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紙の本
山田風太郎のヴィジュアル化
2005/04/03 01:56
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさぴゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
山田風太郎が創りだした特異な時代劇の世界を描写できるのは、せがわまさきしかいないだろう、と思う。『バジリスク』を描かせた編集部は、さすがだと思う。僕は、『バジリスク〜甲賀忍法帖』からファンになった口だが、この『鬼斬り十蔵』も長期連載デヴュー作とは思えないくらい世界観が完成している。たしかにもともと山田風太郎の世界観自体が完成しているのだから、不思議はないのだが、それをストレートに映像化できて違和感がそれほどない(僕にとっては)のは、さすが。
最近は復刻版や新装版があるので、古本屋を回らなくても、過去の名作がすぐ探し出せるのは、凄くいい時代だなと思う。たぶん山田風太郎や『魔界転生』の妖しい時代劇の世界観が好きな人間には、それをヴィジュアル化することがいかに難しいことか、わかるはずです。忍法や妖怪、怪物、転生などねっとりするグロテクスさが、ちゃんとヴィジュアル化されているのは、凄いと思う。
電子書籍
愚か者を愚か者としてしっかり描いてほしかった
2017/08/07 01:13
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投稿者:hontoカスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は『バジリスク(甲賀忍法帳)』、『Y十M(柳生忍法帳)』など山田風太郎作品のコミカライズで名を馳せている。本書は初期のオリジナル作品だが、すでに山田風太郎色が強く感じられる。
筆者は『バジリスク』をいたく気に入ってせがわまさき作品を次々と手を出しているのだが、初期作品のせいなのか主人公以外の人物描写が粗い印象を受けた。どんな作品にも愚かな登場人物がいて、彼(彼女)が何かをやらかして物語が転がっていくのだが、その人物描写が粗いためなぜ彼が愚かなふるまいをするのか納得感に欠ける。ただ愚かだから、愚かにふるまうのであれば脇役として早々に斬られてしまったほうがすっきりするのだが、延々と愚かなふるまいを続けるのを読むのはやや疲れてしまった。
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