紙の本
気をつけてたのに騙された!
2018/07/17 22:49
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリー好きなら読まねばと言われ、前から気になっていた本。しかし、どのレビューを見ても「グロテスクな描写が苦手な方は・・・」と書かれていて、手を出せずにいました。
しかし、思い切って読み始めると、ぐいぐい引き込まれていきました。確かに、ウッとなってしまう描写もありましたが(というか、それだらけですが)、思わず読み進めてしまう文章でした。
「どんでん返し系」と聞いていたので、かなり気をつけて読んでいたのですが、騙されてしまいました。ネタバレになるので、あまり語れないのが悔しいです。
やっぱり、「グロいのは絶対無理!」という方もいらっしゃるかと思いますので、4点をつけました。
紙の本
堪えて読む価値あり
2020/10/18 09:54
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
起きる事件は残酷だし、
表現はグロテスクだし、
犯人は超メンヘラだし、
もうやめたい……となりますが、
もう少しがんばって!
そこかしらにあった小さな違和感を
全部吹っ飛ばす高揚感が待ってます!
紙の本
読者を欺くサイコスリラー
2023/10/31 19:44
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投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーと呼ぶにはフーダニットの要素が足りない気がする。一体誰がやっているのかという緊張感が始終に散りばめられてこそ活きるオチなので、その点が残念に思う。
しかし、犯人の愛情観を貫く哲学は一級品の表現力で描かれており、物語の構造以上の魅力を放っている。叙述トリックよりも心理描写こそ光っているので、この作品をより広めるならばそういう側面からも評価されるべきではないか。
紙の本
キモ過ぎて、うっとなるが、いい思い出
2023/10/25 21:24
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投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中の表現がえぐく
ほんとに被害者を愛している人のような語り口が共感できた。
まさに名作ではあるが、楽しんで読める作品ではない。
紙の本
ひっくり返しが!
2023/01/01 12:15
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに読み直しましたが、
やっぱり傑作っ
綾辻行○氏の本から本格ミステリにハマったんですが、
我孫子先生もミステリを書くと残虐性、どんでん返しが凄くって
いつも驚かされます!
電子書籍
人を選びます
2022/12/08 23:42
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投稿者:nickname - この投稿者のレビュー一覧を見る
過剰にグロテスクな描写が多く、苦手な人にはお薦めできません。序~中盤は辛かったですが最終的には読んでよかったと思います。
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都市と現代の闇に潜む、猟奇的連続殺人犯の魂の軌跡!
東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるシリアルキラーが出現。くり返される凌辱の果ての惨殺。恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、儚い現代の悪夢と闇、平凡な家庭の孕む病理を鮮烈無比に抉る問題作!
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前々から読んでみたかった一冊。古本屋でも安く売られているのを見たことがなく、後回しにしてきたのですが、今回新装版が発売されたのを機に購入しました。受けた衝撃からすると★5つなんですが、なんとなく面白いというのは憚られて、★4つにしています。あらすじには猟奇的殺人としか書いていませんが、ネクロフィリアものですので、生理的に受け付けない方は読まない方が良いかもしれません。それでも良い、どんでん返しが読みたいという方は、ぜひ。
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見事に騙されました。ただ、話をここまでグロくする必要はあるのかな?
小さな疑問。最後の場面で信一くんは、なぜホテルにきたのだろう。雅子同様父(夫)を疑い尾行してたということ?ここがまず腑に落ちない。そう簡単に口説かれそうもない女性が、こうも簡単に誘いに乗るのだろうか?出来るものなら、自分もこれくらいスマートに女性を口説いてみたい。
本作は叙述トリックということで、最後まで読んだあとまた最初から飛ばし読みをしたが、ネタが分かってから読み返すと、多少のアラもある。大傑作とは言い難い。
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面白いけどかなりグロいとの評判だったので一生読むことはないだろうと思ってましたが、書店で見かけ思わず買ってしまいました。ネタバレサイトでネタまで知ってたのにも関わらず(笑)ハラハラ読み進めてしまいました。面白いけど人におすすめできません。
それにしても43才ならかなりのイケメンじゃないとこんなにうまくナンパできないよなあ。しかも大学院生に見えるとか若杉やね。仮にそうだとしても助教授が学食でナンパは難易度高そうだし、目撃者いそうな気がする。。。
まともなハズの主婦、雅子が最初から最後までおかしな人に映るのが皮肉ですね。
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ミステリの有名作品の一つだときいて読みました。事件も猟奇的だしとにかく気分の悪い描写が続きます。あとお母さんもなんか怖いよ。最終的な結末も、ほう!とは思いましたが、ミステリ!と銘打たれるとめちゃくちゃ推理しながら読むし色々気にかけてたので、ピーンときた部分もあり、ヨッシャ!となれてよかったです!ヨッシャ!あんまり楽しいお話じゃないけど、とりあえず結末わかった上で確認しながらもう一度読みたいなと思いました。叙述トリック系はこれだからもう。
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一気読みでした。うーん、結末に驚いた。「え?!どういうこと?!」ってなった。サイコパスホラーは大好物なので読んでいて楽しかったです。
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うへー、グロイ。有名な作品なので気になってたんですが、猟奇殺人を読む勇気がなかなか出ず……新装版の文庫が平積みされていたのでこれを機にと購入してみました。が、予想通りのグロさに解体シーンは飛ばし読みしました。むりむり。桐野夏生の「OUT」や林真理子の「聖家族のランチ」は平気なんだけど……ターゲットが女性だからかな。
ただ、ひとつの作品としてはおもしろかったです。ジャンルは推理小説になるんでしょうか、でも物語はエピローグから始まり最初の一行で犯人の名前が明かされます。これは犯人探しをする推理小説ではない。かといって、永遠の愛を探す狂った男の話でもない。なにせ主要人物は3人いて彼らの視点で物語は進んでいくのですから。それも時系列バラバラで。このちぐはぐ感が余計に病んでる人たちの物語にしてる気がします。
あたしはわりと頭が固めなので、要所要所でなんか変だな?と感じながらも最後まで騙されてた方です。30年近く前に出版された昔が舞台のお話という先入観もあるので、違和感は仕方ないと思ってました。雅子さんのせいにするわけじゃないけど、彼女の存在は読者に対する目眩まし的な役割ですよね。やられたなー。
ちなみに自分の中1の時の合唱コンクール課題曲が「夢をあきらめないで」だったので懐かしかったのですが、岡村孝子さんよく承諾しましたね。イメージダウンになりかねないですが。
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至高の○○トリックもの。
ネタバレ含む感想だからまあ、伏せる必要ないんで言いますが。至高の叙述トリックもの。
正直十五年くらい前に読んだきりで、中身はすっかり忘れてたんです。とにかく叙述トリックが素晴らしかったってことだけ覚えてて。
この手の叙述トリックってだいたい性別か時間でしょ、しかけられてるの。どっちでもなさそうだなぁって思いながら読んでて、途中であ、息子の名前が出てきてねぇなと気づきました。
いやそれでもやっぱりすげぇわ。よく作られてる。すばらしい。狂気、グロ、エロ、程よくぐちゃぐちゃに混ざってて、それでいて綺麗にまとめてある。これ、初読は絶対めちゃくちゃ衝撃受けるよなぁ。できれば「叙述トリックってどんなの?」っていう感じのひとに読んでもらいたい。「こんなの!」って提出したい。それくらい素晴らしい。
ただ、叙述トリックって要するに、「作者が読者をだます」ものであって、「犯人が探偵(警察、世間)をだます」ものではないんだよね。もちろん前者もクオリティの高いものは面白いしすごいんだけど、犯人に対して敬意を払いたくなるわけではないから、「最高の推理小説」の域にまでは達しにくいなぁ、とは。面白いんだよ、めちゃくちゃおもしろいんだけどね。
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うーん、騙された~!
初めて読む作家さんで、予備知識なくさらさらと読み始めたのは失敗でした。
叙述トリック(という言葉も初めて知った)が仕掛けられていると知っていたら、もっと注意深く読んだのに!
犯人の異常性がテーマなのかと、何が原因でこうなったのかとそこばかりが気になり、また、同じような猟奇殺人が何件も事細かに綴られていたのに飽きて飛ばし気味に読んだため、文章の細かな細工に気が付かなかった~。
それ故、ラストの展開に頭がついていかず、解説読んでやっと理解するという…。なるほど~そういう事か~、な感想に。
我孫子武丸さん、次に読むときは心して読むことにしよう。