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光の帝国 常野物語 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー816件

みんなの評価4.1

評価内訳

816 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

少し不思議で、少し暖かい気持ちになれる連作短編集

2000/10/10 05:56

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こじましゅういち - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「常野」と呼ばれるところからやってきた人々がいた。彼らは皆、不思議な力を持っていた。ある者は膨大な量の書物を暗記することができた。ある者は未来を見ることができた。ある者は遠距離をひとまたぎに飛び越すことができ、またある者ははるか彼方を見通すことができた。そんな彼らは、今も普通の人たちの中に埋もれてひっそりと暮らしている…。
 なんとも不思議な短編集。普通でない能力を持った人々を扱った作品、といわれて普通想像するような、派手に力が飛び交ったり、むやみに異端者としての苦悩を強調したりする物語ではない。普通でない力を持つ人々が織り成す、普通の優しい物語なのだ。常野の人々の持つ力は、初めからそこにあったもののように、自然に物語に溶け込んでいる。そんな物語の中には、ちょっぴり哀しい話もあるし、ちょっぴり怖い話もあるけれど、どの作品も、底には優しさが流れてる。少し不思議で、少し暖かい気持ちになれる短編集。

(こじましゅういち/ライター http://www.na.rim.or.jp/~majio/)

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電子書籍

2018/10/27 08:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

膨大な書物を記憶する力、遠くの出来事を知ることができる力、近い将来を見通す力。一般の人の中で暮らす彼ら。

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紙の本

泣けると聞いたのだけど・・・

2007/09/24 22:04

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る

泣ける本募集中、ということで、
人にすすめられたのですが、
・・・泣けませんでした、残念。
期待していただけに、ますます残念。
どうも恩田陸という人の作品は、わたしのツボにははまらないのかも。

変わった能力を持ったヒトビトの、
不思議な、「いい話」。
ここがわたしには問題で。
単なる「いい話」にすぎないように見えてしまった。
それぞれの短篇が、どのように関連づけられているかが難しく、
ラストでもっと集約して盛り上げてたら、もう少し好きになったかも。
期待の三分の一程度しか収束されてない、という印象。

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紙の本

少し変わった能力を持った人々の連作集

2006/12/24 18:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 宮城県のとある地域にあるといわれる、常野。
そこには、特殊な能力を持つ人々が、ひっそりと暮らしていました。
そして、その常野を離れて一般の人々同じように暮らす人たちも、、。
 そんな常野一族の人々を主人公とした、連作短編集です。
 柳田國男の遠野物語から、タイトルは来ていると思われるように、
超能力ではあるんだけれど、西洋風の超自然的なエスパーという感じでは、決して無くて、民俗学というか、地域伝承の昔話しみたいな、雰囲気を受けるように書かれています。
 また、女性SF作家の草分け的な存在のゼナ・ヘンダーソンの「ピープル・シリーズ」へのオマージュでもあるとか、、。
 最近、ゼナ・ヘンダーソンは河出書房の奇想シリーズで読みその中に、一編だけ、「ピープル・シリーズ」があったのですが、
まったく判らないでもないですが、そんなイメージはあんまりなかったです。
 この作品は、恩田さんの中でも、初期の作品だと思いますが、
もうしっかり、恩田さん的雰囲気は、かもし出されています。
 きっちり描写されているのに、
なんか、恩田さんが書く言葉の霧の中に迷い込んだ感じで、物理的確かなものが、きっちり読者の前に現れてくるような感じじゃない、
(ちゃんと描いてあるのに)
 しかし、ぼんやりとだけれど、重要ななにかは、読者へうったえかける、そんな感じですね。
 本書は、恩田作品としては、わりと初期の作品にあたりますが、
もうきっちりかっちり、恩田ワールドが醸し出されています。

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紙の本

続きが気になる

2020/04/17 07:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る

それぞれ不思議な能力を持つ常野一族の物語。短編集だが全ての話が関連し収束する。特に表題作「光の帝国」からはあっという間。解説にもあるように「光の帝国」というとキラキラ輝くイメージだが、常野一族が歩んできた道には光だけでなく陰もあった。それでも最後には常野に、ツル先生のもとに帰るのだ。“みさき”が出てきたところで鼻の奥がツーン。最後の「国道を降りて…」に蜜蜂と遠雷の萌芽が見えた。恩田陸さんは最近知ったが、だいぶ前から素敵な表現をされる方だったのだな。再び結集した一族がどんな役目を果たすのか、気になる。

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紙の本

連作短編集

2018/08/07 11:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

連作短編集。
主人公は変わるけど、ふしぎな出来事が起こるのは共通。
常野一族をめぐるお話たちでまあまあ読めた。
ふつうの人にまぎれて…わからんでもないが。

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紙の本

雰囲気はいいが

2018/05/29 16:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

超能力をもつ常野一族の優しく悲しい短編集

物語の雰囲気はいいのですが、メルヘンチックすぎて心にグッときませんでした
こんな幻想的で悲しい話ステキ・・・という意識高い系の人向けと思います
あくまでも個人的感想です、あとはあなたが読んで判断してね

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紙の本

幾つもの不思議な物語が世界を描き出す連作短編集

2001/04/30 07:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Okawa@風の十二方位 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 膨大な過去の物語を自らに「しまって」おける子供達、どの卒業写真にも同じ姿を写す「ツル先生」、高層ビルやアスファルトに生い茂る「雑草」を抜く男、良くある噂話のような物語が一つ一つ積み重なって行くたびに、その向こうには異能を持つ一族が住んでいた「常野」という地が浮かび上がって行きます。
 作者がこのネタで何本も作品が書けたと残念がるのも素直にうなずけるほど、上質のプロットがジグソーパズルの様に組み上がった短編集です。

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紙の本

好きな作品の一つ。

2015/08/18 00:17

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

時折、不思議と読み返したくなる本です。著者の作品はたくさんありますが、中でも好きな世界観、作品の一つです。

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紙の本

光と影

2005/10/22 21:15

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あさひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

これまで何冊か恩田作品を読んでいますが、この作品は私の中ですごく不思議な位置にあるような気がします。
「光の帝国」というタイトルから、読む前は文庫版解説者の方と同じように壮大なファンタジーかと思っていましたが、そんなことはない。
不思議な能力をもつ常野と呼ばれる一族のお話だけれど、奇抜ではない。
とても暖かく、切なく、素朴に光と影を包んでいるお話です。
とにかくツル先生が好きで、ツル先生が登場する短編「手紙」「光の帝国」「国道を降りて…」だけこれまで何度も読んでいます。
ツル先生の容貌についての記述はシンプルで、延々描かれているわけじゃない。
なのに頭の中には親しみやすい瞳をしたツル先生が勝手に浮かんでくる。
会ったことはないのに、懐かしい気持ちで「ツル先生」と呼びたくなる。
「国道を降りて…」の美咲もきっと、こんな気持ちだったんだろうなぁ…と思いました。
同じ「常野」が登場する長編「蒲公英草紙」、そして「オセロ」の続編も刊行されるようなので、この世界がお気に召した方はぜひ。

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紙の本

壮大なドラマの幕が開く前に

2004/07/04 17:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 恩田陸「光の帝国」です。副題に「常野物語」、連作短編小説です。宮城県の某所にある常野には昔から特別な能力を持った者たちがひっそり暮らしていたのだが、不幸な出来事によりそのその地を後にし、能力を隠して世間に散っていった。その者たちのそれぞれの今の生活を綴った連作…と、簡単に説明するとこうなります。相変わらずの恩田陸の世界です。まあ、簡単に云えば超能力がテーマのSFとなってしまうのですが、そうは問屋が卸さないのが恩田陸。実に摩訶不思議な感動です。この手の定番ですと色々な超能力者が敵対する悪の権化みたいな者と難問を切り抜けながら戦ったり、事件を解決したり…みたいなお話になると思うのですが、この本は一筋縄では行きませんよ。世の中にひっそりと溶け込んだ常野の人々のその後であったり回想であったり再確認であったりと事件性は無いと云えば無く(抱えている問題はありますが)最後にゴールが来るわけでもないのです。連作なれどつながりは見えてこず、全く予測がつきません。

 そんな散りじりバラバラな連作を空から地上を見るように、木を見ず森を見るように、部分より全体を見るとおぼろげながら形が見えてきます。ところが、そうやってやっと見えそうになった時に幕が引かれてしまうのですが、作者の後書きを読むとなるほどと頷けるのですね。そうか、これはプロローグなのかと。だから繋がらないのだ。これから始まる物語の前兆なのです。プロローグでこれですから、先を想像すると否応なく壮大なドラマが見えてきそうです。台風の前の静けさ、その静かなる不安定さ故の不安と恐怖の時間が刻まれている本なのです。

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紙の本

しんみり、感じ入る一冊。

2003/05/26 15:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:NEO - この投稿者のレビュー一覧を見る

一緒に泣きましょう。

涙を流さずとも、こころでしんみり感じ入る。
読み終わった後、心か、記憶か、どこかが泣いているような気がする。
そんな、一冊。

話は、なんてことない。

不思議な能力を持つ常野一族にまつわる、短編集だ。
この粗筋とタイトル「光の帝国」を見ただけじゃ、読む気にはならなかった。
が、ファンの間で非常に評価が高い一冊なので、読んでみる事にしたのだが…

粗筋だけ喋っちゃうと、本当に何てこと無い小説なんだけど
やっぱり、そこは恩田陸。
きっちり読ませながらも、読者に委ねる部分もあり。
そして、日本人が感じる郷愁を呼び起こす。

恋人と会えない一人の夜とか。
友達と喧嘩しちゃって、寂しい午後とか。
人を恋しく感じると同時に、疎ましく感じてしまう時に読むと
自分の大切な人達の顔がひとつづつ思い起こされ
全ての人の「優しさ」を大切にしよう、という気になる。

暖かい作品なので、誰にでも、ぜひ読んで欲しい。

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紙の本

クールな人たち

2024/02/09 03:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

不思議な能力を持つという常野という地域出身の人たちの物語で短編集です。標題作はあまりの救いの がなく、気分が落ち込む展開に愕然。また、中には正直、よくわからない話もありましたが、評価が高い作品なので、これは私だけがそう感じるのかもしれません。オセロゲームの主人公はなんとなくクールで良かったですし、こんな人いいなぁと、思うような主人公が何人かいました。しかし、人と違う能力を持つって大変だなぁと改めて感じさせられた一冊です。

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紙の本

もう少し整理されてると

2023/08/03 11:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る

あとがきで書いてある通り、いろんな登場人物のエピソードが多くて、
まとまりが無かった印象。
これ誰だったっけ?って感じになったのが残念。

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紙の本

常野

2023/05/02 19:38

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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は、常野一族という、不思議な力を持った人たちを中心とした短編集。
彼らは、長生きをしたり、遠くのものが見えたり、未来のことがわかったりする。

「常野」というのは、「常に在野であれ」という意味。
彼らは権力を持たず、群れず、地に溶け込んでいる。

そんな彼らの生活の一部を切り取って描いている物語なのだが、
今私が読んでいるのは、もっと大きなものを小さな窓から見ているだけのように感じる。
この後にもっと大きな物語が待っているかのような。

と思って読んでいたら、続編「蒲公英草紙」「エンド・ゲーム」が刊行されているそう。
早速読まなくては。

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