弱の女の子と思春期の男の子の、良くも悪くもありがちというか、つまらなくない代わりに面白くもない感じだった。もうちょっと他と差別化を図るための何かひと押しが欲しい。