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理路整然さが堪りません。
構成もすっきりしていて…すっきりしているが故に、この思考を足がかりに、深く考察することが出来るんだろうなってそう思いました。
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言語の限界、思想の限界、限界の限界に迫る!…本だったような。筆者も語るように、普段、誰もが感じるような感覚を明快に論じてみせた!…んだと思う。
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哲学や論理学のバックグラウンドが無いため難解だったが、訳者の野矢茂樹氏の解説が分かりやすい。同氏による解説本もあるようなので、早速そちらも読んでみよう。また昔読んだ土屋賢二先生の「ツチヤ教授の哲学講義」も改めて読んでみたい。これから一つ一つ理解を積み上げつつ味わいたい。2008/02/11読了
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論理学で有名な野矢茂樹の訳、良訳。
解説もいい。
本文もかなり簡潔に書いてあるんで、大して分かって無くても分かった気にさせてくれると思うwww
論理学で言葉と世界の限界に挑む本、みたいな感じでしょーか。
言葉で表せる以上答えがあり、そこが言語の限界である、とか。
6章の後半からの本気っぷりが異常。
ワタシャ大学で論理学ある程度かじってたから少し取っ付き易かったけど、解説見ながら読めば未経験者でも全然いけるんじゃないか?
繰り返しになるけど、それほど解説が良い。
その訳・解説の秀逸さでAA。
まぁこんなに褒めちぎってるけど、ぼかぁ解説無いと読めませんでしたよっと^^
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論理空間について厳密に解説された本。ただ読んだだけでは絶対に理解できない。後ろに語注があるのでそれを見ると作者の言わんとすることがよくわかった。最後の作者の解説はとてもよく理解を助けてくれた。語り得るもの=思考できるもの。
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世界受容と言語の限界についての書。「語りえないこと」はやはり超越者の壁なのか。事象の地平線なのか。「語りえないこと」を言語の内に取り込もうとする、不断の、そして不毛な営みこそが哲学ではなかったのか。「論考」は結論ではない。出発点である。
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本書より。
「およそ語られうることは明晰に語られうる。そして、論じえないことについては、人は沈黙せねばならない」
タイトルから好みです。
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これは…確かに「危険」だ。稀代の天才が唯一この世に残した著書。その思考に触れ、なにかが心に残る、そんな切っ先鋭い哲学良書。
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結局 めんどくさいこと考えんのやになってこれでもう哲学的な命題は全て証明されたってことにしたんじゃね?でもまたやっぱ違うんじゃね?ってなるのはめんどくさい哲学者体質の性なんだろか。でも経歴とか見ると圧倒的にセクシーだよなこのひと。我が家の設計してほしいよ。でも下請け業者は大変だろうな。引き渡しの前に、「後3センチ天井を上げてくれ」とか言われんだろうな。
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む、難しかった・・・の一言です。
だけど、世界の捉え方とか、物事の捉え方がおもしろいなぁと思いました。こんな風な目で世界を見てみたら、なんかものすごく面白そうな気がします。
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『戸棚の奥のソクラテス』を読んで以来、ウィトゲンシュタインが気になって仕方がない。変人で、友達がいなさそうで、でもなんだか、憎めない…そんな人物だったのだろうかと、想像してみたりする。
難解と言われる本編は、やっぱり難解だけれども、野矢先生の解説が理解を助けてくれるので、ありがたい一冊。
せっかく「大学生」になったなら、哲学のひとつも、ちょっとくらいかじっておいたほうがいい。
大人になると、生きることに必死になって、妥協して答えを出すのがうまくなってしまう。「自分とは何か」「世界とは何か」なんて、真っ正面から真摯に考えてなんて、いられなくなるから。
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世界とは言葉であり、両者は論理によって対応づけられている。世界の限界とは思考(論理領域)、私(の言語)の限界であるがゆえに語りえないものについては沈黙せねばならない。かなりおおざっぱなまとめ方ですが、本書ではウィトゲンシュタインは世界のありかたを厳密に記述しています。途中論理学に触れていない自分は読み進めるのに苦労したところがありました。ウィトゲンシュタインの世界観、とくに形而上学的主体についてと語られえないものの存在について、に自分は大いに影響を受けたと思います。
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本文は難解すぎて読む気にならず。ラッセルによる解説と訳者解説を読んで分かった気になっておこう。訳者の野矢茂樹さんは、本書とは別に解説本を出しているので、そちらを読むのがいいと思う。本書に関しては、まさに「語りえぬものについては、沈黙せねばならない。」ということかな。(きっとみんな同じことを書くんだろうけど)
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ウィトゲンシュタインが生前に刊行した唯一の著書。
文章をいじくりまわして世界の可能性を思考の限界まで探っていく論理実証主義と呼ばれる思想の流れは、このウィトゲンシュタインに始まったと学生のころ学んだ気がします。
ふと思うところがあって今こうして読み返してみると、一切の実存への意思を排除したかのような内容が逆にスリリングであらたな魅力を感じました。
語りうる領域と語りえない領域との境界線画定を試みたと言われている本ですが、「語り得ないものについては沈黙せねばならない」というフレーズはあまりにも有名。
当たり前ですが、これは「語り得ないもの」を排除しようとしたのではなく、そうしたものを希求するがゆえに、安易な形で「語り得ないもの」が語られてしまうことを戒めています。語り得ないものを軽視しないで、どっからが語り得ないのかを意識しろよっていう。
かくしてポスト論理実証主義や分析哲学への道がひらかれたわけですね。
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いちばん最初に読んだ時は 得体の知れない興奮を感じたけど、ひさびさに読むと色々と考えつつ読んだのか難しく感じた。でも短い言葉の数々から構成される本のスタイルは刺激的で、魅力的な言葉が突然飛び込んでくる感覚がある。