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これは傑作。以前将棋ものは読んだことがあったのですが、著者の資質がヤクザものにぴったり合っていて、かつ、ストーリーは複雑だけれど、リーダビリティが高いので苦になりません。ラストは賛否あるところだと思いますが、続編への布石としては納得。
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もっと早く著者を知りたかった。最後のドンデン返しなるか!のまとめ方は賛否ありそうだが私は幸せな評価したい。というかあの結末で安心した。続編も手元にあるので一刻も早く読み始めたい。
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ヤクザものはほとんど読まないがこれは良かった。
映画も観てみたいと思ったら上映終わってた…。
まったく縁のない世界だが分かりやすくて最後がスッキリしていて読後感非常に良い。
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警察小説とヤクザ小説が見事に融合した一冊。女性の作者が書いたとは思えないほど、生々しい男の世界が描かれている。ミステリーの要素のあるピカレスク小説でありながらも、一人の青年の成長の物語でもある。
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ミステリーは好きだが、あまり読む範囲の作家は多くない。
昔、一時期横山秀夫の一連の作作品を、読んでいたことがあった。
警察小説と言われると、どうしてもその印象で読んでしまうが、これは違った。
小説が先だったか、映画が先だったか、今では覚えていないが、「仁義なき闘い」に夢中になった時期があり、広島が舞台ということもあり、それを髣髴とさせる。
女流ということで、前にベストセラーになった沼田まほかるの「九月が永遠に続けば」のような作品かと読んでいたら、ラストで、いい意味で騙された。
各章の冒頭の一部削除された報告書は、伏線だったのだ。
文庫の解説では、触れていなかったが、若き相棒はその名前からして、「孤狼の血」を受け継ぐ運命が暗示されているように思う。
著者名を知らされずに読んだら、女性が書いたとはとても思えない作品である。
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とても面白かった。
読み進めたいけど読み終わりたくないという葛藤がありました。
もっともっと大上の世界に浸っていたいと思いました。
本当に圧巻の一冊でした。
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衝撃の展開と結末。予期せぬあまりの展開に正直びっくりしているくらい。
血で血を洗うような生臭さ漂う男たちの世界観を女性作家が描いているというのも驚きでした。
久しぶりに小説を読んで興奮した気分。映画化もされているのでそっちも要チェックだな。
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読み終わる頃にはすっかりガミさんの虜に。
本当にかっこいいなぁ〜〜〜
飢えた狼のごとく強引な捜査を繰り返す大上だが、自分にとっての「正義」がはっきりしていて、だからこそ何に対しても物怖じしないし、実際の行動に移せるだけの人脈、情報も持っている。
口は本物のヤクザ以上に悪いし滅茶苦茶なおっさんだけど、何かついていきたくなってしまう日岡さんの気持ちがよく分かります。
ガミさんの意志を引き継いだ日岡さんは、ガミさんを超える警察官になるんだろうね…
素敵な話や…(T-T)
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タイトルをかみしめる。
狼のジッポー。
出てきてから【血】について
読み進めて、いた!
受継ぐ。
エピローグ、プロローグ繋がる。
やるじゃん。
ラストの年表だけで。
余韻と、共にグッとくる。
泣けるし、面白かったぁ。
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最初はなんか読み辛かったけど、後半はすらすら読み進めた。任侠映画など見ないので、どこまでが現実にあるのかわからないけど、捜査二課やヤクザについて雑知識が得られた。
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映画「トレーニングディ」を彷彿とさせるバディもの。
BLとはまた違う男同士のぶつかり合い…胸アツです!
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ハードボイルドは、あまり読まない。映画は、グロいと聞いていたので読もうという気が起きなかった。知人が、貸してくれたので読みだしたが、読み出したらおもしろかった。
女の人は、面白くないかもしれないが、男の人は面白いとおもう。続編が出るらしいのでよみたい!
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“正統派ハードボイルド”という触れ込みだけど、非常に読みやすくて、冒頭から引き込まれる癖のある方弁と、次第に加速する組合同士の争いに、続きが気になって一気読み。
最初の方はどうしても、見た目や言動がとにかく怖くて悪そうで近寄り難い雰囲気の大上さんに、一生懸命付いて歩く新人の日岡の2人組は正直読んでいてもハラハラして、本当に大丈夫なのか…と思ってしまうものの、次第に見えてくる大上さんの過去に、どうしてか自分も大上さんの痕を追っていきたくなるような、今までに色んなものを背負ってきた背中がただただ格好良く感じてしまう。
目指すべきは勿論、組同士の抗争阻止や暴力団壊滅だけど、そうしてしまうと自分の職が無くなってしまうからお互いによい距離感を保ち、情報を交換し合いながら生きている。といった考え方には妙に納得してしまった…。
まるで綱渡りのような不安定な状態で、いつ背後から押されて足を踏み外し、地の底まで堕ちてしまうかもわからない。そのまま命を落とすかもしれない。警察側かヤクザ側か、どちらからか綱を切られてしまうかもしれない。そんな中を今まで孤りで歩いてきたのかと思うと、これぞまさに「狐狼」だと感じました。
そんな狐狼の“血”をしっかりと受け継ぐ人がいる。
ラストは衝撃とともに、胸熱の展開でした。
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映画を見てからの原作。映画は比較的原作に忠実につくられてるんだなぁと感じたけど、若干映画の方が残酷かな?あと終わり方も、原作の映画とでは異なってたかな。
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たとえば刑事のバディものなんかには女性ファンが多いし、こういう漢の世界が好きな女性もある程度いると思う。それでもハードボイルド好きの男性読者もうならせるヤクザものを女性が書いたというのはやっぱりすごい。文章も読みやすく、ミステリー要素もあるので、幅広い読者を楽しませられると思う。難点があるとしたら、自分の人生を預けるには1ヶ月のつきあいは短すぎるので、せめて1年くらいスパンのある話のほうがよかった。もちろんそうするとスピード感は犠牲になるのかもしれないけれど。