もっと評価されるべき一冊
2014/02/24 01:41
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「女神の娘」という、過酷な運命に翻弄されながらも、苦難を乗り越え、精一杯生きる少女「カリエ」の半生を描く、「流血女神伝」シリーズの第1作。
どちらかといえば男性向けの作品にもかかわらず、少女向け小説の「コバルト文庫」で当初発売されたため、知名度は決して高くありませんが、内容は本当におもしろい一冊です。
角川文庫より新装版が発売されたため、ぜひこの機会に男性の方、購入されてみてください。
第2部「砂の覇王」編以降は、コバルト文庫のみでの発売ですので、こちらの「honto」のネット通販を利用して購入されればよろしいかと思います。
ちなみに私は男性のため、もう10年以上前、高校生のころでしたが、本屋さんで顔を真っ赤ににしながらコソコソとコバルト文庫版を購入した経験があります(笑)。
でも、恥ずかしい思いを我慢してでも続きが読みたいと思える素晴らしい作品です。
ぜひともご一読を。
カリエの激動の運命がここからはじまる
2012/01/26 20:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イオン - この投稿者のレビュー一覧を見る
須賀先生の流血女神伝が新装版になって角川文庫から発売!
コバルト文庫版と違いイラストがないのが若干残念です。
ストーリーは猟師の娘カリエは、突然、見知らぬ男にさらわれ、幽閉され、彼女を病弱な皇子の影武者に仕立て上げられるというもの。王位継承をめぐる陰謀にまきこまれるも、のりこえ成長していく大河小説の序章となっている。
コバルト文庫版での砂の覇王以降も新装版として発売されていくのか気になるところである。
ラノベでないファンタジー
2022/10/01 15:43
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
芙蓉千里や革命前夜で正統派作家の地位を確立した須賀しのぶのコバルト文庫時代の作品である。コバルト文庫だからあまり凝った構成ではなく読み易いが、浮ついたところは少なく、まともに正面からなんのケレン味もなく少女の奮闘と成長を描き出している。妙に入り組んだ小説を読んだあとこの作品を読むと、思わず「頑張れ」とヒロインを応援してしまう。
とにかく面白い大河少女小説
2020/11/25 10:03
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投稿者:gonta - この投稿者のレビュー一覧を見る
山奥の村で育ての親と暮らしていた少女カリエは、ある日突然さらわれた。
病気を抱えたアルゼウス皇子とそっくりな彼女は、影武者として皇帝の跡継ぎを決める選定会に参加しなければいけなくなる。
魅力的なキャラクターと、カリエの図太さ(時々夢見る少女に戻っちゃうところもいい)でぐいぐい読み進んでしまう。
もともと少女小説として発表された作品だが、かなり骨太の世界観がいい。
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コバルトで出てるものは読破してないからなぁ。改めて読みたいかも。
でもあのコバルトのイラストも捨てがたいからなぁ…
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上下巻ともに一気読みしてしまった! 分けて感想を書くという器用な真似ができそうもないので、感想は下巻の頁にて!
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コバルト文庫刊のころから知ってて、今の今まで読む機会を逃してました。立ち読みで何度か読みましたが、ワクワクが止まりませんでした。過酷な運命の奔流に飲まれながらも立ち向かう主人公の真っすぐさ、強さ、ひたむきな心に感動します。
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角川か!!!コバルトで持ってるのに、これでまたそろえるのは…うーん/ほんとうに面白いので、コバルトだけにとどめるのはもったいない(表紙がイラストだと買わない人もいるだろうし)けど、でもやっぱりコバルトだけでいてほしい気もする
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読み出したら止まらなくなると言う評判を聞いて、手に取ってみたら本当に止まらなかったと言う満足本。
絶対に自分ならくじけてしまいそうな状況の中でも、懸命に立ち向かう主人公カリエの強さに、素直にこっちも頑張れと応援したくなる。
今後の展開がどうなるかがすごく気になる。
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初須賀さん本!周りの評判が良く、楽しみにしていましたが、凄く読みやすかった~。主人公カリエが頭が良くて、さっぱり気性だからか、読んでいてストレスもない。強い子でこれからどうなるのだろう感を煽る煽る。コバルト刊のイラストも捨てがたいですが、角川版で集めそうです。女性同士の友情(まだそこまではいきませんが)の描き方に昔の古き良きコバルトっぽさ(新井素子さんや氷室さんが描きそうな)を懐かしんだり。ただ、どうもこの表紙(誰かも言っていたがハーレクインっぽい)とフォントがどうも個人的にちょっと苦手~。
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ルトヴィア帝国の辺境の山村で育った猟師の娘カリエの数奇な運命...これアニメ化したら面白いかも、と思った。
打ちのめされて泣いても敢然と立ち上がる強かなカリエちゃん、かなり好み♪
上巻のイチオシはサルベーンと出会った直後のカリエとエドの夫婦(?)漫才www
さて、下巻はようやくカデーレ宮篇だね。
楽しみ楽しみ♪
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So after reading the last book in the 彩雲国物語 series, I was devastated that there weren't any long fantasy series out there for me to get into.
To make a long story short, I'M SO GLAD THAT I FOUND THIS SERIES! It's still the first book and already I'm hooked!
I don't even remember where I found out about these books or the author. All I know, is that I was looking through my amazon.com wishlist to see which books I should read next and this came up. I'm so happy I decided to get it!
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10年くらい前のコバルト文庫からリニューアルして。自分の超好みの話wなぜ当時で会えなかったのか後悔…続きを手に入れるのは困難だろうなー主人公もだけど、取り巻く男性陣たちのキャラが揃いすぎてるwまぁ、ハーレム状態の話だからな。
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主人公の14歳の少女カリエは、ルトヴィア帝国の皇子に瓜二つであるという理由で、身代わりにさせられるため故郷の村から連れ去られた。死の淵に近い皇子の皇位継承権争いのために田舎娘が一人の皇子に仕立て上げられ、帝国内の権力闘争に巻き込まれながらカリエはその経験を通して成長していく。
胸躍る展開ではなかったが、登場人物一人ひとりの描かれ方が丁寧でそれぞれの心情がよくわかる話だった。クライマックスは下巻に続くのだろうが、続きもなかなか気になったので面白い。
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なんとなく手にとってなんとなく読み出した。最初の主人公の物言いで買ったことを後悔したが、ちゃんと最後まで読み通せた。
ただ設定は残念ながらラノベの域を出ないのかな。
そもそも、王子候補がそんなにおいそれと外にでてはいけない。てか出れない。
少女が身代わりになる、っていう非現実的な設定だからこそ、設定の面でもっとリアリティを追求してほしかった。
続編はよまないかなぁ。残念ながらシリーズ名に失笑した。