サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー7件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

お母さんの仕合せ

2011/11/03 08:56

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 娘たちが小さい頃、そのころようやく庶民の手にも届くようになったホームビデオでさかんに撮影したものですが、その彼女たちもすっかり大きくなって、その時のビデオは引出しの奥にひっそりと眠ったままです。
 でも、ビデオを見るまでもなく、鮮明に覚えていることがいくつかあって、それはそれで私と小さい娘たちの、ある意味蜜月であったと思い出されます。
 そのひとつが、小学一年生になった年の長女の誕生日のことです。
 友だち数人を招いてのささやかな誕生パーティー。妹を無視して友だちと遊んでばかりいる長女に腹が立って、つい長女を投げ飛ばしたこと。
 今から思えば、なんともひどい父親です。まだ小さい長女の、軽すぎた身体の重さまでが私の腕の記憶となって残っていますから、きっと長女も、これは直接彼女に聞いてはいないのでわかりませんが、父親への恨みとして残っているのではないかと、あれか何十年もたってまだびくびくしています。
 やはりそういうことは記憶から消えないのではないかしらん。

 本作は、『ルリユールおじさん』『大きな木のような人』などを描いた絵本作家いせひでこさんの児童文学ですが、マキちゃんというのは、いせさんの娘さんがモデルになっています。
 だから、マキちゃんのおかあさんは、いせさん自身がモデルになっていて、絵本を描く仕事をしているいそがしい母親として描かれています。
 目線は娘のマキちゃんですが、子育ての頃の自身への反省がはいった物語になっています。
 「おかあさんやっているより、おしごとをやっているときの方が多すぎるからいけないよ」と、マキちゃんは心の中で思うのですが、それはいせさん自身がマキちゃんが大きくなってから、母親として反省している文章だと思います。

 子育てをしている時は、母親は夢中だと思います。私は男ですから父親も夢中だといいたいところですが、やはり子育ては妻にまかせていた部分がたくさんあります、そんな母親だからこそ、その当時のことを思い出すことがいろいろあるのでしょう。
 病気をしたり、学校にいくのをいやがったり、おねしょをしたり、ねむらなかったり。子どもたちの生活の一つひとつが、母親の思い出とつながっています。

 でも、そんな子どもたちの小さい頃の思い出をいっぱい持っているお母さんこそ、一番仕合せなような気がします。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2011/10/08 20:49

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/10/10 16:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/01/12 09:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/05/04 11:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/05/24 22:23

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/04/16 22:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

7 件中 1 件~ 7 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。