電子書籍
み~んな自分を生きている
2020/03/01 08:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
大和俊介、柊子、航平。私はいつも、あなたたちの横にいました。家族。みんな違ってみんな良い。そんな物語でした。赤木さん、スズキノリコさんと幸せになってね。
でも、「自分」をしっかり持っていなければ手に入らないんですよね。幸せは。
いいお話しでした。
紙の本
文庫サイズ
2018/01/12 12:08
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
有川さんの作品には基本悪人がいない。
日常でのボタンの掛け違いから
普段「普通な」人の小市民的な一面が見えて、
そこから亀裂が広がって……
みたいな展開が多い。
などと改めて思ってしまったのは、
今作にはさすがに悪いやっちゃなあ、な方が登場したから。
「赤木ファイナンス」の面々に関してはほぼファンタジー。
わりと有川さんの本に関しては
単行本で買ってしまうことも多いのだけれど、
今作を見送ったのはそういう意味では正解だった。
それでもさすがは有川さんで読まされる。
田所家の顛末。
大和と折原。
どれもいちばんのかたちに収束していく。
投稿元:
レビューを見る
クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーに勤める俊介と柊子は元恋人。そんな二人を頼って近所の学童に通う航平がやってきた。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため奮闘する二人。そんな二人はある事件に巻き込まれてしまい物語はジェットコースターのように加速していきます。ささやかな願いすら叶わないクリスマスなんてあるもんか!幸せになるために必要なのはちょっとの勇気と素直になる心ですよ。
投稿元:
レビューを見る
すっきりさっぱりとしたハッピーエンドでした。「不幸の比べっこなんてしても仕方ない」おばさんのこの言葉が何度も出てきて心に沁みます。
夫婦仲がうまくいかないお父さんお母さんと息子の航平、結婚寸前だったのに彼女と別れてしまった大和、それぞれの生きてきた環境によって好きな人との結婚には様々な思い方があります。「どうせ誰もわかってくれないから」と壁をつくって篭りたくなるときもある。けれど自分が話すのを待ってくれてる人もいたんだと最後に大和が気付けたシーンはとても良かったです。
投稿元:
レビューを見る
なぜか単行本をスルーしていた作品。
でも、子どもが授かった今この時期に
読み出会えたことに感謝しよう。
不幸の比べっこはしないように。
過去の自分はわかってなかったな。
ひとりだけども、ひとりじゃないって、
こういうことなのかと、ふと思う。
投稿元:
レビューを見る
いや~、有川浩って久し振り。前は毎月のように読んでいたように思うけど…。
登場人物がそれぞれにイタくて、お話し全体もイタくて、読んでて多少キツいかな。
ストーリー展開もありがちで、最初の不穏なプロローグがあっても、行き先はなんとなく想像がつく。
でもって、子供を使ってこちらの涙腺緩ませるなんてのはズルいよな。
まあ、それがこの作者らしいところではあるけどな。
投稿元:
レビューを見る
クリスマスに倒産が決まっていた会社が主な舞台だけれど、そこがやっている学童保育にやってくる航平くんが話の中心なのかと思う。なかなかしっかり者で彼のために周りの大人達が奮闘。かなりドタバタなシーンがありちょっと期待外れな感じはした。そして有川さんらしいベタな恋愛話はないけれどドタバタを除けばほんわかな雰囲気で進み、そして終わる。
投稿元:
レビューを見る
キャロリングはCaroling。
いわゆるクリスマスキャロル…歓喜の歌声。
まさにそのとおり!
有川浩さんらしい甘い恋の物語が
ここまで大人の物語に成長するなんて!
読み終えた瞬間に はからずも
きれいな涙をこぼしそうになった。
最高!
追記
赤井さん。レイ。
彼らとその家族たちにも
幸せなクリスマスを過ごす日が
訪れますように。
投稿元:
レビューを見る
ほのぼのもあり、サスペンスもありで、安定の面白さだった。普通の男女の恋愛モノになりそうなところを、登場人物(ヤクザたち)を絡ませることでスリルのある作品にもしているのは新しい試みと感じた。
投稿元:
レビューを見る
銃をつきつけられ、命を狙われているシーンから始まるタイトルや表紙のほんわかイメージとはかけ離れた出だしに、まったく展開が予想つかずに読みはじめる。
クリスマスに廃業することが決まっている子供服メーカーの社員たちと、その企業が運営する学童に通う少年とその家族。みな、問題を抱えており、無事にクリスマスを迎えられるのかをハラハラ見守る。
投稿元:
レビューを見る
出てくる登場人物すべてが優しくて暖かくてすごく素敵でした。
ポロポロと泣けてしまいます。
切なさと暖かさ、両方を感じて胸がギューっとなるようなお話でした。
投稿元:
レビューを見る
久々に読める有川作品。
クリスマスの奇跡。
恋愛モノ方向の作品だとハートウォーミングな印象が強いけれど、この作品も。
家族、友達、仲間、いろいろな関係の間にいろいろな形があって、クリスマスに向かっていく。
倒産や誘拐など安易だったり雑だったりもするけれど、人の感情の表現は素晴らしいなぁと思った。
大和が『図書館戦争』の堂上とちょっと似てるかな?
帯は最悪。
これ、裏表紙のあらすじ読んだだけだってもうちょいマシなの書けるだろ!
作者にも作品にも失礼に感じた。
投稿元:
レビューを見る
現代版、クリスマスの奇跡の物語。
どこにいても腐らずいじけず頑張りましょう、という言葉が心にやさしく広がっていく。
だけど、家庭に潜む闇と傷つく子どもたちの物語でもある。
子どもだけど大人で、だけど子どもな小学校6年生の男の子がいい。
投稿元:
レビューを見る
一気読み。
有川さんらしい、いい人たちばかりが出てくるほっこりする物語。横浜の景色を思い出しながら読んで、自分の思い出とも重なって少しほろりとしました。
投稿元:
レビューを見る
誰もみなが優しくて、
誰もがみな情けない。
世の中って
こんなもんかも。
世の中って
そんなものかも。