投稿元:
レビューを見る
心に傷を負った人々の悪夢に入り、心の傷を美味しい料理に変えてくれる繕い屋、花ちゃんの話。私の悪夢も料理してほしくなる、よく悪夢見るんよなぁ。料理の描写がまぁ美味しそうで、読んでて癒されると共にお腹が空く。
投稿元:
レビューを見る
マヌルネコが出る本で調べたら出てきたので買ってみました。とても面白かったです。
ストーリーに出てくる料理が読んでいて美味しそうでした。
投稿元:
レビューを見る
2023.2.28 読了。
主人公・花が悪夢に悩まされ心に傷を負った人々を救っていく連続短編集。
すごくファンタジックな世界観なのだけれど、今ひとつ刺さらなかった。裏表紙のあらすじに「心温まる」とあったけれどそれほど感動もせず、一冊丸ごと不思議な世界でありその不思議の謎(というのだろうか?)が何一つ解決されないで終わってしまった……という感じでした。
投稿元:
レビューを見る
「温かな湖」
日々の疲れは癒されず。
あんな場所に毎日居たら気分は落ち込む一方だろうし、何一つ休まることはないだろうな。
「お菓子の家」
事実とは異なる内容で。
伝え方が上手かったのだろうが、出会った時に反論されたのなら一度冷静になるべきだろ。
「月と歩く」
食べたはずが再び空に。
弱った姿を見せないように頑張る様子を見る方も、何が正解か分からず辛かっただろう。
「呪いのようなもの」
逃げるのは良くない事。
両親の教えであったとしても、時と場合によって考え方を変えるのは大切なことだろうな。
「透明な夢の中に」
今にも壊れそうな状態。
これまでの行いが間違いだと自覚した時、思い出すだけでも恐ろしい過去になるのだろう。
投稿元:
レビューを見る
他人の悪夢の中に入り、心の傷を繕う繕い屋
悪夢の原因にはそれぞれの事情がある。
人の不幸は蜜の味というエグいひと言もありながら、美味しそうに調理されたたべものをたべ、消化する描写にメッセージ性も感じられました。
中でも、『逃げる』ことを『選択』として捉えるという言葉が印象的だった。
投稿元:
レビューを見る
可愛らしい装丁とファンタジーに癒しがあります。
うらすじより。ー消えない過去は食べて「消化」することで救われる。心温まる連作短編集です。
投稿元:
レビューを見る
いろいろ分からないことだらけだけど、悪夢の原因は美味しいって設定が面白い。
でも解決しても忘れられちゃうのは少し寂しいな。
投稿元:
レビューを見る
矢崎在美さんのファンタジー小説ですね。
矢崎在美さん(1985年、埼玉県生まれ)小説家、主にファンタジー小説、推理小説作家。
心に傷がある人を見つけて、心の傷を繕う、癒しの心温まる短編連作です。
平峰花は十九才の女子大生。彼女は心に傷がある人を見つけて、その傷を修復する特集能力がある。その方法は、傷のある人の夢の中に入って、悪夢を美味しい料理に替えて食べてもらうと云うもの!
花一人だけでは無く、不思議な猫(マルヌネコ)のオリオンと一緒に解決する。
癒しなのだが、彼女とオリオンの治療は、他人の夢の中で行うので危険が伴う。
五作の短編連作。
五作目の「透明な夢の中に」で、花とオリオンの秘密が少しずつ明らかになっています?
とても読みやすく、メルヘンがあり、ファンタジー小説の面白さを損なわず、ミステリアスな構成が良いですね。作者の矢崎さんが「夢の中」をテーマに書きたかった小説との事でしたが、優しく柔らかな文章が気持ち良く物語を綴ります。
続編があるとの事なので、そちらも覗いてみたいですね。ユーモアミステリーも書かれていて、幾つかのシリーズを物されています。
(この作品も、メメさんの本棚で見つけました。
メメさん、面白かったですよ。ありがとうございま
した。)