紙の本
音楽に携わる人たちを描いた短編集
2023/04/29 21:52
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハズレの作品が無くて、小路さんらしい心があたたまるお話ばかりでした。楽しい人生が多く、明日に向かう話が良かったです。
紙の本
素敵な短編集でした。
2015/08/27 12:59
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋口に読みたい短編集です。とても優しい気持ちになる作品でした。著者の作品は、音楽の魅力が溢れているなぁと、改めて感じました。
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ミュージシャンが登場する短編集。
軽い気持ちで読んでいたし読めるのだが、
何作か泣いたのがあるので、あなどるなかれ。
「笑うライオン」が一番すきでした。
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弾くことのできなくなった幻のギタリスト、喧嘩別れした往年のデュオ、歌わなくなった歌姫・・・。さまざまな音楽人の、ほの悲しかったり、優しかったり、ほろりとする逸話をつめこんだ短編集。
彼の書く優しい空気はすきなのだけど、ちょっと登場人物がステレオティピカルだったかなー。気持ちわかるけど。
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音楽に携わる様々な人たちを描いた8つの音楽短編集。泣きのギタリスト、唄えなくなったヴォーカリスト、踊りながら歌う盲目のピアニスト、自分の存在感について悩むドラマー、ステージ上で駆け落ちしたトランペット吹き・・・などなど。お洒落でどこか懐かしく、そしてどの話の中にもはっとさせられる、まるで音楽が聴こえてきそうな美しい一文があります。
短編の中でも、「ピアノを弾かせてくれないかな…。」とフラリと子犬のようにバーにやってきた天才ピアニストのお話「その夜に歌う」はお奨めです。解説者のあとがきによると、タイトルが「うたうひと」と平仮名なのは歌を唄う人のことだけではなく、楽器を演奏する人も「うたうひと」だと言いたかったからなのではないか、とのことです。
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ミュージシャンを題材にした短編小説集。
特にドラマーの話の『笑うライオン』はとてもよかった。この手の話にすこぶる弱いと改めて実感しました。
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一編ずつ読み終えるたびに、じわぁっと心の中が暖かくなったり、切なくなったりするのが実感できました。
小路幸也さん、やっぱり大好きです。
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「百獣の王じゃないか。光栄だ」人気バンドのドラマー、崎谷貫太はその風貌から“笑うライオン”と呼ばれている。ある日人づてに、母親が倒れたことを知った貫太は、十年ぶりに勘当された実家を訪れることに。母親に嫌われていると思っていた貫太だったが、実家で驚くべき光景を目にする─(「笑うライオン」)。誰もが持つその人だけの歌を、温かく紡いだ傑作小説集。
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ミュージシャンにとって共感できるフレーズが
多そうな文章。かっこよくておしゃれ。
日本の小説じゃあないみたい。
ただ、読んだ感想として
「共感する」とかとは少し違う感じ。
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文庫化したので再読。音楽をテーマにした短編集。色々なことがあるけど、最後には希望が持てる温かい話たちでした。所々物語のリンクがあってそれも楽しめました。一番好きなのは「唇に愛を」、温かさは勿論のこと、終わり方が素敵です。優しい気持ちになれる一冊でした。
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音楽にまつわる短編集。
こんなコメントを書くのは少し照れますが、全作品に上質な愛が溢れており、音楽には無縁の私でも充分に楽しめる素晴らしい作品でした。
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音楽をテーマにした短編集。
音楽を表す表現がどれも的を射ていて、著者の小路さんがどれだけ音楽が好きなのか伝わってくる文章だった。
音楽好きならハマること間違いなしの本だと思う。
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ミュージシャンが主人公の短編集。
一つはドリフターズがモデルだった。
どの話も山田詠美が書けばめちゃめちゃ粋なものになりそうなんだけど。
面白いけど今ひとつでした。
好みの問題でしょうか。
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「今の自分の中にあるものは、毎日の暮らしの中で少しずつ積み上がってきたものなんだと気づいたのは、随分大人になってからだったよ。」作家
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「クラプトンの涙」
「左側のボーカリスト」
「唇に愛を」
「バラードを」
「笑うライオン」
「その夜に歌う」
「明日を笑え」
「親父の唄」
どれもこれもタイトルが素敵な
短編集です。
あの人は来てくれる?
大切な言葉をくれる?
読んでいて、
とっても優しい気持ちになれます。
ストーリーも進行も、
大どんでん返しはないけれど、
あったかくて優しい人ばかり登場します。
「音の津波。音の洪水。」
「世慣れた人間ほど、その可能性は低いと思うだろう。
愛に関する約束なんてものを腕を広げて信じられるほど、
この世は甘いものではない。
それほど捨てたものではないことも知ってはいるが、
それでも。」
大切な人、
好きな人、
愛しい人、
絶対に離してはいけないものがあることを、
音楽を絡めて伝えてくれています。
愛が音楽になって、
広がっていく。
「音楽は、続いていく。」
ゆるやかに穏やかに、沁みていく作品。