紙の本
「ぬかるみの世界」、けったいな番組だったなあ
2023/06/01 13:07
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は1978年生まれということなので、実際にはOBCの「ぬかるみの世界」は聞いたことがない世代だと思うが、新野新氏が鶴瓶氏に多大な影響を与えたことはそのとおりだと思う、日曜の深夜という時間帯にラジオにかじりついて、おっさん二人のトークに夢中になっていた自分が懐かしい
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引用文献リストがきちんとついているところがすごい。鶴瓶自身の発言や、雑誌の取材などの情報を収集・整理して、1冊の読み物にしてある。タモリとの関係も、「へぇー、そうだったんだ」と感心した。
じつにいい本でした。
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笑福亭鶴瓶は粉うかたなきお笑い界の大物にもかかわらず、「もっとおもろなりたい!」と後輩に嘆き、「日本で一番サインしてるんとちゃうか」と涼しい顔で語り、ファンとの関わりに時間を割く。そう今風に言うなら「神対応」を365日してる芸人。その一方で、今でもテレビカメラの前で局部開陳をやりかねないアナーキーさも持ち合わせる。
著者はその鶴瓶の生き方を「貪欲に満ち溢れている」と捉え、それを「スケベ」のフレーズに凝縮する。
本書は京産 落研から6代目笑福亭松鶴への入門、あのアフロヘアーの秘話、ラジオで培われた鶴瓶噺、入試で見初めた人と結婚、東京進出の挫折と復活、齢50を超えてからの古典落語に挑戦…、公私にわたるエピソードを拾い集め、いかに「人との交流にスケベ」であるかを迫った力作。とは言え、本書は鶴瓶自身によるオーラルヒストリーではない。仕事・発言・エピソードを夜空を彩る星と星を結んで星座を作り「アレが鶴瓶座!」と指差し眺めているような掻痒感がつきまとう。
そう、一体何者で、何を考えているのか。無邪気で好人物、M字頭の着ぐるみをまとい、今日も町に出かけ、誰かと出会い、ハプニングに雀躍する。それを肥やしに日々更新し続ける。鶴瓶は呟く。「世間にわかられてたまるか…というのはありますよ。そう簡単にわかられたら、おもろないやん〜」と、細い目をさらに細くしてほくそ笑むのである。
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学生時代、ぬかるみんでした。予備校の月曜日は朝は仲間で昨夜のラジオの反省、感想タイム。MBSラジオの番組にもスタジオに生出演しました。終わったあと、アフロヘヤーと記念写真、その頃からもお客さんを大切にする、CSの塊でした。尊敬できる芸人です!
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『縁は努力』なのだ。
様々な場所に出向き、時間をかけ、人と接すること。単純に機会を増やす。その遠回りに見える泥臭い道こそが、運を引き寄せ、縁をつなぎ、奇跡を呼ぶ近道なのだ。(P242)
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「鶴瓶の家族に乾杯」20年、ほぼ毎回見ているが何故かこころが癒される。アフロヘアーにオーバーオールの鶴瓶がなつかしい。
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帯に「スケベで奥深い」との惹句!しかしながら、本書のページを読み進めていくと、『鶴瓶の「スケベ」とは「純情」と言い換えることができる。性的な意味はない。貪欲に目の前の人や物を純粋に愛することなのだ。』と、著者は綴っている。
週刊誌等のインタビュー、映画「ディアドクター」「母べえ」「おとうと」の撮影秘話、NHK「家族に乾杯」のロケの話…etc. 鶴瓶語録満載だ。
家族、結婚に至る話は、ウルウル(´;ω;`)ウゥゥ意外と思えるエピソードも必見! 個人の意見でした(笑)
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新聞の書評で気になって手にした新書。
保毛尾田保毛男騒動だけが話題になったけど、みなさんのおかげでした特番でもとんねるずにいじり倒されていた鶴瓶。彼のスケベさを描いた一冊。
アドリブ、即興で鶴瓶っていうと、「らくごのご」を思い出すけど、それが一切触れられていないのが気持ち悪い。
でも、鶴瓶はやっぱり最強だ。
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大阪で生まれて大阪で暮らした私にとっては、笑福亭鶴瓶さんは兄貴みたいな存在です。ヤングタウン、わいのわいの90、ぬかるみの世界。ラジオにかじりついていたのが昨日のようです。本著には、鶴瓶さんの本質が語られています。いろんな著名人との関わり合い、奥様との出会い、逸話には微笑ましかった。とっても楽しめました。
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笑福亭鶴瓶をその芸ではなく生き方から考察。SNSの普及で全国民がテレビ評論家になった時代だけど、明確に天下を取ったわけでもキャリアのピークがあるわけでもない対象を批評するというのは簡単ではないと思う。時にスタッフと衝突する反骨心など誰もが知ってる鶴瓶の未知の魅力を教えてくれる一冊。
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会った人を喜ばせることができる人ってやっぱりいい、と思った。中居くんとの話がよかった。
常に今をいくって、大変なことだな。評価はいいねん。
2017.1.8
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笑福亭鶴瓶さんのことをニコニコし時に全裸になる師匠くらいの認識なのではないか。尖りまくっている鶴瓶さんという切り口は初めてだったし、憧れらないスケベ力が強烈。
愛される芸人の人生観を知れる本!
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玲子夫人のハナシはパペポでも聞いていたが、こんなにも素晴らしい方とはしらなんだ。パペポはだいたい尖ったハナシが多かったけど、上岡さんも鶴瓶さんも共に愛妻家でそのハナシになるたびホッコリしたものだ。
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数年前に
神戸の「恋雅亭」で
鶴瓶さんの「鴻池の犬」を聴いたことがあった。
よく知られた 上方落語の名作の一つである。
この作品を
全く鶴瓶さん流にアレンジしてあり
原作を超える面白さに抱腹絶倒した記憶がある。
と同時に、なんと凄い落語家さんだろう、
とも思った。
読み進めながら
あの時の「面白さ」を
思い出していた
その背景にある「鶴瓶さんならではの人間性」
平たく言えば「お人柄」が
そのまま「落語」になっているのだ
「鶴瓶さん」そのものが「落語」に
なってしまっておられるのだ。
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笑福亭 鶴瓶の魅力をぐいぐいっと伝えてくれる良書だった。
何故、鶴瓶がお茶の間に愛され続けているのか。
何故、鶴瓶ってスケベ=人間好きなのか。
鶴瓶が大切にしていることを日々必死にしていることが周りには彼の当たり前に見え、それが魅力になっていた。
日常に笑いあり。それを極めたのが鶴瓶なのだと。