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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2017/03/31
  • 販売終了日:2023/05/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • ISBN:978-4-06-275413-2

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一般書

電子書籍

BT’63(上)

著者 池井戸潤

父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、40年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋……。だが、凶暴な深い闇が...

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BT’63(上)

税込 814 7pt
販売終了

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BT’63 上 (講談社文庫)

税込 858 7pt

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商品説明

父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、40年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋……。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる――。父と息子の感動長編。

目次

  • 第一章 幻惑
  • 第二章 迷路
  • 第三章 秘密
  • 第四章 裏面
  • 第五章 オレンジ便

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評価内訳

紙の本

父の生きた時代へタイムスリップ!

2016/02/14 09:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、池井戸作品の中でも少し印象の異なる小説です。まず、「BT'63」というタイトルですが、これは「Back to 1963」、すなわち「1963年へ逆戻り」ということのようです。父親が残した車のキー。息子はそのキーを手掛かりに、一台の時代遅れのボンネットトラックを見つけ出します。そして、それに乗ると、不思議なことに父親が若かりし頃の時代へ逆戻りし、父親が経験した様々な出来事を追体験するのです。息子が亡き父親の足跡をたどっていくなかで、どのように感じ、どのような心境になるのか。感動の傑作です。

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紙の本

多彩な作者

2015/12/30 07:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nikkunn - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み始めたときはいつもの池井戸潤の小説と違い、何となく読みづらい感じがしたが、進むにつれていつも通り銀行がからみ、いつものタッチが感じられ、どんどんすいこまれていった。古いトラックが過去に主人公を誘うという奇抜なアイデアがおもしろかった。

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紙の本

暗い系の文学作品のよう

2014/04/12 23:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

BT‘63。BTはボンネットトラックの略。作品中話題となっているのはBT21号というトラックなのだけど、それが活躍した時代が1963年なので表題に63が採用されたと思われる。
精神分裂症を患い、向こう側に行ってしまった主人公が妻に離婚を宣告されるところから始まるストーリーはSFかファンタジーのようで、池井戸潤の幅広さを感じられる一冊だろう。主人公は退院後に、父の遺品、運送会社の制服を通して過去を見、自分探しのために、そのかいまみた過去が事実かどうかを検証するために調査する。その過程で父が決して語ることのなかった生きざまを目の当たりにしていく。ストーリーの重点は過去にあるが、最後は現代の息子の方の問題解決に収束していく。隠されていた過去が余りにも暗いので、今ひとつすっきりしないというか逆に考えさせられてしまう暗い系の文学作品のようだ。

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紙の本

BT63上

2017/08/12 11:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぱぱっち - この投稿者のレビュー一覧を見る

父親と自分が 時間を行ったり来たりと、最初戸惑いましたが、知らなかった父親が分かるにつれ、主人公の本心が垣間見えて、のめり込みました。下の展開が楽しみです。

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紙の本

企業・経済通の池井戸ワールドに至る先駆的作品という印象でした。

2016/12/07 00:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白くはあったが、ちょっと期待を外されたというか、私が著者に期待したものと異なっていたといった感じ。薄幸の女性・竹中鏡子が娘のことを気にかけながら29歳という若さで死んでしまう結末も少々悲し過ぎた。でやはり最も気になったのが、主人公・大間木史郎の息子・大間木琢磨が、父の遺品の中にあったボンネットトラック“BT21”号車の鍵を媒体として父・史郎の見た情景を垣間見ることを通じて物語が展開されていく点である。これは完全にSFミステリーの作りであり、企業・経済通の池井戸ワールドとは異なっており、私には酷く非現実的な物語となってしまった。著者の先駆的作品ということで評価しておきましょう。
父の登場年代は、東京オリンピック(1964年)の前年となっているので、1963(昭38)年である。主人公は大間木史郎の息子・大間木琢磨が奇妙な精神病から回復?した時に何故か経験できるはずの無い“記憶”を持っていることに気付く。実は、それは父親の記憶の断片とリンクしているのだが、本人にはそんなことは分からない。物語は、また病気の再発かと恐れおののく息子・琢磨の現在と、約40年前の父・史郎の物語の間を行ったり来たりしながら、徐々に本題へと進んでいく。上巻の前半分くらいは、父・史郎の勤める相馬運送の経営不振状況が描かれ、一方、息子・琢磨に関しては何故奇妙な記憶に悩まされるのかを追求する中で、父・史郎の過去を辿る展開となる。後半になって、“BT21”号車の運行記録に疑問を持った史郎の予想通り、“BT21”号車の運行グループが闇の世界の仕事に加担していること、更にそのグループの一員が前年の偽装殺人・放火事件で死亡したことになっている人物であり、その事件の犯人であることが判明し、俄かに事件性を帯びた急展開となっていく。結局、悪者達は主人公・大間木史郎に倒されるのだが、その巻き添えで薄幸の女性・竹中鏡子が29歳という若さで亡くなってしまうのは何とも悲しい。かなり早い時期から警察が周りを伺っていたのだから、別の視点から打つ手があったような気もするが・・・・。とは言え、下巻は確かに謎解き・探偵ものといった雰囲気で引き込まれていくが、どうも“BT21”号車を鍵としたタイムトラベル的な構成が何故か気になって仕方がない。企業・経済通の池井戸ワールドに至る先駆的作品という印象でした。

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2006/08/25 16:08

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2006/10/23 15:28

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2007/06/30 20:06

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2009/12/21 21:52

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2011/10/11 07:20

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