紙の本
つらいときこそ本を
2011/09/24 08:58
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の著者千田琢哉さんは学生時代に自腹で一千万円を本の購入にあて、一万冊以上の本を読破したという。四年間で一万冊であるから単純に計算しても一年間で二千五百冊以上読んだことになる。学生時代だからこそできることだが、それでもその数は半端ではない。
だから、ついこれは特別なことと思いがちだが、著者の域までたどりつくのはなかなか難しいにしても、一人の人間が成し遂げたのだから、自分はできないと端から思う必要はない。むしろ、もしかしたら自分にもできるのかもしれないと思うべきだろう。
本を読むということはそういうことだ。
本には奇想天外なことが書かれていることもあるが、多くは昔の人たちが考え、実践してきたことだ。それからいかに学ぶか、そのことも本が教えてくれる。
本書では、本を活用した「行動力」「コミュニケーション力」「勉強力」「仕事力」「経済力」「成長力」が簡易な文章で説明されている。それらをすべてひっくるめて「読書力」と呼んでもいいのではないだろうか。
生きていくことと「読書力」とは切っても切り離せない関係にある。なぜなら、本には人類が生み出し、育ててきた英知があるのだから。
もちろん、本がすべてではない。本よりもっと大事なことは山ほどある。そのことを忘れてはいけない。
面白いのは本書の最後に書かれている「エピローグ」だ。「つらいときには群れるな」と、まるでビジネス本のようなタイトルがついている。
こうある。「もし、あなたが将来幸せになりたいと思うのであれば、つらいことがあった際にすぐに群がらないことです」と。
つらい時に私たちをなぐさめてくれるのは友人であったり家族であったりする。それはそれでおかしくはない。ただ、もっと自分自身を強めたければ、一人でも耐えきれるかどうかだろう。
そんな時に勇気をくれるのが本だ。
「つらいときには群れるな」のあと、著者が続けたのはこんな言葉だった。
すなわち、「本を読め」。
紙の本
触発された
2016/09/09 00:21
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投稿者:げん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を読みたいと思ったが何から読めばいいかもわからず、たまたま手に取ってみた本。著者と自分の出身地と大学が同じだったため、なんとなく購入したところ、今までの本に対する考え方が大きく変わった。
本は著者の人生が詰まっている。本は人を謙虚にさせる。本は人の表情を変える。本は年収を変える。など、数々のパワーワードが詰まった面白い本。自分の本の読み方がある人には向かないと思うが、自分のような無智で本を読んだことがない人にはとても響く一冊だと思う。
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投稿者:いっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は学生時代に1000万以上使って、1万冊以上の本を読んだ。
その経験からの内容。
私自身が、本を本格的に購入して読み始めた中、本の読み方を学びたくて購入し読んだ。
すぐに読むことができ、内容も入ってきやすい。
著者のように膨大なお金と時間をかけることはできないが、今までより多くの本を読みたい!と素直に思えた。
中でも、読書をしないと外見が劣化する という項目が印象的で、本と容姿を繋げているものを初めて見たため、中身を豊富にするためだけでなく、外見を綺麗にするためにも本を読みたいと思った。
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発売前から絶対に楽しい本だと思ってた。
実際読んでてとても楽しかった。
本の選び方、参考になった。
最近買った本の選び方は間違ってなかった、と確信した。
本屋さんに行ったら1冊は買ってこよう。
著者の選んだ本も掲載されています。
この本の一番最後のページがすごく好き。
また読みたい本。
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読書中毒、やや言い過ぎやろと感じる箇所もあるが、やはり読書は重要だと思わされる。
以下参考になった点。
P15 お金持ちを目指すより時間持ちを目指す。結果として読書する時間持ちは、お金持ちにもなりやすい。
P17 まずは圧倒的な量をこなしてから質に辿り着ける。質に辿り着いたら更に量をこなしたくなる。
P23 エグゼクティブに限って流行のベストセラーを読んでいる。リストラ候補に限って群がってベストセラーを批判する。
P105 当事者として読むと、お値打ちになる。傍観者として読むと、割高になる。
P107 頭がよくなるということは人生が面白くなるということ。本を読むほど「つまらない」が「面白い」に塗り変わっていく。
P113 読書すると人は謙虚になる。「さあ、今から納得させていただきます」と感謝するから。
P116 自分でもタイトルを考えると本質を衝く能力がつく
P142 もし99℃で熱するのを諦めてしまったら、人類は蒸気機関を走らせることができませんでした。
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「なぜなら古今東西問わず、美女はいつも男性の才能に群がるからです」(p122)
”群がる”…
人に使うと、マイナスイメージなのではないでしょうか?
「群がる」で検索してみればよく分かります。
また、この著作の中でも実際マイナスイメージで使っている箇所があります。
ここ以外にも、そこかしこで著者が女性に対しどういう考えを持っているかが伺えました。
気になる方も多いかと思います。
全般に、”本を読んでお金持ちになって美女にもてよう!”という明確なメッセージがあります。
ターゲットは、20代の、あまり本を読まないビジネスパーソン…さらに言えば、ビジネスマン(男性読者)かなと思います。
共感する部分もあり、いいこともたくさん書いてあったのですが、「本を読んでいると左右対称の顔になる」など驚くようなことも書いてあります。
読書と外見の関係については、「読書をしないと外見が劣化する」の項でも同様の主張をしており、かなり自信のある説のようです。
「人生は勘違いした者勝ち。
勘違いし続けることがその人の才能だ。」などといいことが書いてある一方で、全く共感できない主張もあり…評価に迷う本でした。
個人的には、読書の効用について読みたいのであれば、
齋藤孝さんの『読書のチカラ』をお薦めします。
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いいこと悪いこと含めて、うーんっていう感じの本だった。
ハードカバーで買ったほうがいいとか、借りて読むなとか、そういうところが私的に嫌だった。
しかし、読みたいときに読みたいだけ読むのがいいっていうのが、共感できて、安心できたな。
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大学4年間で1000万円を1万冊読破の著者。半端ない読書の量。20代じゃなくても学ぶことは多い。
読書という行為をいろいろな角度から、分かりやすく・入りこみやすい言葉でまとめています。
読書してきた人も、してない人も意識して読むのと読まないのとでは大違い。
好きなフレーズ
・ページをめくる手が震えて心拍数が急上昇する本を読むこと。
→震えることはたまにあります。
・明確な悩み事があれば、すでに精度の高い地図を手にしているようなもので、運命の言葉に出逢う確立も高まる。
→悩んでいるときほど読書!
・当たり前でありきたりのことに対して、当たり前に解釈しないことが知性のある人の特徴。本を読むことは、世の中から「当たり前」と「つまらない」をなくしていくこと。
→そしたら人生ハッピー♪
・すべての人が毎日死に向かって生きている
致死率は100%
限られた人生の時間を削るほど貴重なプレゼントはありません。
→もっと謙虚になれそうな言葉
・情報と知識は無料だが、知恵(=知識×知識)は人の頭脳を通り抜けなければならないため価値が高い。
→だから時間がかかるんだけどね・・。行動に移すときは速やかに。
・本を読んで脳みそをフル回転させている人は、全身の細胞が活性化して輝きながらオーラを発していく。
→若返りにも有効です。
・読書とはネガティブな愚痴を聞いてくれず、ポジティブな考え方を著者と一緒に考えざるを得ない行為だから。
ポジティブな考え方を自分なりに見つけ出せる人は、一人でも輝けます。
→皆さん読書しましょう!
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2011.8.3読了。
本好きの著者による読書のススメ。
参考になる本の読み方、考え方がちりばめられていた。
本を読んでいる人は内面・外面ともにかっこよくなると
書いていたのが少し「?」だったが、顔つきで本を読んでいる
かいないのかわかるというのは納得。
自分も本代にお金を惜しまないタイプなので、著者の考えが
しっくりくることが多かった。
もっとどんどん量を読んでいって、読まないと中毒になる
くらい知識と経験をつけたいと思った。
すぐ読めるがなかなかの良書。
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無我夢中で読んでしまった。
非常に共感できることが多く、読書のすばらしさを再認識させてもらった。
まずは積読本を枕元に置こう。
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私はブクログを始めるときに
どの本も絶対に褒める感想を書いていこうと思って書き出したのを思い出した
ちゃんと守れているかな
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「読書好きな人は成功する」という内容の自己(読書)啓発本です。
80項目ありますが、見開き1項目につき30秒~1分程度で読めて、しかも文章が簡潔で分かりやすいため、1~2時間程度で読破できました。
総合的にまとめれば「ひたすら本を読め」の一言に終始するかと思いますが、その中でも、本屋での本との出会い方、読み方、本を活かしたコミュニケーション術など、読書を人生の中でいかに有効にしていくかに特化されており、特に本との出会い方(選び方)は全体通してのテーマになっているように感じられます。
わたしは特に、ベストセラーに対するものの見方が変わりました。
ベストセラーはあまり読まないタイプなのですが(ベストセラーがベストセラーたるゆえんは宣伝力だと思っているので)、ベストセラーには売れるだけの理由があり、そこを探れば必ずなにかしらのヒントを与えてくれるというのです。
また、ベストセラーということは、それだけ読んでいる人が多いのだから、話を持ちかければ話題にできる可能性もそれだけ高いということですよね。
今度からベストセラーにも、興味の持てる範囲で手を出してみようかと思いました。
さらに、本を自己流に解釈してみたり、自分でタイトルを考えてみたり、まねして自分も文章を書いてみたり、ただ読むだけでない読書方にまで言及されていて、こちらはさらにおいしいです。
しかし正直、この本に書いてあることすべてが正しいとは思えません。実際、80まるっと常に意識して読書をする人はいないと思います。考えてみればそうかもしれない、と思う程度で。そりゃ本を読むひとはその分知識を得るし知恵も働くようになるだろうとは思いますが。
そこは、作中でも書かれていますが、書いてあることを一から十まで鵜呑みにすることはなく、80のうち一つでも自分にとって価値が、自分なりに咀嚼して実行に移してみることが重要です。
「納得してみよう」と本を読むのも寛容ですが、疑ってかかるのもまた大事なことかと思います。
最後、これは個人的に大幅マイナスポイントで、何度か読む気が失せてしまったのですが、作中、女性を軽んじている部分がときどき見られます。
ビジネス書ってこんなものなの……?
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本をなぜ読むことがプラスになるのかをわかるための本。
しかし、殆ど知っていることばかりの内容だったので、今更感もある。自身がそれだけ、本を読む機会と何か得られた経験が既にあったためだからだろう。
本を読むよさは、読んだ人しかわからないので、これから本を読む習慣をつけたいと思っているひとには調度良いかもしれない。
ただ、筆者は大学4年間で1000万円分、1万冊を読んだ猛者。いくら高額なバイトをしたからといっても、育ちのボンボンさを感じざるおえない。お金が無い人は、図書館でも十分だと思う。自分で買わなければならないと言う点においては、あまり共感できない。
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当たり前の事なんだけど、普段読書しない人が読書するモチベーションを高めるのには良い本だと思う。
普段からそれなりに読んでいる人は読みながら共感する点も多い。
それにしても、著者の経験、大学時代に1万冊の本を買って読んだというのには恐れ入る。
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この本の著者は大学時代に1000万円をかけて1万冊の本を読んだそうだ。
その著者が本を読むことの素晴らしさを伝えてくれる本である。
80通りのさまざまな読書のメリットを伝えていて、共感できる事と共感できない事の両方がある。
サクっと読めるし、読書のモチベーションも上がるので良かった。