酒飲み書店員大賞受賞作
2025/01/12 20:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
酒飲み書店員大賞受賞作とのこと。そんな賞あったんやと思いました。そんなこの本ですが、何年か前まで会社の広報で社内報を作っていましたので、すごく親近感をもって読めました。自治体の広報紙作りに対してやる気を出したくないのに、ついついやる気を出してしまう主人公が、なんか良かったです!広報紙の目的や、そのための特集の切り口の大切さも、『そやねん!』と、すごく納得感がありました!続編もあるようなので、また読もうかな。
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田舎の町役場に新卒で就職した結子が、過去のトラウマから情熱を封じ惰性で広報紙作りをこなそうとするも結局頑張ってしまいながら、防災会、ゲームの舞台の聖地、難病と新興宗教信者等を取材する。軽くて跳ねるような読み心地と謎に留まらない程好い緊張感。原稿に赤を入れまくる毒舌上司が残念さを上回る二枚目オーラ。
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地方の特徴もない田舎町に就職した新人公務員の、広報紙作成にまつわるライトミステリー。
最終話まではそれぞれの謎とその回答を楽しめたが、最後の広報紙不要論を裏の裏の裏をかくような表現で非常にわかりにくい。
もっとシンプルにして欲しかったなぁ…。
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地方自治体の広報誌を作る新米広報マンが日々のちょっとした謎を解決する連作ミステリ。元広報マンとしてはミステリ要素以上に、お仕事小説として懐かしく、楽しく読みました。
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都会育ちの主人公が就職したのはド田舎の町役場広報課。
仕事に厳しく毒舌な上司との広報紙作りだけでも大変なのに、行く先々で田舎の洗礼とトラブルに巻き込まれる日々を描いたお仕事ミステリー。
コメディタッチの小説かと思いきや、今の日本が抱える地方の衰退の問題や地域創生にも鋭く切り込み、地方で生きる様々な人たちの思いや頑張りを描いた1冊でした。
主人公が地方の価値観にふれて都会で培った価値観を徐々に変えていくところが印象的で、それと比例して主人公が作る広報紙が少しずつ変わっていくのも印象的でした。
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表紙をみて、日常の謎解きかな…と勝手に推測してました。日常の謎解きではあるけどなかなか重い。
人間の内面のドロドロした部分を描いていて、がんばって努力してる彼女に対して「眩しすぎて一緒にいれない」なんて…周りの友達も悪く言うなんてそれは友達とは言わない。
なんか読んでてスッキリしない感じ。
話のメインは、役所の「広報」を作成する…って全く馴染みのないものだし、結局は大団円なんだろうけど…。なんだかなぁ…。
個人的には乗り切れませんでした。
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とんでもない田舎高宝町の役所に就職し広報課に配属された長身元バスケ部の新藤結子は一年間無難に仕事して東京にもどるつもりでこうほう日和の発刊を任される。
いろんな人に取材し、当初はこんな田舎の広報誌に価値を見出せない結子だったが、取材対象者の謎を解き明かし、同時にピンチに落ち入りながらも上司の伊達のチカラを借りながら仕事にやりがいを持ち始める。
最後はこうほう日和廃刊に追い込まれ、結子も悩むが…
2020/02/18 13:09
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町役場での広報誌作りをテーマにした連作短編どんでん返しもありミステリー、お仕事小説としても楽しめます。居酒屋の夜の出来事は謎のまま。
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注目されがたい「広報」という存在を改めて気づかせてくれた作品。登場人物全員の広報にかける思いや情熱が本当に素敵でした!
段々と結子が広報の魅力に気づいて積極的になっていくのに合わせて、結子を応援する気持ちがどんどん大きくなりました☺︎
謎解きや文章が分かりやすく、至る所に伏線が張り巡らされていて、とにかく読んでいて飽きないです!
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「広報」という自分には普段馴染みのないテーマを軸に物語が進んでいくのは新鮮だった。しかし、最後まで読んだ感想としてはタイトルに「謎解き」を入れる必要があったのかということ。素直にお仕事紹介小説として読んだほうがすんなり読めたのかもしれない
確かに作中に謎めいたことは起こるが、それを謎解きと括るのは違うのではないかな。
それを意識してか、終盤が本当に分かりにくくなってしまっている。
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謎を解いてみよう。
初版が平成30年で2版が令和5年。
昨今の「謎解きブーム」に乗っかって今なら売れるんじゃね?って感覚で店頭に並んだと日常的推理。
タイトルから広報誌で町興し謎解き(松丸くんとかの所謂「謎解き」)イベントを刊行するタイプの話と思ったら違った。
日常の謎よりなミステリ。
わけあって都会から、ド田舎の役場へ就職した女性が広報課に配属され広報誌作りに四苦八苦する話。
割と多いスタイルの流れの中で、謎も解決も割と普通な印象。
個人的には、もっとスッキリする結末が読みたかった印象。
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残念なんだけど、新社会人結子の、仕事をなめた姿勢が受け入れられず。しかも、それで選んだ職場が公務員?
某ドラマの決め台詞じゃないけど「公務員なめないでください」と言いたい。
でも、そんな結子採用された高宝町の住人たちは、なかなかに魅力的だったし。消防団の面々とか、商店主たちも個性的。
様々な謎に向き合って解決していく結子はなかなかのもの。
なのに、結子が仕事にそういうスタンスをとっている理由も、なんだかなぁ、という感じ。
まぁ、合わなかったのでしょうがない。次いこ。次。
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広報お仕事小説
主人公はだめだめタイプかと思いきや
まぁまぁ推理するなぁという印象。
単純にお仕事内容、頑張ります的な話ではなくて
財政も含めてリアルな感じが読みやすく感じた。
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東京から地方の役場に就職した主人公、
広報課に配属され広報誌を書くことになるが、、
町の人たちとの関わりから変化する主人公の心情や
過去のトラウマの克服など、お仕事小説として見どころ満載です!各章ごとに謎解きもあるのでミステリー好きの方にもおすすめです!
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読みやすかった。
実は情熱的で頑張り屋の主人公が、過去の恋や周囲からの評価で塞ぎ込む。頑張ることは駄目なこと、イタイことだと誤解して社会人一年目をスタート。
初めて作成する広報誌に悪戦苦闘するものの、やっぱり根は情熱的な頑張り屋さん。いろんな町の人に出会い、元の情熱的な姿に戻っていく、成長物語。