0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キッスあーみー - この投稿者のレビュー一覧を見る
2019年3月21日の夜はに一気読み!
1970年生まれの私には80年代の描写はところどころわかるのが楽しい。
松尾さんの孤独が私の嫌いな某白い犬の会社社長との出会いで終わるのはズルい!
私も2049年から来た好青年に出会いたい。すべてアドバイスを受け入れて、世界を変えて、今9歳の男女の娘と息子のためにこの日本を輝かせたい!
いろんな妄想と、思わず笑える描写に溢れている楽しい本です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
突然1981年にタイムスリップした俊介。歴史を変えていいのかと思いながらも、未来の名曲をこの時代の新曲として発表し、大ヒットさせる。
81年時点での芸能・音楽やファッションなど、世の中が見えて、面白い。
ただ、ストーリーとしては、中途半端な気がした。音楽寄りの話で終わるわけでもなく、最後は意外な展開。ホテルニュージャパンがよく登場したので、翌年の火災が関係あるのかと思いきや、全くなかった。
続編があるのだろうか?
投稿元:
レビューを見る
読みやすく面白かったのだけど、こんなに時代を変えていいのか?という疑問と、音楽の話かと思ってたのに最後はインターネットの話で、まさかまさかの人物登場でちょっとびっくり。ここは有名アーティストを訪れるべきでは。とはいえ実在する歌手・プロデューサー・曲名など出てきて、懐かしく思いながら読んだ。
自分がまだ生まれてない過去に戻ったら何をしよう。生きていけるかな。不便な時代だからこそ、一生懸命人は生きるのかも。
投稿元:
レビューを見る
久々の『○○○○年の~』シリーズ。
シリーズとはいえ全部別々の作品で続き物では無いが、毎作ワクワクや感動でハズレがない。 …が、今回は残念だったなぁ。
冒頭でタイムスリップしちゃった時点で「あれ?」って感じがしたが、何かしら意味があるんだろうなと期待。
実在の楽曲や人物については作者が案じるほどの不快感も違和感も特には感じない。
小説だからこその作者の創作性だから。
でもなぁ…、結局この小説はタイムスリップ小説なのか音楽業界小説なのかネットビジネス業界小説なのかよくわからん。
なんでタイムスリップしたのかもわからなければ主旨も結論もわからないしまま終わってしまった。
そんなだからなのか、解説も小説の解説よりも登場する楽曲や1980年前後の音楽シーンの解説寄りになっちゃってる。
仕方ないよなぁ。
帯は…『歴史、変えちゃってすみませんっ!』とは主人公思ってなかったはずだけれど?
投稿元:
レビューを見る
もし今の自分が過去に戻って、未来のヒット曲をそこで披露したらどうなるのかな? と妄想したことがあるのですが、まさにそれをドンピシャで描いた本作。表紙のギター青年のジャケットがどうみても「バックトゥザフューチャー」のそれで、これはきっとタイムスリップものだと思って裏表紙のあらすじを見たらやっぱりそうで、即購入でした。
未来においてヒットした実績があっても、81年に受けるとは限らないわけで。そのことを自覚し、時代性を考慮して選んだ曲を、インターネットがない時代に限られた予算の中で苦労してヒットに結びつけるという期待通りの展開。
また、将来有名になる人物の無名時代の姿を垣間見れるところはタイムスリップものの醍醐味で、それらのエピソードには思わずニンマリ。
人間関係も含めて王道感のある設定と流れだったので、俊介と小夜子がくっつくのかなと思ってました。しかし、そこは意外な結末に。
と、ここまでは満足だったのですが、最終章でタイムスリップした意味が音楽ではなく、別のことだったという点がちょっと腑に落ちてないです。未来において顕在化するインターネットの潜在的問題点の是正がタイムスリップした意味であれば、S氏に会うまでの展開はそれにちなんだ内容になるのかなー、と。あるいは、インターネット云々は全く関係なくテーマは音楽に特化して、音楽に関連したエピローグにつながると思ったので、ちょっと疑問符が浮かんだままの読了となりました。
もし続編がすでに構想済みで、そこで上記疑問点が解消される内容が盛り込まれるとかだったら嬉しいのですが……
投稿元:
レビューを見る
発想としてはとても面白かった。
タイムスリップすることで起こる弊害としてこういうこともあるのか!と。
音楽はとても好きだから特に。
そしてただ知ってる曲を垂れ流してるだけの主人公にイラついたりして。
ただ、そのせっかくの設定がこう無駄遣いされてる感はあったかも…ちょっともったいなかった気がする
投稿元:
レビューを見る
タイムスリップもののオキテ破り!!!
タイムスリップした主人公は未来が変わらない様に行動を慎むのが原則ですが、本作の主人公の松尾君はレコード会社の女性ディレクターに頼まれて1981年に『世界に一つだけの花』や『赤いスイートピー』楽曲提供しちゃいます!?
1981年を生きてきた訳ではないのですかその時代のゆっくり流れる時間や不謹慎な事を言っても許される事や電話帳に住所が載っているなど面倒くさいけど面倒じゃない時代が羨ましいなぁと思います。
本作を読んで思った事は小室哲哉や東野圭吾は未来からタイムスリップしてきたんじゃないの!?と思っちゃいました。
それと、この本は19何年のシリーズに入るのでしょうか?
投稿元:
レビューを見る
2014年から1981年にタイムスリップした男が、81年には発表されていない名曲たちを新曲として発表していく…。
昔、タイムスリップした日本人のバンドが、当時未発表だったビートルズの曲をリリースするという漫画があったが、基本ラインは同じ。多少の罪悪感はありつつも、新曲としてリリースし、昔の人たちに熱狂的に受け入れられていく。1981年の世界でリリースされる名曲がどんな売れ方をするのかがとにかく楽しい。選曲に関しては異論もあるだろうが、そんなに違和感はない。ドリカムが入っていないのが不思議だなと思う程度。
1981年当時のことを少しでも知っていて音楽に多少なりとも興味を持っている人は楽しめる小説。当時のことを知らない世代でも、物語の展開が上手なので安心して楽しめるはず。
投稿元:
レビューを見る
知っている曲ばかりなので、五十嵐が、それらの曲にどういう評価を当てているかを興味深く読んだ。タイムトリップ物であって、すっきりしたオチが欲しい気もするのだが、ストーリーを意図的にfade outして、振り返った景色の中に置き去りにされるような印象がある。
投稿元:
レビューを見る
昨年観た映画「イエスタディ」に似た雰囲気の作品でした。
こちらはタイムスリップものなので、現代のネット社会の便利だけれど何となく気持ち悪い状態に対する問題提起が入っているのですが、そこはあくまでもオマケのような扱いでした。
自分としては音楽より現代の感覚で80年代を見た描写の方が興味深かった。確かに過度に情報に支配されている現代より、少し不便な時代の方がもっと考えたり工夫したり面白かったように思う。
投稿元:
レビューを見る
1981年にタイムスリップした青年が、"未来の曲"で大ヒット連発!歴史を変えてしまう葛藤と、その時代に生きる人々との交流と自身の決心を爽やかなタッチで描く、掟破りの痛快エンタメ小説。
流行歌は時代が生み出すが、名曲はいつの時代も色褪せない。曲のイントロも新鮮だし、最も大きな要素は歌詞にあると思う。人間の本質、永遠に変わらない心の部分に突き刺さるようなメッセージがその歌にはあるのでないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
未来にタイムスリップした俊介が、その未来で生きていくために、過去の世界で発表された楽曲を提供する。
それらはもちろん過去にヒットした作品ばかりなので、未来でもヒットする。
こう考えると、過去より未来にタイムスリップする方がいいのかな??(笑)
2020.06.25
投稿元:
レビューを見る
下北沢の町で、突然2014年から1981年に
タイムスリップした話。
タイムスリップものは、大好きで五十嵐貴久さんが
描くタイムスリップは、どんな世界だろうと
読み始めたら、止まらない止まらない。
たった30年で、こんなに世界観が違うのかと思うほどに
変化しすぎていた日本を改めて実感。
それが、『音楽』を通してみると、名曲というものは
どの時代でも人の心に突き刺さるのだと
これまた実感。
それにしても、過去にタイムスリップして、
未来に名曲として語りつがれる音楽を
自分が作詞作曲したとことにして、
世の中に出してしまって、それがやはり大ヒットしてしまうという、ハラハラドキドキな展開は、
なんだか、たまらなくワクワクした。
そして、こ、こ、こ、これは!?もしや!?
と、ちょっと触れただけで、この人あの人だよね?!
って分かっちゃう有名人が数名出てくるのだけど、
それがまた、とっても楽しくて面白くて。
主人公が名曲の中でも、この時代に通用する曲を
厳選しているところは著者の五十嵐貴久さんが
苦労して選んだ楽曲なのは、とてもとても
伝わってきた。
だけど、これ。
実際、未来に出るはずだった歌が
そのミュージシャンが発表する前に発表したとなると、
そのミュージシャンは、その曲を聴いたときに
どんな風に思うんだろう?とか、
これは、パクリの罪にはならないわけだよな。とか
真剣に考えこんだりしてしまって。
完全にこの世界に入り込んでしまいました。
ホントに面白かった!!
投稿元:
レビューを見る
イャ〜〜面白かった。
久しぶりの五十嵐さんだったが、大満足。
名作映画をモチーフにしているのは、五十嵐さんらしいところだが、今作も「バックトゥザフューチャー」へのリスペクトが垣間見えマス。著者自ら“あとがき”で述べていますが、ツッコミどころ満載で、読みながら「チャゲアスは?」とか「尾崎豊は?」とか「オフコースは?」とか「プリプリは?」とかぼやきます。そもそもサザン出すなら長渕剛も出せ、と。(ごめんなさい)
そのくらい物語に入り込んでしまったです。高校~大学とバンドを組んでいたので感情移入しまくりだったし、その思い出から感傷に浸りもしましたが、そういった要素を除外しても、面白かった。キャラもたっていたし、終盤の展開は予想外でした。
オチに一滴の不納得感があり☆4。も、
オスすすめ。
投稿元:
レビューを見る
タイトルからどの曲を最後の一曲に選ぶのか、と興味津々で読み進め...、なるほど...。当時、父親の影響でThe Beach Boysを聴きまくっていた私には、彼らの影響を受けた方々が出てくるのがツボでした。何かに熱中する人には魅かれちゃいますよね...。
ただ、これ、各所からクレーム入らなかったのだろうか。