新装版　蛮社始末　闕所物奉行 裏帳合（二） みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、「身代わり吉右衛門」で小説クラブ新人賞佳作となり、小説家としてデビューされた本業の歯科医と兼業されている上田秀人氏の作品です。デビュー以来、「町奉行内与力奮闘記」シリーズや「織江緋之介見参」シリーズなどの興味深い歴史時代小説を次々に発表されています。同書は、全6巻からなる「関所物奉行 裏帳合」シリーズの第2弾で、内容は、目付・鳥居耀蔵の命を受けた榊扇太郎は、関所となった蘭方医・高野長英の屋敷から一通の書付を発見するところから話が始まります。何とそこには異国の力で幕府を倒す計画が描かれていたのです。仇敵を倒そうとする鳥居の陰謀と、大事にしたくない老中水野忠邦の狭間に困惑しながらも、真相究明に乗り出す扇太郎だったのですが、一体、どうなることでしょうか？続きは、ぜひ、同書をお読みください。