紙の本
憑き御寮
2020/02/29 13:00
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
高坂春菜と仙龍の100年前への真相を暴くところが面白かったです。コウイチも法被前から曳き屋の一員となり活躍するところも良かったです。昔の風習や狐憑きのこわさなどこりシリーズの面白さがわかる一冊だと思います。
電子書籍
ハラハラしました。
2019/01/26 00:51
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投稿者:たぬき - この投稿者のレビュー一覧を見る
怨霊、悪霊にとりころされる。小説として読んだのは初めてでしたが、ハラハラさせられました。座敷牢の中で死んだ娘、怨み 嫉みなど生きている時からのことが死んでも続く。悲しい話でもあるなと。大正、昭和初期なら実際あったかもしれないと。 生きているものと死んでいるものの境
物凄く遠いようで近いのかもしれないなと感じました。
他の作品も読んでみようと思います。
電子書籍
ヤンデレって迷惑
2019/02/03 13:49
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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでまず思ったのはヤンデレって周囲にとっては迷惑な存在だなぁということでした。
狐憑きの性質をヤンデレとみるか、個性とみるかは人それぞれだと思いますが、他人を顧みず己の欲のままに動くのはどうかと思う。
だけどそれが生まれ持った資質であって、もしかしたら本人自身も苦しんでいたかもしれませんね。
相変らずヘイトを集めそうな長坂さん。
今回もやってくれましたね。
でも、コーイチ君の言う通り、私も長坂さんってもしかしてサニワ?って思いました。
ハナちゃんがアゲのサニワと呼ばれるなら、反対に長坂さんはサゲのサニワ?
障りを良い方向に導けるのがハナちゃん。
障りを悪化させ、害をばからまかせるのが長坂さん。
そのくせ性格が無神経なせいで、害が及ばず。他の人が被害にあうというなんともはた迷惑存在。
電子書籍
憑き御寮
2018/10/21 17:50
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
サラッと読むのに最適
ホラーと書かれていますがそこまで怖くはないです。
主人公が仕事に責任感持っている大人で好感が持てます
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編というか、
ストーリー的には非常に盛り上がって、
3冊目の役割をきっちり果たしているように思うのだけれど、
キャラクター的には、
あれだけゴリゴリに減少に巻き込まれて、
曲がりなりにも仙龍に対して男性を感じていながら、
春菜の思考回路がいまだにズブの素人のままなのが気になる。
相手の生きる世界を理解しようともせず思いだけ募らせる女、
みたいな像が頭で結ばれてしまっていまいち物語に浸かれない感じ。
あと、今回は長坂が痛い目を見た回扱いかもしれないけれど、
もっと直接的に害を受けないと溜飲は下がらないなー。
電子書籍
ラスト
2019/02/01 08:40
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
結末が気になってしまって途中で読むのを止めることができないで、一気に読んでしまいました。おもしろかった。
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シリーズ3作目!とても面白かった。
春菜さんのサニワも意識的に活躍して仙龍さんの命がけの花嫁祓いに一役かっています。
それにしても小林教授は何でも知っている…
次巻の予告がなかったのが残念です。
次も楽しみ!
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御寮というのは建物のことではなくて、裕福な家庭の妻や子女を指す古い言葉でした。寮が舞台だとばかり思ってた勘違い!
シリーズ三作目でしたが、面白かったです。じっとりとした不穏な湿り気を帯びながらも、艶やかで美しいイメージが終始散りばめられていました。紅葉に彩られた庭園の風景、秋の月夜、絢爛豪華な着物、婚礼のしつらえ、などなど。描写に艶があり、リアルなので、読んでいて目にも愉しい感じです。
民俗的な事柄を作中にふんだんに取り入れているのも、興味深かった。奉公人の暮らしぶりや、憑き物筋のあたりなど、特に。
主人公と仙龍の関係が少女漫画の王道パターンを彷彿とさせ、若干気恥ずかしくなったりします。
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自分できっかけを作っておいて祟りや呪いを全く気にしない人、はねつける人っているのね。今回はそんなに怖くなかった。自分の想像力が追いつかないだけか、シリーズに慣れたのか。仙龍の前に現れた謎の美女の正体がわかってすっきり。
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安定して面白いシリーズ。怖いけど安心して読めるホラー。建物の過去の因縁と女の幽霊の正体を紐解いていく中で、一見関係なさそうな男の幽霊話の読み解きが繋がっていくのは面白かった。加えて土地の問題に科学的な知見が入ったりするのも興味深い。湿り気のある生々しい怖さで一つ一つの怪談じみたエピソードがやたら怖い。一方で主人公サイドの恋愛感情も盛り上がってくるのですが、執着という点で怪異と主人公の感情がリンクしている構図は上手い。今回は人の執着の業の深さが肝ですが、一番ぞわっとしたのは、解決の重要な情報を提示してくれた怨霊の生前を知るあの人が、いまだ過去の業に囚われているとわかるところ。諦めて受け入れながら長い年月生きている間ずっと囚われてきたんですよね。
キャラクターにもかなり愛着が出てきて続きに期待。コーイチ和むよ。
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待ってました、シリーズ3作目。今作も怖〜いけど面白かった。パグ男がやらかして大変な事がおきるわけですが本人には何も障りが起きない(熱も因縁絡みではなかったようですし)事に腹が立ってしょうがないです。それにしても女の嫉妬、執念は恐ろしい。春菜の気持ちもはっきりして次作どうなるか気になります。
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2018/3/28
これはおもしろい。
仙龍がかっこよすぎる。
春菜もかわいくて、彼女持ちじゃなくてよかったねぇとニマニマしてしまう。
そしてパグ男にはもっとひどい目に遭えとついつい呪ってしまう。
完全に思う壺やん。
こんだけキャラを愛してしまえばもう後は何やってもOKなんだけどお祓いのほうも先が気になるおもしろさなのよね。
コミック化すればいいと思います。
かっこいい仙龍を絵で見たい。
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今いちばん楽しみにしているシリーズ。1作目はまぁまぁでした。2作目で魂を射貫かれ、この3作目もむせび泣き。
広告代理店勤務の春菜が今回担当するのは、博物館として公開されているかつての豪商の屋敷における展示。これまで閉鎖していた蔵も利用して展示場を広げるらしい。ところが作業中の職人が相次いで変死。さぁ、イケメン曳き屋・仙龍の出番です。
たいして怖くないと思っていたけれど、夜読むとちょっとビビる。アウトドアだった2作目に対し、この3作目は怨念のこもる屋敷の中の話だからか。しかしこのシリーズは不必要に意味深なオチなどはないので、安心して読めます。
おどろおどろしいのに明るいキャラの登場人物が多く、笑えるところも好き。春菜ちゃん頑張れ。仙龍さん、イヤやで、死んだら。
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あの世とこの世の間(マ)で命を張る、
仙龍、春奈、コーイチ、和尚、教授。再び登場!
今回の悪しき因縁は、おぞましき女の執念。
また、春奈の天敵、長坂が余計なことをしてくれるのだが、近頃は、春奈も決して負けてはいない。
長坂がやり込められる場面は、スッとする。
人の執着というものは、実に凄まじいものだと、震えがくる。
生、性、物、色…ネバつくような欲が執着へと変わるとき、その想いはその場にべたっとはりつく。
幸せなことに、怨念に変わるほどの執着を持ったことも、出会ったこともない。
はるか昔、人が平気で虐げられる社会では、人の黒い瘴気は、簡単に怨念を呼ぶのかもしれない。
だが、 陰温羅流の因縁切りの儀式は、圧倒的な力で迫ってくる。
そして、厳かだ。
「生者の命と死者の魂が邂逅」するその場は、相手が怨霊とはいえ、とてつもなく、切なく、悲しい。
そして、今回、初めて、サニワとしての春奈の活躍を見ることができた。
あっぱれ、春奈!
春奈と仙龍との関係も進みそうな予感で、ますます目が離せない。
博物館となっているかつての豪商、藤沢家の屋敷で展示を開催するため、改修工事を行うことになった。
高沢春奈が勤めるアーキテクツは、展示プロジェクトを
担当するが、その藤沢家では職人が立て続けに変死をとげた。
どちらも、帯締めや振袖を首に巻き付けていたという。
そしてその顔は笑っているかのようだった…。
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シリーズ三作目。今回も嫌だなあ……のっけから嫌な雰囲気が漂いっぱなし。夜中に読むのは要注意。しかし、いったん読み始めたら読む手は止まりません。
藤沢本家の蔵と離れと座敷牢……想像するだけでもぞくぞくと寒気を感じてしまうような情景なのに、なんてことをしてくれるんだパグ男! これはひどい。そして起こった災厄もひどいし。仙龍の父・昇龍すら祓えずに封じるだけだったというのは、ほぼ最大級の脅威なのではないでしょうか。いったいどうなるんだ。
もちろん死霊のホラーとしての怖さも充分すぎるほどに感じることはできるのですが。この娘たち……生きてた時の妄念もこれまたあまりに怖いんですが。シリーズ中一番怖い。ラストの緊迫感もシリーズ最大級。しかし春菜の頑張りには勇気づけられた感がありました。なので嫌な怖さが思ったよりは後を引かなかったのは良かったです。