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病気をして家に戻ってきたと思ったら不思議な体験をする。
何があったのだろう?
亡くなった父の若いころの様子がわかるなんて。
トラックの鍵がまさにカギだったんだけれど。
いい過去ばかりではなかったけれど、父の昔の姿を垣間見れたのはそれはそれでよかったのではないだろうか。
不思議な縁って存在するもんなんだろうな。
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入院中に読んだ。
池井戸さんの作品ならモチベーション下げずに
いれるかと思って読んだけど
その期待とは違かったけど、
だんだん解決していく様がよかった
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評価は読了まで保留。
あまりこの作家の本を読んだことがないので世間的評判に流されている可能性大だが、設定に意外感があり、かつ、残念ながらあまりそれがしっくり来ない感じ、無理矢理感を受けている。
ただ下巻で喜ばしい展開が待っているかもしれず、そこは予断を持たず進みますか。
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池井戸潤の相当珍しい作風の物語。これまで読んだ物語は銀行対企業の現場を舞台としたものが多いけど、本作は、昭和30年台の時代背景を描写した舞台で、タイムスリップと、父親と息子の親子関係と、が交じり合った不思議な作品になっている。でも、登場人物は全員興味深い人たちが揃っている点は共通!下巻が楽しみです!
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ふとしたきっかけで父のかつての仕事服を着た大間木琢磨。その瞬間彼の目の前に40年前の父の仕事場の風景が浮かんでくる。心を病み自分の見た風景が信じられない彼は、自分が正気だということを自分自身に証明するため、父の過去を調べ始める。
池井戸さんといえば銀行もの、企業ものの印象が強いですが今回は琢磨の視点によるタイムスリップというSF要素に父の過去を探るというミステリー、再生への人間ドラマ、さらには父である史郎視点による新規事業の乗り出す企業もの、闇組織が会社に不穏な空気を投げかけるサスペンス要素、さらには恋愛要素と非常に盛りだくさん。
盛りだくさん過ぎてまだテーマが絞り切れていない感がするのですが、現在の息子の話と過去の父の話がどのように終息していくのか、という点や、サスペンスにも、時間SFにも、人間ドラマにも転がせるここまでの話の進め方に下巻の展開に嫌でも期待してしまいます。
父、史郎の熱い人物描写は池井戸さんらしくて安心して読み進めていけますが今作はそれにプラスしての、心の病からの再生を誓う息子、琢磨の自身なさげ、自分はまともなのか、という不安な描写も巧みに入れられているので、ますます話に深みが増しているようにも感じます。
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いま、ドラマ「半沢直樹」で話題の直木賞作家『池井戸潤』さんの作品です。池井戸さんの作品は以前から大好きでよく読んでいたのですが、他の方のこの作品に対する評価が賛否両論だったため、なんとなく今まで敬遠して読んでいませんでした。
さて、肝心の評価ですが・・。かなり面白かったです!呪われたトラック『BT21』を巡り、数奇な運命をたどる親子の時空を超えた物語は、SFの要素がありつつも、ミステリーとしてきちんと確立しており、他に類をみない作品に仕上がっています。もちろん、池井戸作品の特徴である銀行と中小企業もちゃんと出てきます。(笑) 上下巻に分かれている文庫ですが、上巻からぐいぐいと引き込まれました。
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空飛ぶタイヤ、七つの会議、不祥事、下町ロケット、鉄の骨、金融探偵、半沢直樹×3、ようこそ我が家へ、と池井戸さんの作品を読んできたが、このBT'63は、テンポが良くないというか、違和感を感じる。この違和感は、最後まで読み進めると、解消するのかな?
第3章まで読み進めたところで、池井戸潤さんらしいスピード感とミステリーらしさが出てきた。しかも、昭和30年代を舞台にした物語は、現代を舞台にした他の物語と違って、とても切ない。この物語りは、長編に相応しいスロースタートだったのである。
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ふとしたきっかけから、父親である大間木史郎の人生にタイムスリップした大間木琢磨。精神を病んだことを引き金に、自分が何者なのか不確定になっていた彼は、自分探しの意を込めて父親の人生を知ろうとする。
今まで読んできた池井戸作品とは趣が異なり、タイムスリップという要素がからんでくるので、前半はやや読みすすみづらかった。
しかし、中盤から大間木史郎に重点が置かれるにつれ、銀行融資の問題、運送会社社員が絡む事件などがテンポよく描かれ、下巻への期待が高まってきた。あえて舞台を昭和30年代にしたこと、あえてタイムスリップという形で父と息子を描いていること、これらが下巻で回収されることに期待。
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ひょんな事から父の過去に自分の運命が左右される。相馬運送やBT21の昔の事が、明らかにされる。中々面白くあっと言う間に上巻を読んでしまった。下巻が楽しみですよ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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読み重ねてきた池井戸作品の中では異色。
おどろおどろしい昭和の雰囲気がずしりと重たい。
中でも猫寅の存在感は圧巻。
そんな馬鹿なと思いつつ、先を読まずにはいられない。
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大間木琢磨は父の残した鍵を手にした途端、
40年前の若き父が運送会社で働く時代を目の当たりにする。
迫る危険、秘めたる恋の結末を知るべく、父の足跡を追い始める。
内容は琢磨と若き日の父史郎の2視点で交互に描かれる。
ファンタジー要素も取入れ、これまでの著者の作品とは大きくその趣が異なるが、
読者の期待を裏切ることは決して無く、物語の世界に引きずり込まれた。
ハッピーエンドを期待しつつ、下巻を楽しみにしたい。
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池井戸作品では割と珍しい文庫上下巻。つまり長編。
無理に説明するとタイム・パラドックス・ファンタジー
とでも言おうか・・・。
精神を病み、仕事と妻を失った主人公が、ひょんなこと
から父親の経験を巡るお話。
かなり難解な設定な気がするのだが、これが実はかなり
取っつき易いタイプのファンタジー。読み易い上に長い
から、気が付くと時間を忘れるほど読みふけってしまう。
ある意味でもの凄く危険なタイプの小説家もしれない。
上巻では、おそらく起承転結の「起承」部分がキレイに
描かれている感。荒唐無稽な事象が主軸なのにもかかわ
らず、圧倒的なリアリティを感じさせるのが凄い。
文庫で400ページ弱を読み切った後、すぐに下巻が読み
たくなってしまう。
・・・さすがの惹きだな、池井戸潤。
この感想、下巻のレビューに続きます!
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過酷なサラリーマン生活の中で心を壊してしまい、挙げ句離婚した主人公・大間木琢磨。実家に戻り、ある日、今は亡き父親の勤めていたという運送会社の制服を着たことから、不思議な体験をする。BTとはボンネット・トラックの略。BT21というトラックが、昔、父親の仕事・人生を翻弄させたトラック。若かりし頃、拓摩が生まれる前の父親の足跡を辿りながら、父親の視界が、琢磨とかぶさって見えてくるとともに、色んな事件や問題に巻き込まれていく。下巻は、どのような展開になっていくのか?
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今回も不屈の中間管理職が登場するが、その息子が時空を超えて関わっていくところが斬新。昭和30年代の風景や当時のトラックの描写が生々しく表現されていてリアリティがあります。
成沢と猫虎の存在がとても不気味に演出されていますね。
下巻、すぐに読みます。
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2003年に刊行された「BT'63」を文庫化するにあたって分冊した上巻。
この本の特徴をひとことで言えば、「池井戸潤らしくない!」。もちろんいい意味で言ってます。
著者の多くの作品は、銀行を中心とした企業を舞台に繰り広げられるリアルな人間ドラマです。銀行員としての自らの経験を最大限に活かしつつ、魅力的な登場人物たちが活き活きと躍動する痛快なストーリーで、読み飽きることがありません。
この作品でもその才能は遺憾なく発揮されていますが、舞台設定がぶっ飛んでる!
詳しくは書きませんが、あるものをハブにして現在と過去を行ったり来たり…。
常識ではあり得ない設定にもかかわらずグイグイと引き込まれてしまうのは、やっぱり人間がしっかり描かれているからだと思います。
では、下巻も主人公と一緒に現在と過去のタイムトラベルを楽しみたいと思います。